TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024087392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202193
出願日2022-12-19
発明の名称着脱自在な牽引具
出願人矢崎化工株式会社
代理人個人
主分類B62B 5/00 20060101AFI20240624BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】台車を牽引したいときだけ台車に取り付けて使用できる低コストで簡便な牽引具であって、複数の台車を連結しても内輪差が少ない牽引を可能にした既存台車に着脱自在な牽引具を提供する。
【解決手段】前後に並ぶ台車1間に対し着脱自在な牽引具であって、向かい合う一対の開口部23を有するアームケース2と、前記アームケース2の両端部20近傍に設けられた対角線に位置する軸3を、前記開口部23を通ってX字状に回転フリー状態で連結する牽引アーム4と、前記一対のアームケース2の各外側面21に設けられた台車1への着脱が自在な連結片5とで構成する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
前後に並ぶ台車間に対し着脱自在な牽引具であって、
向かい合う一対の開口部を有するアームケースと、
前記アームケースの両端部近傍に設けられた対角線に位置する軸を、前記開口部を通ってX字状に回転フリー状態で連結する牽引アームと、
前記一対のアームケースの各外側面に設けられて前記台車への着脱が自在な連結片と、
で成ることを特徴とする着脱自在な牽引具。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記アームケースの上方向に、把持用の取っ手が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の着脱自在な牽引具。
【請求項3】
前記牽引アームが、伸縮して前記アームケース内で収容自在に構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の着脱自在な牽引具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、台車を牽引したいときだけ台車に取り付けて使用できるようにした着脱自在な牽引具に関し、更に言えば、複数の台車を連結しても、コーナーを曲がるときの内輪差を少なく出来る着脱自在な牽引具の技術分野に属する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
台車を牽引したい場合、台車の前部から突出するバーと後部に連結金具が付いた牽引用具付き台車が一般的である。しかし、そのような構成では複数台を連結すると、内輪差の問題で狭い通路のコーナーを曲がれないため、連結をやめて単体にして運ぶ等、搬送効率が悪い場合があった。また、牽引具が台車から出っ張り保管場所を広く確保する必要もある。
そのため、牽引具が付かない既存の台車に後から牽引可能にできる牽引具の技術としては、下記特許文献1の牽引治具がある。同文献1の請求項1には、前後左右のうちの左又は右側が開口した略コの字形の形状を有するとともに被牽引台車を内側に収容する牽引治具本体に車輪を設け、牽引治具本体の前部には牽引車と係合する係合部を設け、牽引治具本体と被牽引台車とを連結する連結手段を設けた牽引治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平06-51044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1の牽引具は、キャスター付きのコの字形の牽引具の内部に既存の台車を収容して、牽引具の前部から突出するバーと後部の連結金具とで牽引する形態なので、コーナーでの内輪差の解消は難しい。
また、既存台車を改造する手間が避けられる牽引具ではあるが、それなりに強度があるコの字形のキャスターを持つ枠を製作するので、製造コストもかかり、既存台車を囲む牽引治具となる事から大型となり、保管場所が別途必要になる等のデメリットも多く、これが解決すべき課題となっている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、台車を牽引したいときだけ台車へ取付けて使用できる自在性を有し、低コストで製造できる簡便な牽引具であって、複数の台車を連結しても内輪差が少ない牽引を可能にした既存台車に着脱自在な牽引具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決する手段として、請求項1に記載した発明は、前後に並ぶ台車1間に対し着脱自在な牽引具であって、
向かい合う一対の開口部23を有するアームケース2と、
前記アームケース2の両端部20近傍に設けられた対角線に位置する軸3を、前記開口部23を通ってX字状に回転フリー状態で連結する牽引アーム4と、
前記一対のアームケース2の各外側面21に設けられて前記台車1への着脱が自在な連結片5と、
で成ることを特徴とする着脱自在な牽引具である。
【0007】
請求項2に記載した発明は、前記アームケース2の上方向に、把持用の取っ手6が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の着脱自在な牽引具である。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記牽引アーム4が、伸縮して前記アームケース2内で収容自在に構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の着脱自在な牽引具である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の着脱自在な牽引具によれば、以下の効果を奏する。
(1)牽引具が付いていない既存の台車に後付けできる。その際、連結片によって簡単に既存台車に取り付けられる。
(2)回転フリー状態でX字状に牽引アームが連結されているため、台車を数台連結しても内輪差を少なくでき、狭い通路でも連結して運べる。
(3)各アームケース上に取っ手が設けられているので、牽引具を持ち易く運び易いし、台車への取り付けが容易である。しかも、手を挟まないように安全面も考慮した設計となっている。
(4)牽引アームを伸縮自在な構成で実施すれば、アームケース内に牽引アームを収容できて運び易くなり、牽引アームを隠して見映えを良くし、最小の形で保管できスペース効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施例の着脱自在な牽引具を示した平面図である。
図1の正面図である。
図1のA-A線断面図である。
図2の着脱自在な牽引具の中央部を一部切欠して示した拡大正面図である。
着脱自在な牽引具の軸部分を示した拡大正面図である。
Aは、台車間に連結片を掛けた連結状態を示した平面図、Bは、Aの正面図である。
本牽引具で連結された台車列が曲がった通路を走行している状況を示した平面図である。
第2実施例の着脱自在な牽引具を示した平面図である。
図8の第2実施例の正面図である。
第2実施例における牽引アームをアームケースに収容した状態を示した平面図である。
図10の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎化工株式会社
着脱自在な牽引具
1か月前
個人
自転車の傘
6か月前
個人
重量物移動台車
3か月前
個人
サドル揺動装置
8か月前
個人
二輪バイク補助輪
9か月前
個人
自動二輪車
10か月前
井関農機株式会社
作業機
6か月前
個人
カウル取り付け器具
10か月前
個人
自転車用荷台
15日前
井関農機株式会社
作業機
5か月前
個人
自転車
9か月前
個人
車両用横転防止装置
5か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
クリアレインシェード
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
10か月前
三甲株式会社
保護具
5か月前
日本精機株式会社
表示装置
6か月前
個人
自転車の駐輪装置
9か月前
株式会社北誠商事
被覆構造体
6か月前
株式会社ホシプラ
台車
4か月前
個人
電動カート
11か月前
株式会社クラベ
面状ユニット
2か月前
個人
スライドレインプルーフ
2か月前
個人
車両底面への噴流発生器
11か月前
個人
自動二輪車に装着する被服
11か月前
帝人株式会社
車両構造体
2か月前
祖峰企画株式会社
平台車
1か月前
三甲株式会社
台車
5か月前
三甲株式会社
台車
6か月前
個人
足踏みペダル式自転車
2か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
11か月前
井関農機株式会社
作業車両
6か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
3か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
11か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
11か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
10か月前
続きを見る