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公開番号2024098305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023001724
出願日2023-01-10
発明の名称重金属の不溶化方法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類B09B 3/25 20220101AFI20240716BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】貯留液に混じった重金属の不溶化処理の省力化を図ることである。
【解決手段】貯留液に混じった重金属の不溶化方法であって、前記貯留液に、不溶化材を含むスラリーを添加する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
貯留液に混じった重金属の不溶化方法であって、
前記貯留液に、不溶化材を含むスラリーを添加することを特徴とする重金属の不溶化方法。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
請求項1に記載の重金属の不溶化方法であって、
前記貯留液が、工事終了後の余剰な安定液であり、
前記スラリーを、工事敷地内に設置された安定液プラント設備を構成する複数の液槽のうちの少なくとも1つに投下することを特徴とする重金属の不溶化方法。
【請求項3】
請求項1に記載の重金属の不溶化方法であって、
前記重金属が砒素であり、前記スラリーが石灰系不溶化材を含むことを特徴とする重金属の不溶化方法。
【請求項4】
請求項3に記載の重金属の不溶化方法において、
前記スラリーと前記貯留液の混合量に対して、前記石灰系不溶化材が1重量%以上5重量%以下含まれることを特徴とする重金属の不溶化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、掘削を伴う工事などで使用された重金属の不溶化方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
杭や連続地中壁などを構築する工事では孔壁や掘削溝壁の安定、掘削土砂の運搬分離、コンクリートとの置換を目的として、水(作液水)、ベントナイト、ポリマー、分散剤等からなる安定液が使用される。安定液は、例えば特許文献1で示すように、工事現場の敷地内に設置された安定液プラント設備で、製造・供給・循環・回収・調整などが集中的に処理される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-186172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、安定液プラント設備で処理される安定液は、工事の過程で繰り返し使用されるごとに機能の劣化を生じる。最終的に品質管理値を満たさない安定液は、安定液プラント設備内に用意された廃棄槽に一時貯留したのち、廃棄となる。また、工事終了後に余剰となった安定液プラント設備内の安定液も、同様に廃棄となる。
【0005】
安定液を廃棄する際には、pHや浮遊物質量(SS)などが下水道放流基準に適合するよう様々な処理を行うが、重金属が混じっている場合にはさらに、不溶化処理を実施する必要が生じる。ところが、安定液プラント設備内の余剰な安定液を不溶化処理する技術が確立されておらず、多大な手間を要していた。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、貯留液に混じった重金属の不溶化処理の省力化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため本発明の重金属の不溶化方法は、貯留液に混じった重金属の不溶化方法であって、前記貯留液に、不溶化材を含むスラリーを添加することを特徴とする。
【0008】
本発明の重金属の不溶化方法は、前記貯留液が、工事終了後の余剰な安定液であり、前記スラリーを、工事敷地内に設置された安定液プラント設備を構成する複数の液槽のうちの少なくとも1つに投下することを特徴とする。
【0009】
本発明の重金属の不溶化方法は、前記重金属が砒素であり、前記スラリーが石灰系不溶化材を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の重金属の不溶化方法は、前記スラリーと前記貯留液の混合量に対して、前記石灰系不溶化材が1重量%以上5重量%以下含まれることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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