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公開番号
2024090384
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-04
出願番号
2022206265
出願日
2022-12-23
発明の名称
タンク
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】各液室の視認性を確保しつつ、容積が異なる複数の液室を有するタンクの大型化を抑制するタンクを提供する。
【解決手段】インクタンク100は、インク室111Kと、インク室111Yとを有する。前壁101Kと前壁101Yとは左右方向9に隣り合って並んでいる。インク室111Kは、インク室111Y室と左右方向9に並んでいる。インク室111Kは、第1空間121と第2空間122とを有する。第1空間121および第2空間122は、連続した空間である。インク室111Kの後端は、インク室111Yの後端よりも後方に位置する。インク室111Kの容積V1は、インク室111Yの容積V2よりも大きい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
液体消費部に供給される第1液体および第2液体が少なくとも貯留されるタンクであって、
上記第1液体が貯留される第1液室と、
上記第1液室に貯留された上記第1液体の液面が上記タンクの外部から視認可能な第1前壁と、
上記第1前壁と交差して上記第1前壁より後方へ延びており、上記第1液室に通ずる第1注入口が位置する第1上壁と、
上記第2液体が貯留される第2液室と、
上記第2液室に貯留された上記第2液体の液面が上記タンクの外部から視認可能な第2前壁と、
上記第2前壁と交差して上記第2前壁より後方へ延びており、上記第2液室に通ずる第2注入口が位置する第2上壁と、を備えており、
上記第1液室は、
上記第2液室と左右方向に並んでおり少なくとも上記第1前壁および上記第1上壁により区画される第1空間と、
上記第1空間および上記第2液室の後方に並ぶ第2空間と、を有しており、
上記第1空間および上記第2空間は、連続した空間であり、
上記第1液室の後端は、上記第2液室の後端よりも後方に位置しており、
上記第1液室の第1容積は、上記第2液室の第2容積よりも大きいタンク。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
上記第2空間は、前後方向から視て、上記第2液室の後壁の左右方向の両端に亘って位置する請求項1に記載のタンク。
【請求項3】
上記第1前壁には、上限指示表示が記されており、
上記第2空間は、上記上限指示表示よりも上方の空間を有する請求項1に記載のタンク。
【請求項4】
上記第1前壁には、下限指示表示が記されており、
上記第2空間は、上記下限指示表示よりも下方の空間を有する請求項1に記載のタンク。
【請求項5】
上記第1液室から上記第1液体が流出する第1流出口は、上記第1空間に位置する請求項1に記載のタンク。
【請求項6】
上記第1流出口は、左右方向において上記第1前壁の左右端の間に位置する請求項5に記載のタンク。
【請求項7】
上記第2空間は、上記第2液室の後方に隣り合って並ぶ請求項1から6のいずれかに記載のタンク。
【請求項8】
第3液体が貯留される第3液室と、
上記第3液室に貯留された上記第3液体の液面が上記タンクの外部から視認可能な第3前壁と、
上記第3前壁と交差して上記第3前壁より後方へ延びており、上記第3液室に通ずる第3注入口が位置する第3上壁と、を更に備え、
上記第3液室は、上記第2液室と左右方向に並んでおり、
上記第1液室の後端は、上記第3液室の後端よりも後方に位置しており、
上記第1液室の第1容積は、上記第3液室の第3容積よりも大きい請求項1に記載のタンク。
【請求項9】
上記第2空間は、上記第3液室の後方に並ぶ請求項8に記載のタンク。
【請求項10】
上記第2液室は、左右方向において上記第1空間と上記第3液室との間に位置しており、
上記第2液室から上記第2液体が流出する第2流出口は、上記第2液室において上下方向に延びる管の下端部に位置する請求項8に記載のタンク。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1液室および第2液室を有するタンクに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インク補給口を通じてインクが補給可能な複数のインクタンクが水平方向に並んで配置される構成が開示されている。複数のインクタンクのうち、ブラックインクが貯留されるインクタンクの断面形状が、他のインクタンクの断面形状よりも大きい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-163715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された構成によれば、ブラックインクが貯留されるインクタンクは、複数のインクタンクが並ぶ方向と直交する方向において、他のインクタンクよりも寸法が長い。したがって、複数のインクタンクが収容されるスペースにおいて、インクが貯留されないスペースが生じ得る。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各液室の視認性を確保しつつ、容積が異なる複数の液室を有するタンクの大型化を抑制するタンクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明は、液体消費部に供給される第1液体および第2液体が少なくとも貯留されるタンクに関する。タンクは、上記第1液体が貯留される第1液室と、上記第1液室に貯留された上記第1液体の液面が上記タンクの外部から視認可能な第1前壁と、上記第1前壁と交差して上記第1前壁より後方へ延びており、上記第1液室に通ずる第1注入口が位置する第1上壁と、上記第2液体が貯留される第2液室と、上記第2液室に貯留された上記第2液体の液面が上記タンクの外部から視認可能な第2前壁と、上記第2前壁と交差して上記第2前壁より後方へ延びており、上記第2液室に通ずる第2注入口が位置する第2上壁と、を備える。上記第1液室は、上記第2液室と左右方向に並んでおり少なくとも上記第1前壁および上記第1上壁により区画される第1空間と、上記第1空間および上記第2液室の後方に並ぶ第2空間と、を有する。上記第1空間および上記第2空間は、連続した空間である。上記第1液室の後端は、上記第2液室の後端よりも後方に位置する。上記第1液室の第1容積は、上記第2液室の第2容積よりも大きい。
【0007】
第1液室に貯留されている第1液体の液面と、第2液室に貯留されている第2液体の液面とのいずれもが前方から視認される。第1液室の後端が、第2液室の後端よりも後方に位置しているので、第1液室の左右方向の幅と、第2液室の左右方向の幅が同じであっても、第1容積が第2容積よりも大きくすることが容易である。第1容積が第2容積よりも大きいので、第1液室に第2液室よりも多くの液体が貯留される。第2空間が第1空間および第2液室の後方に並ぶので、タンクの前後方向における小型化が実現される。
【0008】
(2) 上記第2空間は、前後方向から視て、上記第2液室の後壁の左右方向の両端に亘って位置してもよい。
【0009】
タンクに対して第2空間が占める効率がよい。
【0010】
(3) 上記第1前壁には、上限指示表示が記されており、上記第2空間は、上記上限指示表示よりも上方の空間を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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