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公開番号
2024068998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-21
出願番号
2022179730
出願日
2022-11-09
発明の名称
炭酸ガス溶解装置
出願人
学校法人 創価大学
代理人
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20240514BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】より効率的に液体内に炭酸ガスを溶解させることができる炭酸ガス溶解装置を提供する。
【解決手段】炭酸ガス溶解装置1は炭酸ガスを液体に溶解させるための培養槽20と、培養槽20に供給する液体を貯留する液体供給槽10と、液体供給槽10と培養槽20とを連通する気液供給路40と、気液供給路40を介して培養槽20に液体供給槽10内の液体を吐出するポンプ14と、炭酸ガスを含む気体を気液供給路40内に供給する気体供給部30と、培養槽20内で発生した余剰気体を気液供給路40内に還流する第1気体還流路60と、備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
炭酸ガスを液体に溶解させるための処理槽と、
前記処理槽に供給する前記液体を貯留する液体供給槽と、
前記液体供給槽と前記処理槽とを連通する気液供給路と、
前記気液供給路を介して前記処理槽に前記液体供給槽内の前記液体を吐出するポンプと、
炭酸ガスを含む気体を前記気液供給路内に供給する気体供給部と、
前記処理槽内で発生した余剰気体を前記気液供給路内に還流する第1気体還流路と、
を備える炭酸ガス溶解装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
さらに、前記液体供給槽内で発生した余剰気体を前記気液供給路内に供給する第2気体還流路を備える、請求項1に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項3】
さらに、前記処理槽の余剰液体を前記液体供給槽に還流する液体還流路を備える、請求項1に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項4】
前記気液供給路は、前記処理槽の下部に接続されている、請求項1に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項5】
前記気体供給部は、前記第1気体還流路よりも前記気液供給路内の液体流れ方向上流側で前記気体を供給する請求項1に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項6】
前記気体供給部は、前記第2気体還流路よりも前記液体供給路内の液体流れ方向上流側で前記気体を供給する請求項2に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項7】
前記気体供給部から前記液体供給路内に供給する前記気体の供給量を調整可能な気体制御部と、
前記処理槽に供給される炭酸ガス量に相関する状態値を検出可能な炭酸ガス状態検出部と、を備え、
前記気体制御部は、前記炭酸ガス状態検出部により検出された前記炭酸ガス量に相関する状態値に応じて前記気体の供給量を調整する、請求項1に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項8】
前記処理槽と前記液体供給槽との間では液体及び気体が密閉された中で循環する請求項1に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項9】
前記処理槽には、藻類が懸濁された培養液が貯留されている、請求項1に記載の炭酸ガス溶解装置。
【請求項10】
さらに、前記処理槽の余剰液体を前記液体供給槽に還流する液体還流路を備え、
前記処理槽は、前記藻類と前記培養液とを分離する分離膜により区画されており、
前記分離膜により前記藻類が分離された培養液が前記液体供給槽に還流される、請求項9に記載の炭酸ガス溶解装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば微細藻類の培養やバイオガスの精製に適用可能な炭酸ガス溶解装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、エネルギー、食品、化粧品等の様々な分野において微細藻類の利用が注目されている。微細藻類の培養は、微細藻類を含む培養液が貯留された培養槽に炭酸ガス(二酸化炭素:CO
2
)を含む気体を供給することで行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、畜糞、生ゴミ、廃水等の有機性廃棄物等のバイオマスをメタン発酵させて生じたバイオガスの利用も注目されている。バイオガスは一般的にメタンガス(CH
4
)が6割程度、炭酸ガスが4割程度からなり、このメタンガスと炭酸ガスを分離(バイオガス精製)することで、それぞれに適した用途で使用することが可能となる。
【0004】
微細藻類の培養やバイオガス精製のいずれの場合においても、液体内に無駄なく炭酸ガスを溶解させることが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-65992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、より効率的に液体内に炭酸ガスを溶解させることができる炭酸ガス溶解装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
例えば、本発明は、炭酸ガスを液体に溶解させるための処理槽と、前記処理槽に供給する前記液体を貯留する液体供給槽と、前記液体供給槽と前記処理槽とを連通する気液供給路と、前記気液供給路を介して前記処理槽に前記液体供給槽内の前記液体を吐出するポンプと、炭酸ガスを含む気体を前記気液供給路内に供給する気体供給部と、前記処理槽内で発生した余剰気体を前記気液供給路内に還流する第1気体還流路と、を備える炭酸ガス溶解装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、より効率的に液体内に炭酸ガスを溶解させることができる炭酸ガス溶解装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る炭酸ガス溶解装置の全体構成図である。
本発明の第1実施形態に係る培養槽の詳細図である。
気液供給路の詳細図である。
本実施形態の炭酸ガス溶解装置を使用した場合の溶解炭酸ガス濃度とpH値の時間推移を示すグラフである。
本発明の第2実施形態に係る炭酸ガス溶解装置の全体構成図である。
培養槽の第1変形例を示す構成図である。
培養槽の第2変形例を示す構成図である。
本発明の第3実施形態に係る炭酸ガス溶解装置の全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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