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公開番号2024100288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004167
出願日2023-01-13
発明の名称回転駆動システム
出願人株式会社サタケ
代理人個人,個人
主分類F16H 7/20 20060101AFI20240719BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】蛇行制御プーリの動作が不安定になるのを抑制可能な回転駆動システムを提供する。
【解決手段】回転駆動システム1は、第1平ベルトB1により回転駆動される第1状態と、第2平ベルトB2により回転駆動される第2状態との切り替え可能に構成されている。また、回転駆動システム1は、ボス部29、プーリ部31及びベアリング31が枢軸C2周りを揺動することを規制する規制部材26を備えている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
第1駆動源により回転駆動される第1駆動プーリと、第2駆動源により回転駆動される第2駆動プーリと、前記第1駆動プーリと第1従動プーリとに巻き掛けられた無端状の平ベルトと、前記第2駆動プーリと第2従動プーリとに巻き掛けられた無端状の他の平ベルトと、枢軸周りを揺動可能かつ前記平ベルトが巻き掛けられたプーリ本体を有する蛇行制御プーリと、を備え、前記平ベルトにより前記第1従動プーリが回転駆動される第1状態と、前記他の平ベルトにより前記第2従動プーリが回転駆動される第2状態とを切り替え可能に構成された回転駆動システムであって、
前記プーリ本体が前記枢軸周りを揺動することを規制する規制部材を備えていることを特徴とする回転駆動システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転駆動システムにおいて、
前記平ベルトの周回移動方向の下流側において前記蛇行制御プーリの次に隣接されるとともに、前記平ベルトの張設状態を調整可能なテンションプーリを備え、
前記切り替えの際には、前記テンションプーリの位置が変更されることを特徴とする回転駆動システム。
【請求項3】
請求項1に記載の回転駆動システムにおいて、
前記プーリ本体は、前記平ベルトが巻き掛けられるとともに、プーリ軸によって、回転軸周りを回転自在かつ前記枢軸周りに揺動自在に支持されたプーリ部と、前記プーリ部と前記プーリ軸との径方向間に配設されるとともに、前記枢軸周りを前記プーリ部と一体に揺動するよう構成されたボス部と、を備え、
前記規制部材には、前記ボス部における前記プーリ軸の延び方向一側の端面及び前記プーリ軸の延び方向他側の端面の少なくとも一方に設けられた被接触面部と接触可能な接触面部が備えられていることを特徴する回転駆動システム。
【請求項4】
請求項3に記載の回転駆動システムにおいて、
前記規制部材は、弾性変形可能であり、かつ、前記接触面部が前記ボス部の前記被接触面部と接触するように付勢されていることを特徴とする回転駆動システム。
【請求項5】
請求項3に記載の回転駆動システムにおいて、
前記ボス部は、前記プーリ軸と相対回転不能に構成されていることを特徴とする回転駆動システム。
【請求項6】
請求項3に記載の回転駆動システムにおいて、
前記規制部材は、前記プーリ本体に沿ってU字状に延びる板状で構成され、
前記規制部材は、前記プーリ本体よりも前記プーリ軸の延び方向一側の部位が被固定部に固定されるとともに、前記プーリ本体よりも前記プーリ軸の延び方向他側の部位には前記接触面部が設けられ、
前記接触面部には、第1嵌合部が設けられ、
前記プーリ軸の先端部分には、第2嵌合部が設けられ、
前記第2嵌合部は、前記枢軸が前記平ベルトに対して所定の傾斜角で傾倒している姿勢において前記第1嵌合部と嵌合するように構成されていることを特徴とする回転駆動システム。
【請求項7】
請求項6に記載の回転駆動システムにおいて、
前記規制部材における前記プーリ軸の延び方向他側の部位には、センサ取付部が設けられ、
前記センサ取付部には、振動センサが取り付けられていることを特徴とする回転駆動システム。
【請求項8】
請求項6に記載の回転駆動システムにおいて、
前記規制部材は、前記プーリ部の外周面における前記平ベルトが巻き掛けられた部位とは周方向にずれた部位の外周側の位置に配設されていることを特徴とする回転駆動システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、平ベルトによって従動プーリを回転駆動する回転駆動システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられた平ベルトの蛇行制御が可能な蛇行制御プーリが知られている。例えば、特許文献1で開示されている蛇行制御プーリは、当該蛇行制御プーリに設けられたプーリ本体が枢軸周りを揺動することで、該プーリ本体に巻き掛けられた平ベルトの蛇行を制御するようになっている。
【0003】
また、2つの駆動系統を有する回転駆動システムが知られている。例えば、特許文献2で開示されている回転駆動システムでは、第1駆動プーリ及び第1従動プーリに巻き掛けられた平ベルトと、第2駆動プーリ及び第2従動プーリに巻き掛けられた他の平ベルトとを備え、平ベルトにより第1従動プーリが回転駆動される第1状態と、他の平ベルトにより第2従動プーリが回転駆動される第2状態とに切り替え可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6608231号公報
特許第7074220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、例えば、他の平ベルトにより第2従動プーリが回転駆動される第2状態から平ベルトにより第1従動プーリが回転駆動される第1状態に切り替えが行われたときに、平ベルトが巻き掛けられた蛇行制御プーリの動作が不安定となり、例えば、プーリ本体が枢軸周りを必要以上に左右に揺動するハンチングが発生するおそれがある。
【0006】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、蛇行制御プーリの動作が不安定になるのを抑制可能な回転駆動システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、蛇行制御プーリのプーリ本体の揺動を規制可能な規制部材を設けたことを特徴とする。
【0008】
具体的には、第1駆動源により回転駆動される第1駆動プーリと、第2駆動源により回転駆動される第2駆動プーリと、前記第1駆動プーリと第1従動プーリとに巻き掛けられた無端状の平ベルトと、前記第2駆動プーリと第2従動プーリとに巻き掛けられた無端状の他の平ベルトと、枢軸周りを揺動可能かつ前記平ベルトが巻き掛けられたプーリ本体を有する蛇行制御プーリと、を備え、前記平ベルトにより前記第1従動プーリが回転駆動される第1状態と、前記他の平ベルトにより前記第2従動プーリが回転駆動される第2状態とを切り替え可能に構成された回転駆動システムを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0009】
すなわち、第1の発明では、前記プーリ本体が前記枢軸周りを揺動することを規制する規制部材を備えていることを特徴とする。
【0010】
第2の発明では、第1の発明において、前記平ベルトの周回移動方向の下流側において前記蛇行制御プーリの次に隣接されるとともに、前記平ベルトの張設状態を調整可能なテンションプーリを備え、前記切り替えの際には、前記テンションプーリの位置が変更されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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