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公開番号
2024088259
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-02
出願番号
2022203340
出願日
2022-12-20
発明の名称
通信システム
出願人
株式会社日立国際電気
代理人
個人
主分類
H04M
11/04 20060101AFI20240625BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 J-ALERTのメッセージ内容に応じて関連性の高い転送先を選択してメッセージを転送でき、転送先に関連した適正な転送を実現できる通信システムを提供する。
【解決手段】 受信手段11が緊急情報のメッセージデータを受信し、転送先条件テーブル記憶手段13が転送先候補毎に転送先の条件となるキーワードを登録する転送先条件テーブルを有し、転送先決定手段12が転送先候補毎の転送先条件テーブルを参照して、受信したメッセージデータについてキーワードに応じた転送先候補を転送先として決定し、送信手段14が決定された転送先にメッセージデータを送信する転送装置1を有する通信システムである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
J-ALERTの緊急情報を複数のメディアの転送先に転送する通信システムであって、
前記緊急情報のメッセージデータを受信する受信手段と、
前記転送先の候補毎に転送先の条件となるキーワードを登録する転送先条件テーブルを有する記憶手段と、
前記転送先の候補毎の転送先条件テーブルを参照し、前記受信したメッセージデータについて前記キーワードに応じた転送先候補を転送先として決定する転送先決定手段と、
前記決定された転送先に前記メッセージデータを送信する送信手段と、を備える転送装置を有することを特徴とする通信システム。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記転送先決定手段は、前記転送先条件テーブルに登録されたキーワードが前記受信したメッセージデータに含まれる場合に、当該転送先条件テーブルが対応する転送先の候補を転送先として決定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項3】
前記転送先決定手段は、転送先条件テーブルに登録されたキーワードが前記受信したメッセージデータに含まれない場合に、当該転送先条件テーブルが対応する転送先の候補を転送先として決定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
【請求項4】
前記転送先条件テーブルには、複数のキーワードが登録され、
前記転送先決定手段は、前記転送先条件テーブルにおける複数のキーワードの論理和又は論理積で転送先を決定することを特徴とする請求項2又は3記載の通信システム。
【請求項5】
前記転送先条件テーブルに登録されるキーワードには、地名及び災害名称が含まれることを特徴とする請求項4記載の通信システム。
【請求項6】
前記転送先決定手段は、前記受信したメッセージデータに含まれる地域名から特定の距離の範囲内の地名を抽出し、当該抽出した地名が前記転送先条件テーブルのキーワードに登録されている場合に、当該転送先条件テーブルが対応する転送先の候補を転送先として決定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防災情報等を配信する通信システムに係り、特に、J-ALERT(全国瞬時警報システム)により配信される緊急情報等のメッセージを、内容に関連性が高い転送先に転送できる通信システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
[従来の技術]
防災情報を配信する通信システムには、災害に関する情報を文字情報として配信する情報配信サーバを備えたテキスト配信システムがある。情報配信サーバは、予めデータベースに登録してある配信内容を各種SNS(Social Networking Service)や、メールサービス等の文字情報を表示するメディアにテキスト配信する。
ここでの配信を転送と表現し、転送するメディア(媒体)を転送先と表現している。
また、テキスト配信システムとは別に、J-ALERTの緊急情報を音声配信する音声配信システムがある。
【0003】
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開2013-106087号公報「無線通信システム」(特許文献1)がある。
特許文献1には、統制局が、J-ALERTからの緊急音声中のサイレン音部分を不送信又は別のサイレン音に置き換えて子局に送信することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-106087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、J-ALERTの音声情報を転送先に転送する通信システムでは、予め設定された転送先に対して固定的に転送するようになっているため、J-ALERTのメッセージ内容によっては関連性の低い転送先にメッセージが転送され、転送先に適正な転送を行うことができないという問題点があった。
【0006】
尚、特許文献1には、J-ALERTのメッセージ内容に応じて適正な転送先を選択してメッセージを転送する構成についての記載がない。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、J-ALERTのメッセージ内容に応じて関連性の高い転送先を選択してメッセージを転送でき、転送先に関連した適正な転送を実現できる通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、J-ALERTの緊急情報を、複数のメディアを転送先として転送する通信システムであって、緊急情報のメッセージデータを受信する受信手段と、転送先の候補毎に転送先の条件となるキーワードを登録する転送先条件テーブルを有する記憶手段と、転送先の候補毎の転送先条件テーブルを参照し、受信したメッセージデータについてキーワードに応じた転送先の候補を転送先として決定する転送先決定手段と、決定された転送先にメッセージデータを送信する送信手段と、を備える転送装置を有することを特徴とする。
【0009】
本発明は、上記通信システムにおいて、転送先決定手段が、転送先条件テーブルに登録されたキーワードが受信したメッセージデータに含まれる場合に、当該転送先条件テーブルが対応する転送先の候補を転送先として決定することを特徴とする。
【0010】
本発明は、上記通信システムにおいて、転送先決定手段が、転送先条件テーブルに登録されたキーワードが受信したメッセージデータに含まれない場合に、当該転送先条件テーブルが対応する転送先の候補を転送先として決定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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