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公開番号2024092614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208684
出願日2022-12-26
発明の名称ソレノイド取付用ブラケット
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類F16H 61/00 20060101AFI20240701BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】入力圧の脈動に起因するソレノイドの変位量を低減し、バルブボディの摩耗を抑制することが可能なソレノイド取付用ブラケットを提供する。
【解決手段】本発明にかかるソレノイド取付用ブラケット(ブラケット100)の構成は、筒状のソレノイドを機器本体に取り付けるソレノイド取付用ブラケットであって、機器本体に固定される締結部110と、ソレノイドの外周面に固定される固定部150と、を備え、締結部は、平坦な基部120と、基部の一端に連続していてボルト穴を有する平坦な座面130と、座面と基部の境界である首部140とを有し、固定部は、ソレノイドの外周面に沿う円筒部160と、締結部の基部から曲げ起こされて円筒部に連続するコーナー部170とを有し、コーナー部の曲げ開始線は首部の端より基部の中央寄りにあり、コーナー部と首部の間にねじれ部180が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状のソレノイドを機器本体に取り付けるソレノイド取付用ブラケットであって、
機器本体に固定される締結部と、
前記ソレノイドの外周面に固定される固定部と、
を備え、
前記締結部は、
平坦な基部と、
前記基部の一端に連続していてボルト穴を有する平坦な座面と、
前記座面と前記基部の境界である首部とを有し、
前記固定部は、
前記ソレノイドの外周面に沿う円筒部と、
前記締結部の基部から曲げ起こされて前記円筒部に連続するコーナー部とを有し、
前記コーナー部の曲げ開始線は前記首部の端より前記基部の中央寄りにあり、
前記コーナー部と前記首部の間にねじれ部が形成されていることを特徴とするソレノイド取付用ブラケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筒状のソレノイドを機器本体に取り付けるソレノイド取付用ブラケットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車には、変速機の油圧制御を行うソレノイド(ソレノイドバルブ)が設けられる。例えば特許文献1には、「変速機と、オイルポンプからの作動油を調圧して該変速機を作動させるための油圧を生成する油圧制御装置と、前記変速機を収容するトランスミッションケースとを備える動力伝達装置」が開示されている。
【0003】
特許文献1の油圧制御装置は、「前記トランスミッションケースに固定されるバルブボディと、互いに隣り合うように前記バルブボディに設けられたバルブ挿入部にそれぞれ挿入されて左右に隣り合うと共に入力圧を調圧して出力する第1ソレノイドバルブおよび第2ソレノイドバルブと」を含んで構成される。
【0004】
特許文献1の油圧制御装置において、前記第1ソレノイドバルブは、前記第1ボルトにより前記バルブボディと共に前記トランスミッションケースに固定される第1ブラケットと、突出部とを有する。前記第2ソレノイドバルブは、第2ボルトにより前記バルブボディに固定される第2ブラケットと、前記第1ソレノイドバルブを前記バルブボディから離脱させないように前記突出部と当接可能な抜止部とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5811854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ソレノイドバルブにはオイルポンプ側からの油圧が入力圧として加わる。この入力圧に脈動が発生すると、ソレノイドが小刻みに振動して変位するため、ソレノイドとバルブボディにおいて摩擦が生じ、バルブボディが摩耗してしまう。そこで特許文献1では、第1ソレノイドの突出部と第2ソレノイドの抜止部とによって第1ソレノイドバルブおよび第2ソレノイドバルブをバルブボディに押し付けた状態を維持することで、入力圧の脈動に起因したバルブボディの摩耗を抑制している。
【0007】
複数のソレノイドバルブが隣接している場合には、特許文献1の技術を適用することができる。しかしながら、設計やスペースの都合上、ソレノイドバルブを1つしか配置できない構造であると、特許文献1の技術を適用することができない。このため、1つのソレノイドを取り付ける場合におけるバルブボディの摩耗を抑制する手法を検討する必要があった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、入力圧の脈動に起因するソレノイドの変位量を低減し、バルブボディの摩耗を抑制することが可能なソレノイド取付用ブラケットを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかるソレノイド取付用ブラケットの代表的な構成は、筒状のソレノイドを機器本体に取り付けるソレノイド取付用ブラケットであって、機器本体に固定される締結部と、ソレノイドの外周面に固定される固定部と、を備え、締結部は、平坦な基部と、基部の一端に連続していてボルト穴を有する平坦な座面と、座面と基部の境界である首部とを有し、固定部は、ソレノイドの外周面に沿う円筒部と、締結部の基部から曲げ起こされて円筒部に連続するコーナー部とを有し、コーナー部の曲げ開始線は首部の端より基部の中央寄りにあり、コーナー部と首部の間にねじれ部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、入力圧の脈動に起因するソレノイドの変位量を低減し、バルブボディの摩耗を抑制することが可能なソレノイド取付用ブラケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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