TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024087413
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202230
出願日2022-12-19
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 6/40 20071001AFI20240624BHJP(車両一般)
要約【課題】内燃機関から駆動輪に伝達される最大駆動トルクを増大させることができる車両を提供する。
【解決手段】内燃機関1からトルクが伝達される入力部材2と、駆動輪にトルク伝達可能に連結された出力部材5と、反力トルクを発生させる反力機構4と、入力部材2が連結された入力要素9、出力部材5が連結された出力要素7、および反力機構4に連結されかつ反力機構4から反力トルクが伝達される反力要素6を有する差動機構3とを備えた車両Veであって、入力部材2と出力部材5との間に、入力部材2のトルクを増幅して出力部材5に伝達するトルクコンバータ28を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関からトルクが伝達される入力部材と、駆動輪にトルク伝達可能に連結された出力部材と、反力トルクを発生させる反力機構と、前記入力部材が連結された入力要素、前記出力部材が連結された出力要素、および前記反力機構に連結されかつ前記反力機構から前記反力トルクが伝達される反力要素を有する差動機構とを備えた車両であって、
前記入力部材と前記出力部材との間に、前記入力部材のトルクを増幅して前記出力部材に伝達するトルクコンバータを備えている
ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
前記トルクコンバータは、前記入力部材にトルク伝達可能に連結されたポンプインペラーと、前記出力部材に連結されたタービンランナーとを備え、
前記入力部材と前記ポンプインペラーとの間に、前記ポンプインペラーの回転数が前記入力部材の回転数よりも高回転数である場合に、前記入力部材と前記ポンプインペラーとの間のトルクの伝達を遮断するワンウェイクラッチを備えている
ことを特徴とする車両。
【請求項3】
請求項1に記載の車両であって、
前記トルクコンバータは、前記入力部材にトルク伝達可能に連結されたポンプインペラーと、前記出力部材に連結されたタービンランナーとを備え、
前記入力部材と前記ポンプインペラーとの間のトルクの伝達を選択的に遮断するクラッチ機構を備えている
ことを特徴とする車両。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか一項に記載の車両であって、
前記反力機構は、前記反力トルクを発生させることにより前記内燃機関から出力される動力の一部を発電する発電機を含み、
前記発電機によって発電された電力を蓄電可能な蓄電装置と、
前記発電機によって発電された発電電力と、前記蓄電装置に充電されている充電電力との少なくともいずれか一方の電力が供給されてトルクを出力する電動機とを備え、
前記電動機は、前記出力部材にトルク伝達可能に連結されている
ことを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、内燃機関から出力された動力を出力部材に伝達するための反力機構を備えた車両に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンジンが連結された第1回転要素と、モータが連結された第2回転要素と、駆動輪が連結された第3回転要素とが差動作用をなすように構成された動力分割機構を備えたハイブリッド車両が記載されている。この動力分割機構は、エンジンから駆動トルクを出力するとともに、モータから反力トルクを出力することによって、エンジンから駆動輪にトルクを伝達するように構成されている。
【0003】
なお、特許文献2には、トルクコンバータに連結されたフロントカバーと中間軸とが、エンジンの出力軸に連結され、その中間軸がクラッチ機構を介してトルクコンバータの出力軸に連結されるように構成された車両が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-47551号公報
特開平8-159238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された動力分割機構は、エンジン回転数の増加に比例してモータの回転数が増加するため、エンジンの出力トルクを増大させるためにエンジン回転数を増加させると、それに伴って、モータの回転数が増加する。一方、モータの出力トルクは、モータの回転数の増加に伴って低下する。また、上記の動力分割機構は、エンジンから出力されたトルクに対応した反力トルクをモータから出力することによって、動力分割機構のギヤ比に応じたトルクをエンジンから駆動輪に伝達する。したがって、車両の発進時などの極低車速時に比較的大きな駆動トルクを動力分割機構から出力するために、エンジン回転数を増加させてエンジンの出力トルクを増大させるとしても、モータの回転数が増加することによりエンジンの出力トルクに対応した反力トルクを出力することができなくなる。すなわち、エンジンの出力トルクは、モータの最大トルクに応じた大きさに制限される。そのため、モータから反力トルクを出力してエンジントルクを駆動輪に伝達する動力分割機構を備えた車両における最大駆動力を増大させるための技術的な改善の余地があった。
【0006】
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、内燃機関から駆動輪に伝達される最大駆動トルクを増大させることができる車両を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、この発明は、内燃機関からトルクが伝達される入力部材と、駆動輪にトルク伝達可能に連結された出力部材と、反力トルクを発生させる反力機構と、前記入力部材が連結された入力要素、前記出力部材が連結された出力要素、および前記反力機構に連結されかつ前記反力機構から前記反力トルクが伝達される反力要素を有する差動機構とを備えた車両であって、前記入力部材と前記出力部材との間に、前記入力部材のトルクを増幅して前記出力部材に伝達するトルクコンバータを備えていることを特徴とするものである。
【0008】
この発明では、前記トルクコンバータは、前記入力部材にトルク伝達可能に連結されたポンプインペラーと、前記出力部材に連結されたタービンランナーとを備え、前記入力部材と前記ポンプインペラーとの間に、前記ポンプインペラーの回転数が前記入力部材の回転数よりも高回転数である場合に、前記入力部材と前記ポンプインペラーとの間のトルクの伝達を遮断するワンウェイクラッチを備えていてよい。
【0009】
この発明では、前記トルクコンバータは、前記入力部材にトルク伝達可能に連結されたポンプインペラーと、前記出力部材に連結されたタービンランナーとを備え、前記入力部材と前記ポンプインペラーとの間のトルクを伝達を選択的に遮断するクラッチ機構を備えていてよい。
【0010】
そして、この発明では、前記反力機構は、前記反力トルクを発生させることにより前記内燃機関から出力される動力の一部を発電する発電機を含み、前記発電機によって発電された電力を蓄電可能な蓄電装置と、前記発電機によって発電された発電電力と、前記蓄電装置に充電されている充電電力との少なくともいずれか一方の電力が供給されてトルクを出力する電動機とを備え、前記電動機は、前記出力部材にトルク伝達可能に連結されていてよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
設置部材
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
2か月前
個人
自動車暴走抑制装置
2か月前
個人
車内雨傘載置収納具
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
荷台雨除け装置
8日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
株式会社タイヨー産業
補助枕
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
23日前
株式会社豊田自動織機
電動車両
14日前
個人
全自動解除式シートベルト
13日前
日本精機株式会社
表示システム
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
個人
視認ペダル操作システム
20日前
新明和工業株式会社
荷箱の天蓋装置
2か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
6日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
20日前
株式会社ニフコ
カップホルダ
1か月前
個人
テーブル付きハンドルガード具
9日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
22日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
14日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
オムロン株式会社
表示システム
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
続きを見る