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公開番号
2024094213
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-09
出願番号
2023118831
出願日
2023-07-21
発明の名称
ガラス管及び医薬品容器
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
主分類
C03C
3/091 20060101AFI20240702BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】化学的耐久性、イオン交換性能、成形性を高いレベルで兼ね備えたアルカリアルミノケイ酸塩ガラスのガラス管を創案する。
【解決手段】本発明のガラス管は、ガラス組成として、モル%で、SiO
2
60~85%、Al
2
O
3
1~20%、B
2
O
3
0~5%、Li
2
O+Na
2
O+K
2
O 1~20%、MgO+CaO+SrO+BaO 0~5%を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス組成として、モル%で、SiO
2
60~85%、Al
2
O
3
1~20%、B
2
O
3
0~5%、MgO+CaO+SrO+BaO 0~5%、Li
2
O+Na
2
O+K
2
O 1~20%を含有することを特徴とするガラス管。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
Al
2
O
3
の含有量が1~10モル%であることを特徴とする請求項1に記載のガラス管。
【請求項3】
MgOの含有量が0~1モル%、CaOの含有量が0~0.5モル%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
【請求項4】
Li
2
Oの含有量が0~10モル%、Na
2
Oの含有量が0.1~15モル%、K
2
Oの含有量が0~5モル%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
【請求項5】
SnO
2
の含有量が0.03~3モル%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
【請求項6】
TiO
2
の含有量が0.001~0.5モル%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
【請求項7】
Fe
2
O
3
+TiO
2
+SnO
2
+MoO
3
の含有量が0.001~1モル%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
【請求項8】
モル比(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)/Al
2
O
3
が2以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
【請求項9】
モル比MoO
3
/(Fe
2
O
3
+TiO
2
)が0.5以下であり、厚み1mmにおける可視光の透過率が80%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
【請求項10】
モル比(10×SnO
2
)/(10×Fe
2
O
3
+TiO
2
+10×SnO
2
+100×MoO
3
)が0.5~1であり、厚み1mmにおける可視光の透過率が85%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス管。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化学的耐久性及び成形性に優れたガラス管及び医薬品容器に関する。特に医薬品容器に好適なガラス管に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
医薬学の急激な進歩により新たな薬剤が多種類生み出され、ガラス製の医薬品容器に充填される薬剤も変化している。従来は比較的安価な血液凝固剤や麻酔薬等の薬剤が主であったが、最近ではインフルエンザワクチンなどの予防薬、あるいは抗がん剤のような非常に高価な薬剤が充填される場合が多くなっている。
【0003】
このような高価な薬剤が充填された容器が製薬会社の製造工程および医療現場で破損することは非常に大きなロスをもたらす。特に、製造工程でガラスの破損が起こった場合、単価の高い薬剤そのものの損失が大きい上に製造ラインがストップすることによる製造ロスも問題となる。
【0004】
更に、ガラスが破損することで安全上のリスクも高まる。製造に関わる作業者・医療従事者をはじめ、注射剤の投与を患者自身が行うセルフインジェクターという投与機器も存在しており、ガラスが破損した際のリスクは従来以上に深刻になっている。
【0005】
一般的にガラスの理論的な強度は非常に高いが、傷が入ると強度は著しく低下してしまう。したがって、実際のガラスの強度は理論的な強度よりも弱く、強度の低下は傷の深さに依存することが知られている。アンプル、バイアル、プレフィルドシリンジ、カートリッジなどの医薬品容器に存在する傷は輸送、容器加工、検査、薬剤充填等、様々な工程で発生しており、最終製品の強度を低下させる原因となっている。
【0006】
上記のような医薬品容器の強度を維持させる方法として、強化ガラスを用いることが有効である。特に、強化ガラスとして、イオン交換処理されたアルカリアルミノケイ酸塩ガラスが用いることが有効である(特許文献1~3、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-83045号公報
国際公開第2015/031188号
国際公開第2013/063275号
【非特許文献】
【0008】
泉谷徹郎等、「新しいガラスとその物性」、初版、株式会社経営システム研究所、1984年8月20日、p.451-498
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
近年、化石燃料の高騰やCO
2
排出量の削減が問題となっている。ガラス製造では、高温でガラス原料を溶融、成形する必要があるため、特に燃料の高騰の影響を受け易い。また、溶融温度、成形温度は、CO
2
の排出量を低減するために、可能な限り低温であることが好ましい。
【0010】
ガラスの成形性を改善するための手段として、従来からガラス組成にB
2
O
3
やアルカリ金属酸化物を添加することが行われている。しかし、B
2
O
3
を添加し過ぎると、イオン交換性能が低下する虞がある。また、アルカリ金属酸化物を添加し過ぎると、化学的耐久性が低下し易くなる。そのため、化学的耐久性、イオン交換性能、成形性を高いレベルで両立させることは困難である。なお、本明細書では、耐加水分解性、耐酸性、耐アルカリ性を総称して化学的耐久性と称することとする。
(【0011】以降は省略されています)
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