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公開番号2024098949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-24
出願番号2023148824
出願日2023-09-13
発明の名称動力伝達装置
出願人株式会社エフ・シー・シー
代理人個人
主分類F16D 43/08 20060101AFI20240717BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】遠心クラッチ手段の部品点数を削減して製造コストを低減させることができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】ウェイト部材10が外径側位置にあるとき駆動側クラッチ板6と被動側クラッチ板7とを圧接させてエンジンの駆動力を車輪に伝達可能な状態とするとともに、ウェイト部材10が内径側位置にあるとき駆動側クラッチ板6と被動側クラッチ板7との圧接力を解放させてエンジンの駆動力が車輪に伝達されるのを遮断し得る動力伝達装置であって、保持部材11は、ウェイト部材10の径方向の移動を案内するとともに、軸方向の移動を規制する規制部11cが形成されたものである。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
車両のエンジンの駆動力で回転する入力部材と共に回転し、複数の駆動側クラッチ板が取り付けられたクラッチハウジングに収容され、車両の車輪を回転させ得る出力部材と連結されたクラッチ部材と、
前記クラッチ部材に対して接近または離隔可能に設けられ、かつ前記駆動側クラッチ板と交互に配置された複数の被動側クラッチ板の少なくとも一部を保持し、かつ、前記駆動側クラッチ板および前記被動側クラッチ板を押圧可能なプレッシャ部材と、を具備し、前記クラッチハウジングの回転に伴う遠心力により内径側位置から外径側位置に移動可能とされたウェイト部材と、前記ウェイト部材が前記内径側位置から前記外径側位置に移動することにより前記駆動側クラッチ板及び前記被動側クラッチ板を圧接させる方向に移動する圧接部材と、前記ウェイト部材を前記内径側位置と前記外径側位置との間で径方向に移動可能に保持する保持部材とを有する遠心クラッチ手段と、
を具備し、前記ウェイト部材が前記外径側位置にあるとき前記駆動側クラッチ板と前記被動側クラッチ板とを圧接させて前記エンジンの駆動力を前記車輪に伝達可能な状態とするとともに、前記ウェイト部材が前記内径側位置にあるとき前記駆動側クラッチ板と前記被動側クラッチ板との圧接力を解放させて前記エンジンの駆動力が前記車輪に伝達されるのを遮断し得る動力伝達装置であって、
前記保持部材は、前記ウェイト部材の径方向の移動を案内するとともに、軸方向の移動を規制する規制部が形成されたことを特徴とする動力伝達装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ウェイト部材は、ウェイト部材側勾配面が形成されるとともに、前記規制部は、前記ウェイト部材側勾配面と対峙する規制部側勾配面を有することを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
【請求項3】
前記規制部は、前記ウェイト部材が前記圧接部材側に移動することを規制することを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
【請求項4】
前記規制部側勾配面が、前記ウェイト部材の径方向の移動を案内するとともに、前記ウェイト部材の軸方向の移動を規制することを特徴とする請求項2記載の動力伝達装置。
【請求項5】
前記ウェイト部材は周方向に複数設けられており、前記ウェイト部材の周方向における両側面に前記ウェイト部材側勾配面が形成されるとともに、前記規制部の周方向における両側面に前記規制部側勾配面が形成されていることを特徴とする請求項2記載の動力伝達装置。
【請求項6】
前記規制部における前記ウェイト部材を案内する部位とは異なる部位に、前記ウェイト部材の抜け止めを行う部位を設けたことを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
【請求項7】
前記ウェイト部材は周方向に複数設けられており、前記規制部の周方向における両側部に、前記ウェイト部材の抜け止めを行う部位が形成されていることを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
【請求項8】
前記ウェイト部材側勾配面および前記規制部側勾配面は、平面から形成されていることを特徴とする請求項2記載の動力伝達装置。
【請求項9】
前記規制部は、前記保持部材に一体形成された部位から成ることを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
【請求項10】
前記保持部材は、前記規制部と対峙する部位に開口が形成されたことを特徴とする請求項9記載の動力伝達装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、任意に入力部材の回転力を出力部材に伝達させ又は遮断させ得る動力伝達装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の動力伝達装置として、例えば特許文献1で開示されているように、クラッチハウジングの回転に伴う遠心力で内径側位置から外径側位置に移動することにより駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させ得るウェイト部材を具備した遠心クラッチ手段について提案されている。そして、ウェイト部材は、保持部材に保持されるとともに、内径側位置と外径側位置との間を移動可能とされている。かかる従来の動力伝達装置によれば、エンジンの駆動に伴ってクラッチハウジングが回転することにより、ウェイト部材に遠心力を付与させることができ、駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させてエンジンの駆動力を車輪に伝達させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-30211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の動力伝達装置に配設された遠心クラッチ手段は、ウェイト部材を覆って軸方向の抜け止めをするためのカバー部材などを必要とするため、部品点数が増加してしまうとともに、少なくとも部品点数の増加分だけ製造コストが嵩んでしまうという不具合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、遠心クラッチ手段の部品点数を削減して製造コストを低減させることができる動力伝達装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、車両のエンジンの駆動力で回転する入力部材と共に回転し、複数の駆動側クラッチ板が取り付けられたクラッチハウジングに収容され、車両の車輪を回転させ得る出力部材と連結されたクラッチ部材と、前記クラッチ部材に対して接近または離隔可能に設けられ、かつ前記駆動側クラッチ板と交互に配置された複数の被動側クラッチ板の少なくとも一部を保持し、かつ、前記駆動側クラッチ板および前記被動側クラッチ板を押圧可能なプレッシャ部材と、を具備し、前記クラッチハウジングの回転に伴う遠心力により内径側位置から外径側位置に移動可能とされたウェイト部材と、前記ウェイト部材が前記内径側位置から前記外径側位置に移動することにより前記駆動側クラッチ板及び前記被動側クラッチ板を圧接させる方向に移動する圧接部材と、前記ウェイト部材を前記内径側位置と前記外径側位置との間で径方向に移動可能に保持する保持部材とを有する遠心クラッチ手段と、を具備し、前記ウェイト部材が前記外径側位置にあるとき前記駆動側クラッチ板と前記被動側クラッチ板とを圧接させて前記エンジンの駆動力を前記車輪に伝達可能な状態とするとともに、前記ウェイト部材が前記内径側位置にあるとき前記駆動側クラッチ板と前記被動側クラッチ板との圧接力を解放させて前記エンジンの駆動力が前記車輪に伝達されるのを遮断し得る動力伝達装置であって、前記保持部材は、前記ウェイト部材の径方向の移動を案内するとともに、軸方向の移動を規制する規制部が形成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の動力伝達装置において、前記ウェイト部材は、ウェイト部材側勾配面が形成されるとともに、前記規制部は、前記ウェイト部材側勾配面と対峙する規制部側勾配面を有することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の動力伝達装置において、前記規制部は、前記ウェイト部材が前記圧接部材側に移動することを規制することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の動力伝達装置において、前記規制部側勾配面が、前記ウェイト部材の径方向の移動を案内するとともに、前記ウェイト部材の軸方向の移動を規制することを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の動力伝達装置において、前記ウェイト部材は周方向に複数設けられており、前記ウェイト部材の周方向における両側面に前記ウェイト部材側勾配面が形成されるとともに、前記規制部の周方向における両側面に前記規制部側勾配面が形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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