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公開番号2024090027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205653
出願日2022-12-22
発明の名称塗料用添加剤および塗料組成物
出願人シチズン時計株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類C07F 9/145 20060101AFI20240627BHJP(有機化学)
要約【課題】塗料組成物を、屋外の構造物に塗布して塗膜を形成した場合に、経時的な劣化が抑えられる塗料用添加剤を提供すること。
【解決手段】塗料用添加剤は、液体成分として40℃における動粘度が30cSt以下である水素化処理したナフサ(A1)、40℃における動粘度が30cSt以下であるナフテン系鉱油(A2)、100℃における動粘度が4cSt以下であるポリアルファオレフィン(A3)および沸点が100℃以下である有機溶媒(A4)からなる群から選ばれる少なくとも1種と、添加剤として下記式(B)で表される中性亜リン酸エステル誘導体とを含む。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024090027000014.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">36</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
液体成分として40℃における動粘度が30cSt以下である水素化処理したナフサ(A1)、40℃における動粘度が30cSt以下であるナフテン系鉱油(A2)、100℃における動粘度が4cSt以下であるポリアルファオレフィン(A3)および沸点が100℃以下である有機溶媒(A4)からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
添加剤として下記式(B)で表される中性亜リン酸エステル誘導体とを含む、
塗料用添加剤。
TIFF
2024090027000011.tif
36
170
(上記式(B)中、R
b21
~R
b24
は、それぞれ独立に、炭素原子数10~16の脂肪族炭化水素基を表し、R
b25
~R
b28
は、それぞれ独立に、炭素原子数1~6の直鎖もしくは分枝状のアルキル基を表し、R
b291
およびR
b292
は、それぞれ独立に、水素原子または炭素原子数1~5の直鎖もしくは分枝状のアルキル基を表し、R
b291
およびR
b292
の炭素原子数の合計は、1~5である。)
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記添加剤として、さらに、下記式(C)で表される2,6-ジ-t-ブチルフェノール誘導体および下記式(D)で表されるヒンダードアミン化合物から選ばれる少なくとも1種を含む、
請求項1に記載の塗料用添加剤。
TIFF
2024090027000012.tif
29
170
(上記式(C)中、R
c1
は、炭素原子数1~12の直鎖もしくは分枝状のアルキル基である。)
TIFF
2024090027000013.tif
30
170
(上記式(D)中、R
d21
およびR
d22
は、それぞれ独立に、炭素原子数1~10の脂肪族炭化水素基を表し、R
d23
は、炭素原子数1~10の2価の脂肪族炭化水素基を表す。)
【請求項3】
前記液体成分100質量部に対して、前記中性亜リン酸エステル誘導体を0.1質量部以上5質量部以下の量で含む、
請求項1または2に記載の塗料用添加剤。
【請求項4】
前記液体成分100質量部に対して、前記2,6-ジ-t-ブチルフェノール誘導体を0.1質量部以上5質量部以下の量で含む、
請求項2に記載の塗料用添加剤。
【請求項5】
前記液体成分100質量部に対して、前記ヒンダードアミン化合物を0.1質量部以上5質量部以下の量で含む、
請求項2に記載の塗料用添加剤。
【請求項6】
請求項1または2に記載の塗料用添加剤と、樹脂と、塗料用溶剤とを含む、塗料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料用添加剤および塗料組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、建築物の屋根や外壁などに形成される溶剤系遮熱性機能膜が記載されている。上記溶剤系遮熱性機能膜は、溶剤系塗料に球状金属酸化物粒子を配合した溶剤系塗料組成物を塗布・硬化してなり、被膜を形成した際に球状金属酸化物粒子が膜表面に偏在し分散することを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-160115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の溶剤系遮熱性機能膜は、太陽光に曝されると、経時的な劣化が激しいという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、塗料組成物を、屋外の構造物に塗布して塗膜を形成した場合に、経時的な劣化が抑えられる塗料用添加剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の塗料用添加剤は、液体成分として40℃における動粘度が30cSt以下である水素化処理したナフサ(A1)、40℃における動粘度が30cSt以下であるナフテン系鉱油(A2)、100℃における動粘度が4cSt以下であるポリアルファオレフィン(A3)および沸点が100℃以下である有機溶媒(A4)からなる群から選ばれる少なくとも1種と、添加剤として下記式(B)で表される中性亜リン酸エステル誘導体とを含む。
【0007】
TIFF
2024090027000001.tif
36
170
【0008】
上記式(B)中、R
b21
~R
b24
は、それぞれ独立に、炭素原子数10~16の脂肪族炭化水素基を表し、R
b25
~R
b28
は、それぞれ独立に、炭素原子数1~6の直鎖もしくは分枝状のアルキル基を表し、R
b291
およびR
b292
は、それぞれ独立に、水素原子または炭素原子数1~5の直鎖もしくは分枝状のアルキル基を表し、R
b291
およびR
b292
の炭素原子数の合計は、1~5である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の塗料用添加剤によれば、これを含む塗料組成物を、屋外の構造物に塗布して塗膜を形成した場合に、経時的な劣化が抑えられる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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