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公開番号2024092180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207937
出願日2022-12-26
発明の名称スロットルグリップ装置
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類B62K 23/04 20060101AFI20240701BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】部品点数を抑えることができるとともに、摺動抵抗を安定して生じさせることができるスロットルグリップ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】スロットルグリップ装置1は、ハンドルバー10の中心軸O10周りに初期位置から回転可能に支持されたスロットルパイプ3と、スロットルパイプ3の回転に連動して、ハンドルバー10の中心軸O10周りに回転可能に支持されたロータ4と、ロータ4を介してスロットルパイプ3を初期位置に向けて付勢する捩りコイルバネ5とを備える。ロータ4は、スロットルパイプ3と係合する第1係合部42と、捩りコイルバネ5と係合する第2係合部44を有する。第1係合部42は、第2係合部44とハンドルバー10の中心軸O10とを結んだ仮想線VL44に直交し、かつ、ハンドルバー10の中心軸O10を通る仮想線L10に対して、第2係合部44とは反対側に配置される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
車両のハンドルバーに対して固定された中空のケースと、
前記ケースに対し前記ハンドルバーの軸方向の一方側に配置され、該ハンドルバーの軸周りに初期位置から回転可能に支持されたスロットルパイプと、
前記ケース内に配置され、前記スロットルパイプの回転に連動して、前記ハンドルバーの軸周りに回転可能に支持されたロータと、
前記スロットルパイプが回転した際、前記ロータを介して前記スロットルパイプを前記初期位置に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
前記ロータは、前記スロットルパイプと係合する第1係合部と、前記付勢部材と係合する第2係合部を有し、
前記第1係合部および前記第2係合部の配置数は、それぞれ、1つであり、
前記第1係合部は、前記第2係合部と前記ハンドルバーの軸とを結んだ線に直交し、かつ、該ハンドルバーの軸を通る線に対して、前記第2係合部とは反対側に配置される、スロットルグリップ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記ハンドルバーの軸を挟んで略対向する、請求項1に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項3】
前記ハンドルバーの軸方向から見たとき、前記第1係合部と前記ハンドルバーの軸とを結ぶ第1仮想線と、前記第2係合部と前記ハンドルバーの軸とを結ぶ第2仮想線とがなす角は、180°±90°である、請求項1に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項4】
前記付勢部材は、コイル状に巻回された捩りコイルバネであり、
前記スロットルパイプが回転した際、前記捩りコイルバネは、縮径する方向に捩られるとともに、前記ロータは、前記ケースに対して摺動する、請求項1に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項5】
前記スロットルパイプを回転させるのに要する力は、前記スロットルパイプの回転角度に応じて変化する、請求項4に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項6】
前記スロットルパイプを回転させるのに要する力は、前記捩りコイルバネを縮径させる力と、前記ロータと前記ケースとの間に生じる摺動抵抗との和であり、
前記摺動抵抗は、前記スロットルパイプの回転角度に比例して増加する、請求項4に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項7】
前記ロータが前記ケースに対して摺動する際、前記ロータの摺動面および前記ケースの摺動面の当接する位置が前記スロットルパイプの回転に伴って変化する、請求項4に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項8】
前記ロータは、円環状をなすロータ側円環状部を有し、
前記ケースは、円環状をなし、前記ロータ側円環状部の内側に嵌合するケース側円環状部を有し、
前記ロータ側円環状部の内周面が前記ロータの摺動面として機能し、前記ケース側円環状部の外周面が前記ケースの摺動面として機能する、請求項7に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項9】
前記スロットルパイプは、前記ロータに向かって突出して設けられた凸部を有し、
前記第1係合部は、前記凸部が挿入される凹部で構成される、請求項1に記載のスロットルグリップ装置。
【請求項10】
前記付勢部材は、コイル状に巻回された捩りコイルバネであり、
前記第2係合部は、前記捩りコイルバネの一端部が挿入される凹部で構成され、
前記捩りコイルバネの他端部は、前記ケースと係合する、請求項1に記載のスロットルグリップ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スロットルグリップ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車のハンドルバーには、運転手のスロットル操作を受け付けるスロットルグリップ装置が取り付けられる。スロットルグリップ装置としては、例えば特許文献1に記載されたスロットルグリップ装置が知られている。このスロットルグリップ装置は、ハンドルバーの中心軸周りに回転可能に配置されたスロットルグリップと、スロットルグリップに連動して回転し得る連動部材と、スロットルグリップの回転時に抵抗力を生じさせて回転負荷を生じさせ得る抵抗手段とを備える。抵抗手段は、連動部材の周方向に沿って摺動可能に組み付けられた摺動部材と、摺動部材に対して付勢力を付与して、連動部材の回転に伴って摺動抵抗を生じさせ得る付勢手段とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-82151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のスロットルグリップ装置では、抵抗手段を構成するための部材を有する分、スロットルグリップ装置の部品点数が増大して大型化することとなり、その大きさによっては、ハンドルバーへの取り付けが困難となる場合がある。また、部品点数の増大は、経年劣化する部品の増大につながり、結果、摺動抵抗を安定して生じさせるのが困難となる場合もある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、部品点数を抑えることができるとともに、摺動抵抗を安定して生じさせることができるスロットルグリップ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のスロットルグリップ装置は、車両のハンドルバーに対して固定された中空のケースと、前記ケースに対し前記ハンドルバーの軸方向の一方側に配置され、該ハンドルバーの軸周りに初期位置から回転可能に支持されたスロットルパイプと、前記ケース内に配置され、前記スロットルパイプの回転に連動して、前記ハンドルバーの軸周りに回転可能に支持されたロータと、前記スロットルパイプが回転した際、前記ロータを介して前記スロットルパイプを前記初期位置に向けて付勢する付勢部材と、を備え、前記ロータは、前記スロットルパイプと係合する第1係合部と、前記付勢部材と係合する第2係合部を有し、前記第1係合部および前記第2係合部の配置数は、それぞれ、1つであり、前記第1係合部は、前記第2係合部と前記ハンドルバーの軸とを結んだ線に直交し、かつ、該ハンドルバーの軸を通る線に対して、前記第2係合部とは反対側に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、部品点数を抑えることができるとともに、摺動抵抗を安定して生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
スロットルグリップ装置の斜視図である。
図1に示すスロットルグリップ装置の分解斜視図である。
スロットルパイプとロータとの位置関係を示す分解斜視図である。
図3と異なる方向から見たときのスロットルパイプとロータとの位置関係を示す分解斜視図である。
ロータと付勢部材との位置関係を示す分解斜視図である。
スロットルパイプ、ロータ、付勢部材の位置関係を示す斜視図である。
付勢部材とケースとの位置関係を示す斜視図である。
ロータとケースとの位置関係を示す斜視図である。
図1に示すスロットルグリップ装置を矢印A方向から見たときの、スロットルパイプ、ロータ、付勢部材、ケースの位置関係を示す断面図(矢印α方向への回転操作前の状態)である。
図1に示すスロットルグリップ装置を矢印A方向から見たときの、スロットルパイプ、ロータ、付勢部材、ケースの位置関係を示す断面図(矢印α方向への回転操作後の状態)である。
スロットルを操作したときのスロットルの回転角度とトルクとの関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
【0010】
図1は、スロットルグリップ装置の斜視図である。図2は、図1に示すスロットルグリップ装置の分解斜視図である。図1に示すスロットルグリップ装置1は、車両のハンドルバー10に取り付けて用いられる。車両としては、本実施形態では自動二輪車としているが、これに限定されず、例えば、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両であってもよい。なお、「鞍乗り型車両」とは、運転者(乗員)が車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両、ジェットスキー、スノーモービル等を含むバーハンドルを備える車両である。また、スロットルグリップ装置1は、図1に示す構成では車両の右側のハンドルバー10に取り付けられた状態を一例としているが、左側でも同様に取り付け可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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