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公開番号2024092173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207922
出願日2022-12-26
発明の名称車両後部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/08 20060101AFI20240701BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両後部の剛性をより向上できる車両後部構造を提供する。
【解決手段】車両後部構造は、車幅方向に間隔を開けて配置される一対の後部構成部材28と、車幅方向に間隔を開けて配置される一対のリアサイドメンバ60と、前記一対の前記後部構成部材28を互いに接続するクロス接続部材70と、を備え、前記後部構成部材28は、本体部30とタワー部50とサスペンションメンバ部40とが一体的に鋳造された中空部材であり、前記クロス接続部材70は、前記タワー部50より車両後方において車幅方向に延びる連結部74と、前記連結部74の車幅方向両端から車両前方に延びて前記タワー部50に接続される一対のアーム部72と、を有しており、平面視で、車両前後方向に凸の略U字形状である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車幅方向に間隔を開けて配置される一対の後部構成部材と、
車幅方向に間隔を開けて配置される一対のリアサイドメンバと、
前記一対の前記後部構成部材を互いに接続するクロス接続部材と、
を備え、
前記後部構成部材は、本体部とタワー部とサスペンションメンバ部とが一体的に鋳造された中空部材であり、
前記本体部は、リアピラーに接続される前端と、前記リアサイドメンバに接続される後端と、を有し、
前記タワー部は、懸架装置の一部を受け入れるように下方に開口したタワー形状であり、前記本体部から上方に立脚しており、
前記サスペンションメンバ部は、ロッカに接続される前端を有し、前記本体部から下方に延びて懸架装置を支持しており、
前記リアサイドメンバおよび前記クロス接続部材は、筒状の押し出し部材であり、
前記クロス接続部材は、前記後部構成部材より車両後方において車幅方向に延びる連結部と、前記連結部の車幅方向両端から車両前方に延びて前記タワー部に接続される一対のアーム部と、を有しており、平面視で、車両後方に凸の略U字形状である、
ことを特徴とする車両後部構造。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両後部構造であって、さらに、
前記一対の後部構成部材それぞれの前記タワー部の下端近傍同士を車幅方向に接続する第一クロスメンバを備え、
平面視において、車両後方に凸となる第一の環形状が、前記第一クロスメンバと、前記タワー部と、前記クロス接続部材と、により形成されている、
ことを特徴とする車両後部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両後部構造であって、さらに、
ラゲッジスペースのアクセス開口と、前記アクセス開口を開閉するリアドアと、が設けられており、
前記アクセス開口は、前記クロス接続部材とほぼ同じ高さ位置において、略水平方向に広がっており、
前記クロス接続部材は、前記アクセス開口の周縁の一部を囲み、
前記リアドアは、前記クロス接続部材の上側に配置されている、
ことを特徴とする車両後部構造。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両後部構造であって、さらに、
前記一対の前記後部構成部材それぞれに接続される一対の接続部材を備え、
前記接続部材は、前記本体部の前上隅と前記タワー部の上部とを連結する、
ことを特徴とする車両後部構造。
【請求項5】
請求項4に記載の車両後部構造であって、さらに、
前記一対の後部構成部材それぞれの前端同士を車幅方向に接続する第二クロスメンバを備え、
前記接続部材は、前記本体部の前記前上隅から斜め後ろ上方向に延びた後、湾曲して、車両後方に延びており、
前記接続部材の後端は、前記アーム部を車両前方に延長した延長線上に位置しており、
車両後方に、平面視において凸となる第二の環形状が、前記第二クロスメンバと、前記一対の前記接続部材と、前記クロス接続部材と、により形成されている、
ことを特徴とする車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両後部構造を開示する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両の後部には、サスペンションと、サスペンションメンバと、サスペンションタワーと、リアサイドメンバと、が配置されている。特許文献1には、衝突安全性の向上等を目的として、サスペンションメンバと、サスペンションタワーと、を鋳造により一体的に成形する技術が開示されている。かかる技術によれば、衝突安全性を、ある程度、向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-286652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、鋳造部材より車両後方の構造については十分に検討されていなかった。そこで、本明細書では、車両後部の剛性をより向上できる車両後部構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示する車両後部構造は、車幅方向に間隔を開けて配置される一対の後部構成部材と、車幅方向に間隔を開けて配置される一対のリアサイドメンバと、前記一対の前記後部構成部材を互いに接続するクロス接続部材と、を備え、前記後部構成部材は、本体部とタワー部とサスペンションメンバ部とが一体的に鋳造された中空部材であり、前記本体部は、リアピラーに接続される前端と、前記リアサイドメンバに接続される後端と、を有し、前記タワー部は、懸架装置の一部を受け入れるように下方に開口したタワー形状であり、前記本体部から上方に立脚しており、前記サスペンションメンバ部は、ロッカに接続される前端を有し、前記本体部から下方に延びて懸架装置を支持しており、前記リアサイドメンバおよび前記クロス接続部材は、筒状の押し出し部材であり、前記クロス接続部材は、前記後部構成部材より車両後方において車幅方向に延びる連結部と、前記連結部の車幅方向両端から車両前方に延びて前記タワー部に接続される一対のアーム部と、を有しており、平面視で、車両後方に凸の略U字形状でもよい。
【0006】
クロス接続部材を設けることで、車両の後部構成部材より後方の剛性がより向上される。そして、これにより、後突が発生した場合における、車体の変形が抑制される。
【0007】
この場合、さらに、前記一対の後部構成部材それぞれの前記タワー部の下端近傍同士を車幅方向に接続する第一クロスメンバを備え、平面視において、車両後方に凸となる第一の環形状が、前記第一クロスメンバと、前記タワー部と、前記クロス接続部材と、により形成されてもよい。
【0008】
第一の環形状が形成されることで、後部構成部材より後方における車両の剛性がより向上する。
【0009】
この場合、さらに、ラゲッジスペースのアクセス開口と、前記アクセス開口を開閉するリアドアと、が設けられており、前記アクセス開口は、前記クロス接続部材とほぼ同じ高さ位置において、略水平方向に広がっており、前記クロス接続部材は、前記アクセス開口の周縁の一部を囲み、前記リアドアは、前記クロス接続部材の上側に配置されていてもよい。
【0010】
かかる構成とすることで、アクセス開口周辺の剛性が向上する。結果として、アクセス開口周辺における剛性が向上する。また、この場合、リアドアは、クロス接続部材によって支持されるため、リアドアの剛性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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