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公開番号2024090613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206600
出願日2022-12-23
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/28 20060101AFI20240627BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ダムの欠損が画像検査によって適切に発見され得るプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層上に形成されている導体層と、前記樹脂絶縁層と前記導体層上に形成されているソルダーレジスト層と、前記ソルダーレジスト層上に形成されており、アンダーフィルの流れ出しを防止するためのダム、とを有する。前記ソルダーレジスト層の上面の第1粗さと前記ダムの上面の第2粗さが異なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂絶縁層と、
前記樹脂絶縁層上に形成されている導体層と、
前記樹脂絶縁層と前記導体層上に形成されているソルダーレジスト層と、
前記ソルダーレジスト層上に形成されており、アンダーフィルの流れ出しを防止するためのダム、とを有するプリント配線板であって、
前記ソルダーレジスト層の上面の第1粗さと前記ダムの上面の第2粗さが異なる。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記ダムは前記ソルダーレジスト層と近い色調の材料で形成されている。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記ダムは前記ソルダーレジスト層と同じ材料で形成されている。
【請求項4】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1粗さは前記第2粗さより大きい。
【請求項5】
請求項4のプリント配線板であって、前記第1粗さは前記第2粗さの1.1倍より大きい。
【請求項6】
請求項5のプリント配線板であって、前記第1粗さは前記第2粗さの1.2倍より大きい。
【請求項7】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1粗さは前記第2粗さ未満である。
【請求項8】
請求項7のプリント配線板であって、前記第1粗さは前記第2粗さの0.9倍未満である。
【請求項9】
請求項8のプリント配線板であって、前記第1粗さは前記第2粗さの0.8倍未満である。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術はプリント配線板に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、アンダーフィルの流れ出しを防止するダムを備えるプリント配線板を開示する。プリント配線板は、樹脂絶縁層と、樹脂絶縁層上に形成されている配線層と、樹脂絶縁層と配線層上に形成されているソルダーレジスト層と、ソルダーレジスト層上に形成されているダム、とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-159163号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1ではダムとソルダーレジスト層は同じ感光性樹脂を用いて同じ製法で形成されている。そのため、プリント配線板が画像検査される場合にダムとソルダーレジスト層が区別され難いと考えられる。例えばダムが欠損を有していても画像検査によってその欠損を発見することが難しいと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層上に形成されている導体層と、前記樹脂絶縁層と前記導体層上に形成されているソルダーレジスト層と、前記ソルダーレジスト層上に形成されており、アンダーフィルの流れ出しを防止するためのダム、とを有する。前記ソルダーレジスト層の上面の第1粗さと前記ダムの上面の第2粗さが異なる。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、ソルダーレジスト層の上面の第1粗さとダムの上面の第2粗さが異なる。ソルダーレジスト層とダムが一つの画像を用いて検査されても、両者は区別され易い。そのため例えばダムが欠損を有していても画像検査によって欠損を発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す平面図。
図1のII-II間の断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
改変例のプリント配線板を模式的に示す断面図。
改変例のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
改変例のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
改変例のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す平面図である。図2は図1のII-II間の断面図である。図1と図2に示されるように、プリント配線板2は、樹脂絶縁層10と導体層20とソルダーレジスト層30とダム50を有する。樹脂絶縁層10は最上の樹脂絶縁層である。導体層20は最上の導体層である。プリント配線板2はビルドアップ層を有していてもよい。その場合、樹脂絶縁層10と導体層20はビルドアップ層の一部を形成する。
【0009】
樹脂絶縁層10は熱硬化性樹脂を用いて形成される。樹脂絶縁層10の材料は光硬化性樹脂でも良い。樹脂絶縁層10はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。樹脂絶縁層10は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。
【0010】
導体層20は樹脂絶縁層10上に形成されている。導体層20は信号配線22とパッド24を含む。信号配線22とパッド24は主に銅によって形成される。パッド24を介しプリント配線板2に電子部品が搭載される。パッド24は図1に示される実装エリア1内に形成されている。実装エリア1は電子部品直下に位置する。図1では、実装エリア1は破線で囲まれるエリアである。プリント配線板2上に複数の電子部品が搭載されると、電子部品毎に実装エリアは形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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