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公開番号2024094152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210930
出願日2022-12-27
発明の名称人力駆動車用のドライブシステム
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 6/55 20100101AFI20240702BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】好適に増速できる人力駆動車用のドライブシステムを提供する。
【解決手段】ドライブシステムは、人力駆動車用のドライブシステムであって、増速機を備え、前記増速機は、人力駆動力が入力される入力回転軸を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される増速入力回転部と、前記人力駆動車の車輪に前記人力駆動力を出力するように構成される増速出力回転部と、前記増速入力回転部および前記増速出力回転部を連結する無端環状部材と、を含み、前記増速機の増速比は、3以上、かつ、20以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
人力駆動車用のドライブシステムであって、
増速機を備え、
前記増速機は、人力駆動力が入力される入力回転軸を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される増速入力回転部と、前記人力駆動車の車輪に前記人力駆動力を出力するように構成される増速出力回転部と、前記増速入力回転部および前記増速出力回転部を連結する無端環状部材と、を含み、
前記増速機の増速比は、３以上、かつ、２０以下である、ドライブシステム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
人力駆動車用のドライブシステムであって、
人力駆動力が入力される入力回転軸を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される第１増速機と、
前記第１増速機を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される第２増速機と、を備え、
前記第２増速機は、前記第１増速機を介して前記人力駆動力が入力されるように構成され、回転軸中心軸心を有する増速入力回転部と、前記人力駆動車の車輪に前記人力駆動力を出力するように構成される増速出力回転部と、前記増速入力回転部および前記増速出力回転部を連結する無端環状部材と、を含み、
前記第１増速機の少なくとも一部は、前記回転軸中心軸心に関して、前記増速入力回転部の径方向の内側に配置され、
前記第１増速機および前記第２増速機による増速比は３以上、かつ、２０以下である、ドライブシステム。
【請求項３】
前記増速比は、５以上、かつ、１８以下である、請求項１または２に記載のドライブシステム。
【請求項４】
前記増速比は、７以上、かつ、１６以下である、請求項３に記載のドライブシステム。
【請求項５】
前記増速比は、９以上、かつ、１４以下である、請求項４に記載のドライブシステム。
【請求項６】
前記増速入力回転部は、第１スプロケットを含み、
前記増速出力回転部は、第２スプロケットを含み、
前記無端環状部材は、チェーンを含む、請求項１または２に記載のドライブシステム。
【請求項７】
前記増速入力回転部は、第１プーリを含み、
前記増速出力回転部は、第２プーリを含み、
前記無端環状部材は、ベルトを含む、請求項１または２に記載のドライブシステム。
【請求項８】
前記増速入力回転部は、第１増速回転中心軸心まわりに回転可能な入力回転体を取付可能な入力取付部を有し、
前記増速出力回転部は、第２増速回転中心軸心まわりに回転可能な出力回転体を取付可能な出力取付部を有し、
前記出力取付部は、前記入力取付部と同様の形状を有する、請求項１または２に記載のドライブシステム。
【請求項９】
人力駆動車用のドライブシステムであって、
増速機を備え、
前記増速機は、人力駆動力が入力される入力回転軸を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される増速入力部と、前記人力駆動車の車輪に前記人力駆動力を出力するように構成される増速出力部と、前記増速入力部および前記増速出力部を連結する無端環状部材と、を含み、
前記増速出力部は、スプロケットおよびプーリの一方を含み、
前記スプロケットおよび前記プーリの前記一方は、複数の歯を有し、
前記複数の歯の数は、１０以下である、ドライブシステム。
【請求項１０】
前記スプロケットおよび前記プーリの前記一方は、前記スプロケットである、請求項９に記載のドライブシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、人力駆動車用のドライブシステムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１は、フロントスプロケット、リアスプロケット、および、チェーンを備えるドライブシステムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－０９５２０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示の目的の１つは、好適に増速できる人力駆動車用のドライブシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の第１側面に従うドライブシステムは、人力駆動車用のドライブシステムであって、増速機を備え、前記増速機は、人力駆動力が入力される入力回転軸を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される増速入力回転部と、前記人力駆動車の車輪に前記人力駆動力を出力するように構成される増速出力回転部と、前記増速入力回転部および前記増速出力回転部を連結する無端環状部材と、を含み、前記増速機の増速比は、３以上、かつ、２０以下である。
第１側面のドライブシステムによれば、増速比が３以上、かつ、２０以下の増速機によって好適に増速できる。第１側面のドライブシステムによれば、増速機が、増速入力回転部、増速出力回転部、および、無端環状部材を含むため、増速入力回転部および増速出力回転部のサイズを調整することによって３以上、かつ、２０以下の増速比を好適に実現できる。
【０００６】
本開示の第２側面に従うドライブシステムは、人力駆動車用のドライブシステムであって、人力駆動力が入力される入力回転軸を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される第１増速機と、前記第１増速機を介して、前記人力駆動力が入力されるように構成される第２増速機と、を備え、前記第２増速機は、前記第１増速機を介して前記人力駆動力が入力されるように構成され、回転軸中心軸心を有する増速入力回転部と、前記人力駆動車の車輪に前記人力駆動力を出力するように構成される増速出力回転部と、前記増速入力回転部および前記増速出力回転部を連結する無端環状部材と、を含み、前記第１増速機の少なくとも一部は、前記回転軸中心軸心に関して、前記増速入力回転部の径方向の内側に配置され、前記第１増速機および前記第２増速機による増速比は３以上、かつ、２０以下である。
第２側面のドライブシステムによれば、増速比が３以上、かつ、２０以下の第１増速機および第２増速機によって好適に増速できる。第２側面のドライブシステムによれば、回転軸中心軸心に平行な方向から見て、第１増速機の少なくとも一部が第２増速機と重なるため、回転軸中心軸心に対する径方向のドライブシステムのサイズの大型化を抑制できる。第１側面のドライブシステムによれば、第２増速機が、増速入力回転部、増速出力回転部、および、無端環状部材を含むため、増速入力回転部および増速出力回転部のサイズを調整することによって３以上、かつ、２０以下の増速比を好適に実現できる。
【０００７】
本開示の第１または２側面に従う第３側面のドライブシステムにおいて、前記増速比は、５以上、かつ、１８以下である。
第３側面のドライブシステムによれば、さらに好適に増速できる。
【０００８】
本開示の第３側面に従う第４側面のドライブシステムにおいて、前記増速比は、７以上、かつ、１６以下である。
第４側面のドライブシステムによれば、さらに好適に増速できる。
【０００９】
本開示の第４側面に従う第５側面のドライブシステムにおいて、前記増速比は、９以上、かつ、１４以下である。
第５側面のドライブシステムによれば、さらに好適に増速できる。
【００１０】
本開示の第１から５側面のいずれか１つに従う第６側面のドライブシステムにおいて、前記増速入力回転部は、第１スプロケットを含み、前記増速出力回転部は、第２スプロケットを含み、前記無端環状部材は、チェーンを含む。
第６側面のドライブシステムによれば、第１スプロケット、第２スプロケット、および、チェーンによって人力駆動力を効率的に伝達しながら増速できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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