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公開番号2024085466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199937
出願日2022-12-15
発明の名称藻類培養装置
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類C12M 1/00 20060101AFI20240620BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】省スペース、および省エネルギーを実現し、高濃度の藻類を効率的に培養可能な装置を提供する。
【解決手段】
藻類培養装置は藻類を含み、粘性を有する藻類スラリーを用いて、藻類を培養する複数の培養シートを備える。複数の培養シートは、網目を有する形状であり、鉛直方向に重なるように所定の間隔をおいて配置され、鉛直方向の下側における培養シートのメッシュサイズは、鉛直方向の上側における培養シートのメッシュサイズよりも小さい。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
藻類を含み、粘性を有する藻類スラリーを用いて、前記藻類を培養する複数の培養シートを備え、
前記複数の培養シートは、
網目を有する形状であり、
鉛直方向に重なるように所定の間隔をおいて配置され、
前記鉛直方向の下側における前記培養シートのメッシュサイズは、前記鉛直方向の上側における前記培養シートのメッシュサイズよりも小さい、藻類培養装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
天面と、前記天面に対向する底面を有する筐体を備え、
前記複数の培養シートは、前記筐体内に配置され、
前記天面には前記培養シートに前記藻類スラリーを投入する投入孔を有する、請求項1に記載の藻類培養装置。
【請求項3】
前記培養シートに可視光を照射する光源を備える、請求項1または請求項2に記載の藻類培養装置。
【請求項4】
平面視において、前記複数の培養シートに重なる位置に、前記藻類スラリーの培養液を回収するための回収槽を備える、請求項1または請求項2に記載の藻類培養装置。
【請求項5】
前記投入孔は、平面視において前記複数の培養シートの中心部に重なる位置に形成されている、請求項2に記載の藻類培養装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微細藻類の培養技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、持続可能型エネルギーの原料等に用いるため、藻類の培養方法が各種考案されている。例えば、複数の培養層を備え、当該培養層の中で藻類の培養を行う装置がある。
【0003】
例えば、特許文献1に記載されている培養層は多段式に配置されている。より具体的には、培養層を多段の階段状に配置し、それぞれの培養層に日光(可視光)を照射する。このことによって、藻類は培養される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-140662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の藻類培養装置の培養層に日光を当てるためには、培養層が重ならないように、平面視して横並びに並べる必要がある。すなわち、藻類培養装置は平面視において大きくなってしまう。このことから、藻類培養装置の面積効率は低下する。
【0006】
また、この藻類培養装置は、上流の培養層に流入した藻類スラリーをオーバーフローさせることで、下流の培養層に藻類スラリーを流入させる。よって、藻類培養装置には、藻類スラリーを搬送するための動力(エネルギー)が必要となる。
【0007】
したがって、本発明の目的は、省スペース、および省エネルギーを実現し、高濃度の藻類を効率的に培養可能な装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の実施形態に係る藻類培養装置は藻類を含み、粘性を有する藻類スラリーを用いて、藻類を培養する複数の培養シートを備える。複数の培養シートは、網目を有する形状であり、鉛直方向に重なるように所定の間隔をおいて配置され、鉛直方向の下側における培養シートのメッシュサイズは、鉛直方向の上側における培養シートのメッシュサイズよりも小さい。
【0009】
この構成では、藻類を効率的に培養できる。より具体的には、藻類スラリーが鉛直方向の最も高い位置に配置された場合、藻類スラリーは、培養段階に応じて下位の培養シートに落下する。また、各培養シートの網目のサイズが鉛直方向の下向きに小さくなる構成を備えていることで、最も下位に配置された培養シートで藻類を捕集できる。すなわち、藻類スラリーの自重を利用することによって効率的に藻類を培養できる。さらに、各培養シートを鉛直方向に重なるように配置しているため、藻類培養装置の面積効率は向上する。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、省スペース、および省エネルギーを実現し、高濃度の藻類を効率的に培養可能な装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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