TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024092478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208434
出願日2022-12-26
発明の名称基地局制御装置、基地局制御方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04W 72/541 20230101AFI20240701BHJP(電気通信技術)
要約【課題】効率良く無線通信システムにおける干渉を低減させる。
【解決手段】基地局制御装置(1)は、通信端末の位置を予測した端末位置予測情報と、ビーム方向、および位置毎の電波の受信電力を関連付けた電波環境データベースとに基づき、複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いを算出する算出部(11)と、干渉の度合いに基づき、複数の基地局の少なくとも何れかが送信する電波のビーム方向を決定する決定部(12)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の通信端末のそれぞれの位置を予測した端末位置予測情報と、
複数の基地局のそれぞれについて、当該基地局が電波を送信するビーム方向、および位置毎の前記電波の受信電力を関連付けた電波環境データベースと、
に基づき、所定の空間内に位置する通信端末における干渉の度合いであって、前記複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いを算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した干渉の度合いに基づき、前記複数の基地局の少なくとも何れかが送信する電波のビーム方向を決定する決定手段と、
を備える基地局制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記複数の基地局には、地上基地局および非地上系ネットワーク基地局が含まれる、
請求項1に記載の基地局制御装置。
【請求項3】
前記決定手段は、前記地上基地局が送信する電波のビーム方向を決定した後、前記非地上系ネットワーク基地局が送信する電波のビーム方向を決定する、
請求項2に記載の基地局制御装置。
【請求項4】
前記算出手段によって算出された干渉の度合いが所定以上の場合、前記決定手段は、前記端末位置予測情報に基づき、前記複数の基地局のうち、送信する電波を受信する前記通信端末の台数が少ない基地局を特定し、特定した基地局が送信する電波のビーム方向を、前記干渉の度合いが所定未満であって、送信する電波を受信する前記通信端末の台数が最も多くなるように決定する、
請求項1~3の何れか1項に記載の基地局制御装置。
【請求項5】
前記電波環境データベースでは、前記複数の基地局のそれぞれについて、当該基地局が送信する電波の周波数がさらに関連付けられており、
前記算出手段によって算出された干渉の度合いが所定以上の場合、前記決定手段はさらに、前記電波環境データベースに基づき、前記複数の基地局のうち少なくとも1つの基地局が送信する電波の周波数が、他の基地局が送信する電波の周波数と異なる周波数となるように決定する、
請求項1~3の何れか1項に記載の基地局制御装置。
【請求項6】
前記算出手段によって算出された干渉の度合いが所定未満の場合、前記決定手段はさらに、前記端末位置予測情報に基づき、前記複数の基地局のうち、送信する電波を受信する前記通信端末の台数が多い基地局を特定し、特定した基地局が送信する電波の送信電力を上げる決定をする、
請求項1~3の何れか1項に記載の基地局制御装置。
【請求項7】
前記算出手段は、前記所定の空間におけるSINR(Signal-to-Interference plus Noise power Ration)を、干渉の度合いとして算出する、
請求項1~3の何れか1項に記載の基地局制御装置。
【請求項8】
基地局制御装置が、
複数の通信端末のそれぞれの位置を予測した端末位置予測情報と、
複数の基地局のそれぞれについて、当該基地局が電波を送信するビーム方向、および位置毎の前記電波の受信電力を関連付けた電波環境データベースと、
に基づき、所定の空間内に位置する通信端末における干渉の度合いであって、前記複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いを算出することと、
前記算出することにおいて算出された干渉の度合いに基づき、前記複数の基地局の少なくとも何れかが送信する電波のビーム方向を決定することと、
を含む基地局制御方法。
【請求項9】
コンピュータを基地局制御装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数の通信端末のそれぞれの位置を予測した端末位置予測情報と、
複数の基地局のそれぞれについて、当該基地局が電波を送信するビーム方向、および位置毎の前記電波の受信電力を関連付けた電波環境データベースと、
に基づき、所定の空間内に位置する通信端末における干渉の度合いであって、前記複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いを算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した干渉の度合いに基づき、前記複数の基地局の少なくとも何れかが送信する電波のビーム方向を決定する決定手段と、
として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基地局制御装置、基地局制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
移動通信システムにおいて、無線通信を高速化させるために高周波数帯を使用することが検討されている。高周波数帯は、直進性が高く減衰が大きいため、必要な基地局数が増大する。基地局数が増大した場合、基地局間の電波の干渉が発生するため、干渉を低減する技術が開示されている。
【0003】
特許文献1には、環境を監視することにより基地局からの複数のビームによる干渉レベルを特定し、干渉レベルに基づいて特定した送信ビームパターンおよび周波数繰り返しパターンに基づいてデータを送信する送信機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2013-518523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の送信機は環境を監視する必要があるため、効率が悪いという問題がある。そのため、より効率良く電波による干渉を低減させる技術が求められている。
【0006】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、無線通信システムにおける干渉を効率良く低減させる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る基地局制御装置は、複数の通信端末のそれぞれの位置を予測した端末位置予測情報と、複数の基地局のそれぞれについて、当該基地局が電波を送信するビーム方向、および位置毎の前記電波の受信電力を関連付けた電波環境データベースと、に基づき、所定の空間内に位置する通信端末における干渉の度合いであって、前記複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した干渉の度合いに基づき、前記複数の基地局の少なくとも何れかが送信する電波のビーム方向を決定する決定手段と、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る基地局制御方法は、基地局制御装置が、複数の通信端末のそれぞれの位置を予測した端末位置予測情報と、複数の基地局のそれぞれについて、当該基地局が電波を送信するビーム方向、および位置毎の前記電波の受信電力を関連付けた電波環境データベースと、に基づき、所定の空間内に位置する通信端末における干渉の度合いであって、前記複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いを算出することと、前記算出することにおいて算出された干渉の度合いに基づき、前記複数の基地局の少なくとも何れかが送信する電波のビーム方向を決定することと、を含む。
【0009】
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを基地局制御装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、複数の通信端末のそれぞれの位置を予測した端末位置予測情報と、複数の基地局のそれぞれについて、当該基地局が電波を送信するビーム方向、および位置毎の前記電波の受信電力を関連付けた電波環境データベースと、に基づき、所定の空間内に位置する通信端末における干渉の度合いであって、前記複数の基地局がそれぞれ送信する電波による干渉の度合いを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した干渉の度合いに基づき、前記複数の基地局の少なくとも何れかが送信する電波のビーム方向を決定する決定手段と、として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、効率良く無線通信システムにおける干渉を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
多重無線通信方法
1か月前
個人
デジタル放送受信装置
2日前
個人
スピーカーキャビネット
12日前
オンキヨー株式会社
電子機器
26日前
ブラザー工業株式会社
複合機
25日前
オンキヨー株式会社
電子機器
2か月前
エムケー精工株式会社
音響装置
9日前
日本精機株式会社
プロジェクタ
1か月前
キヤノン株式会社
操作機器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
日本精機株式会社
赤外線撮影装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
2か月前
株式会社三井光機製作所
暗視装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
個人
コメント荒らし判別プログラム
23日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
個人
ヘッドホンの簡単な側圧調整器
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
個人
携帯端末用カバー
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
日本放送協会
LDM送信システム
1か月前
八重洲無線株式会社
無線受信装置
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像処理システム
9日前
個人
電子透かしの埋め込み及び抽出方法
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
2日前
池上通信機株式会社
撮像処理装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
三菱電機株式会社
中継装置
10日前
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
続きを見る