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公開番号2024095360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212589
出願日2022-12-28
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240703BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】カッターによりシートを切断する場合でも、シートからカッターへの異物の付着を抑制することができ、カッターの切断性能や耐久性などのカッター特性が低下するのを抑えることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置(1)は、画像形成部(4)と、排出ローラ(40A)と、カッター(100)と、制御部(C)と、を備える。制御部(C)は、切断処理を実行する前に、シート(S)の切断位置に画像が形成されるか否かについて判断する判断処理を実行し、判断処理にて、シート(S)の切断位置に画像が形成されると判断した場合、切断処理時のシート(S)からカッター(100)への異物の付着を抑制する抑制処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成部と、
シートの搬送方向において画像形成部の下流側に配置され、シートを画像形成装置外に排出するための排出ローラと、
前記搬送方向において前記画像形成部の下流側のカッター位置に配置され、シートを切断するカッターと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記排出ローラを回転させて前記画像形成部を通過したシートを搬送し、シートの切断位置が前記カッター位置に到達した際に前記排出ローラを停止させ、その後、前記カッターによりシートを切断する切断処理と、
前記切断処理を実行する前に、シートの切断位置に画像が形成されるか否かについて判断する判断処理と、
前記判断処理にて、シートの切断位置に画像が形成されると判断した場合、前記切断処理時のシートから前記カッターへの異物の付着を抑制する抑制処理とを実行する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
印刷ジョブを受信する受信部を、さらに備え、
前記制御部は、
前記判断処理では、前記受信部にて受信した前記印刷ジョブに含まれる、前記画像形成部によってシートに印字される印字データを基に、シートの切断位置に画像が形成されるか否かについて判断する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
シートに形成された画像を検出する検出センサを、さらに備え、
前記制御部は、
前記判断処理では、前記検出センサの検出結果を基に、シートの切断位置に画像が形成されるか否かについて判断する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
操作受付部を、さらに備え、
前記制御部は、
前記判断処理では、前記操作受付部が受け付けたシートの切断位置を基に、シートの切断位置に画像が形成されるか否かについて判断する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送方向において前記画像形成部の下流側に配置され、加熱回転体と、前記加熱回転体を加熱するヒータと、前記加熱回転体との間でニップ部を形成する加圧回転体とを有し、シートに画像を定着させる定着部と、
少なくとも前記加熱回転体または前記加圧回転体に駆動力を伝達するメインモータと、をさらに備え、
前記排出ローラは、前記搬送方向において前記定着部の下流側に配置され、
前記カッター位置は、前記搬送方向において前記定着部の下流側であり、
前記制御部は、
前記加熱回転体の目標温度がシートに画像を定着させる印字温度となるよう前記ヒータを制御し、
前記加熱回転体または前記加圧回転体を回転させてシートを搬送するよう前記メインモータを制御するモータ制御処理を実行可能であり、
前記切断処理において、前記排出ローラを回転させて前記ニップ部を通過したシートを搬送し、シートの切断位置が前記カッター位置に到達した際に前記排出ローラを停止させ、その後に、前記カッターによりシートを切断する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記抑制処理として、シートの切断位置が前記ニップ部を通過するタイミングに応じて、前記加熱回転体の目標温度を前記印字温度より高い第1温度として前記ヒータを制御する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
シートの先端が前記ニップ部を通過後、且つシートの後端が前記ニップ部を通過するより前の所定の範囲で、前記加熱回転体の目標温度を前記第1温度としてヒータを制御する、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、
シートの切断位置が前記ニップ部を通過した後、前記加熱回転体の目標温度を前記印字温度として前記ヒータを制御する、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像形成部は、感光ドラムを有し、
前記搬送方向において前記感光ドラムの上流側に配置され、シートを搬送する複数の搬送ローラのうち、前記感光ドラムに最も近い搬送ローラであるレジストレーションローラと、
前記搬送方向において前記感光ドラムと前記レジストレーションローラとの間に配置され、シートの通過を検知可能なシートセンサとを、さらに備え、
前記制御部は、
前記シートセンサがシートを検知した時点に基づいて、前記加熱回転体の目標温度を前記第1温度として前記ヒータを制御する、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記定着部を通過したシートを前記画像形成部に向けて再搬送するための再搬送経路を、さらに備え、
前記制御部は、
前記抑制処理として、前記定着部を通過したシートを前記再搬送経路に搬送する、請求項5に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真プリンタなどの画像形成装置としては、画像形成対象のシートを加熱して現像剤像を定着させる定着器を備えたものが知られている。また、従来の画像形成装置として、例えば、下記特許文献1には、定着部の上方に設けられ、用紙が排出される排出部、及び定着部と排出部との間に設けられ、用紙を切断するカッターを設けることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-362823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記従来技術では、シートの画像の形成位置によっては、カッターにシート上の画像からトナーやインクなどの異物が付着する可能性がある。このため、上記従来技術では、カッターによるシートの切断性能やカッターの耐久性などのカッター特性が低下する可能性がある。
【0005】
本開示は、カッターによりシートを切断する場合でも、シートからカッターへの異物の付着を抑制することができ、カッターの切断性能や耐久性などのカッター特性が低下するのを抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、シートの搬送方向において画像形成部の下流側に配置され、シートを画像形成装置外に排出するための排出ローラと、前記搬送方向において前記画像形成部の下流側のカッター位置に配置され、シートを切断するカッターと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記排出ローラを回転させて前記画像形成部を通過したシートを搬送し、シートの切断位置が前記カッター位置に到達した際に前記排出ローラを停止させ、その後、前記カッターによりシートを切断する切断処理と、前記切断処理を実行する前に、シートの切断位置に画像が形成されるか否かについて判断する判断処理と、前記判断処理にて、シートの切断位置に画像が形成されると判断した場合、前記切断処理時のシートから前記カッターへの異物の付着を抑制する抑制処理とを実行する。
【0007】
上記構成によれば、シートの切断位置に画像が形成されている場合でも、切断処理の際にシートからカッターへの異物の付着を抑制することができ、カッターの切断性能や耐久性などのカッター特性が低下するのを抑えることができる。
【0008】
本開示の画像形成装置は、印刷ジョブを受信する受信部を、さらに備え、前記制御部は、前記判断処理では、前記受信部にて受信した前記印刷ジョブに含まれる、前記画像形成部によってシートに印字される印字データを基に、シートの切断位置に画像が形成されるか否かについて判断してもよい。
【0009】
上記構成によれば、制御部は、印刷ジョブに含まれる印字データを基に判断処理を実行するので、判断処理を精度よく行うことができる。これにより、切断処理の際にシートからカッターへの異物の付着をより確実に抑制することができ、カッター特性の低下をより確実に抑えることができる。
【0010】
本開示の画像形成装置は、シートに形成された画像を検出する検出センサを、さらに備え、前記制御部は、前記判断処理では、前記検出センサの検出結果を基に、シートの切断位置に画像が形成されるか否かについて判断してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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