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公開番号2024092174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207923
出願日2022-12-26
発明の名称車両後部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/08 20060101AFI20240701BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】強度を確保しつつ軽量化を図ることのできる車両後部構造を実現する。
【解決手段】車両後部構造は、ロッカ16後端とリアピラ―18とに接続され後方に延びる後部構成部材12と、前記リアピラ―18と前記後部構成部材12とに接続される接続部材14と、を備え、前記後部構成部材12は、一体鋳造された中空部材で、本体部20と、タワー部22と、サスメン部24と、で構成され、前記本体部20は、閉断面を有し、前記リアピラ―18とリアメンバとに接続され、前記タワー部22は、前記本体部20上端に接続され、サスペンションの一部を収容する空間を備え、前記サスメン部24は、閉断面を有し、前記本体部20下方に配置され、前端が前記ロッカ16と前記リアピラ―18とに接続され、前記接続部材14は、前記リアピラ―18と前記本体部20との接続位置の上方から後方斜め上方に延び前記タワー部22上端に接続される、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両後部構造であって、
ロッカの後端と前記ロッカの後端部に取り付けられたリアピラ―とに接続されて、車両後方に延びる後部構成部材と、
前記リアピラ―と前記後部構成部材とに接続される接続部材と、を備え、
前記後部構成部材は、一体鋳造された中空部材で、本体部と、タワー部と、サスメン部とで構成され、
前記本体部は、閉断面を有する部材であって、車両前後方向に延びて、前記リアピラ―と車両後部に配置されるリアメンバとに接続され、
前記タワー部は、前記本体部の上端に接続され、サスペンションの一部を収容する空間を備え、
前記サスメン部は、閉断面を有する部材であって、前記本体部の下方において前記車両前後方向に延び、前端が前記ロッカと前記リアピラ―とに接続され、
前記接続部材は、閉断面の長手部材であり、前記リアピラ―と前記本体部とが接続される位置の上方から車両後方斜め上方向に延びて前記タワー部の上端に接続される、
ことを特徴とする車両後部構造。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記接続部材と、前記本体部と、前記タワー部とで、第1のトラス構造を構成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両後部構造。
【請求項3】
閉断面の長手部材であり、前記リアピラ―の上端に接続されて前記車両前後方向に延びて前記タワー部の上端に接続されるルーフレール、
をさらに備え、
前記接続部材と、前記リアピラ―と、前記ルーフレールとで、第2のトラス構造を構成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両後部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両後部構造においては、強度を向上させるための様々な構造が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、リアサスペンションタワーまわりを鋳造部材により一体形成した自動車の車体構造が開示されている。かかる構成により、外部入力があった場合に、入力荷重を分散でき、また、入力が大きくなるところを効率よく補強できるとされている。また、鋳造部材による一体化により、構造の複雑化が防止できるとされている。
【0004】
また、例えば、リアサスペンションタワーやリアピラ―などに用いられる部材の板厚を厚く設定することで、車両後部構造における強度の向上を図る場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平06-286652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、車両後部構造においては、強度を高くするための構造の工夫が、かえって別の課題を生じさせることがある。例えば、構成部材の板厚を厚く設定すると、車両重量が増加する。また、構造の複雑化により工数の増加やコストの増加につながることがある。
【0007】
そこで、本明細書では、強度を確保しつつ、軽量化を図ることのできる車両後部構造を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書で開示する車両後部構造は、ロッカの後端と前記ロッカの後端部に取り付けられたリアピラ―とに接続されて、車両後方に延びる後部構成部材と、前記リアピラ―と前記後部構成部材とに接続される接続部材と、を備え、前記後部構成部材は、一体鋳造された中空部材で、本体部と、タワー部と、サスメン部とで構成され、前記本体部は、閉断面を有する部材であって、車両前後方向に延びて、前記リアピラ―と車両後部に配置されるリアメンバとに接続され、前記タワー部は、前記本体部の上端に接続され、サスペンションの一部を収容する空間を備え、前記サスメン部は、閉断面を有する部材であって、前記本体部の下方において前記車両前後方向に延び、前端が前記ロッカと前記リアピラ―とに接続され、前記接続部材は、閉断面の長手部材であり、前記リアピラ―と前記本体部とが接続される位置の上方から車両後方斜め上方向に延びて前記タワー部の上端に接続される、ことを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、後部構成部材が鋳造により一体に形成され、さらに、本体部とサスメン部とが閉断面を有することで、スポット溶接などにより組み立てられた場合に比べて、強度を高めることができ、薄肉化による軽量化が可能となる。また、溶接などの接合のための工数の低減や、別部材の削減によるコストの低減が可能となる。
【0010】
また、前記車両後部構造は、前記接続部材と、前記本体部と、前記タワー部とで、第1のトラス構造を構成する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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