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公開番号2024046998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152403
出願日2022-09-26
発明の名称ビールテイスト飲料
出願人サッポロビール株式会社
代理人個人,個人
主分類C12C 5/02 20060101AFI20240329BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】酢酸エチルが高含有でありながら、有機溶媒的香りがマスキングされ且つ熟成感が優れたビールテイスト飲料を提供する。
【解決手段】酢酸エチルを50mg/L以上180mg/L以下含有し、且つフルクトースを0.2g/L以上含有するビールテイスト飲料により、前記課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
酢酸エチルを50mg/L以上180mg/L以下含有し、且つフルクトースを0.2g/L以上含有する、ビールテイスト飲料。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
さらに2,3,5-トリメチルピラジンを1.5μg/L以上含有する、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項3】
前記酢酸エチルの含有量が75mg/L以上150mg/L以下である、請求項1または2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項4】
前記フルクトースの含有量が0.5g/L以上5.0g/L以下である、請求項1または2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項5】
アルコール度数が5v/v%以上のビールテイストアルコール飲料である、請求項1または2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項6】
前記アルコール度数が7v/v%以上である、請求項5に記載のビールテイスト飲料。
【請求項7】
酢酸エチルを50mg/L以上180mg/L以下含有させる工程と、フルクトースを0.2g/L以上含有させる工程と、を備える、ビールテイスト飲料の製造方法。
【請求項8】
ビールテイスト飲料において、酢酸エチルの含有量を50mg/L以上180mg/L以下とし、さらにフルクトースの含有量を0.2g/L以上とすることを特徴とする、ビールテイスト飲料における有機溶媒的香りのマスキングおよび熟成感の向上方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビールテイスト飲料、その製造方法等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ビールや発泡酒などに代表されるビールテイスト飲料は、独特の苦味や焙煎香などを有するものであるが、さらにマイルドな香味や味のふくよかさなどを有するものが求められることがある。そして、ビールテイスト飲料にマイルドな香味や味のふくよかさなどを付与するために、その酢酸エチル含有量をより高める場合がある。
【0003】
例えば特許文献1には、総ポリフェノール量が220ppm以下であり、酢酸エチルの含有量が35~60ppmである、甘味があるとともに、マイルドな香味のビールテイスト飲料が開示されている。
【0004】
また、発酵ビールテイスト飲料製造において、使用する酵母の種類や発酵条件(例えば高アルコール度数とする発酵条件等)などによってその酢酸エチル含有量がより高まる場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-205036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ビールテイスト飲料においてその酢酸エチル含有量が高くなり過ぎると、有機溶媒的香りを感じ易くなり、また雑味も感じ易くなって熟成感を感じにくくなる傾向がある。
【0007】
そこで本発明は、酢酸エチルが高含有でありながら、有機溶媒的香りがマスキングされ且つ熟成感が優れたビールテイスト飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明者は鋭意検討し、フルクトースがビールテイスト飲料における有機溶媒的香りのマスキングや雑味の抑制などに効果を発揮することを明らかにした。この知見から、酢酸エチルを50mg/L以上180mg/L以下含有し、且つフルクトースを0.2g/L以上含有するビールテイスト飲料とすることにより、酢酸エチルが高含有でありながら、有機溶媒的香りがマスキングされ且つ熟成感が優れたビールテイスト飲料を提供できることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
すなわち、本発明は次の<1>~<8>である。
<1>酢酸エチルを50mg/L以上180mg/L以下含有し、且つフルクトースを0.2g/L以上含有する、ビールテイスト飲料。
<2>さらに2,3,5-トリメチルピラジンを1.5μg/L以上含有する、<1>に記載のビールテイスト飲料。
<3>前記酢酸エチルの含有量が75mg/L以上150mg/L以下である、<1>または<2>に記載のビールテイスト飲料。
<4>前記フルクトースの含有量が0.5g/L以上5.0g/L以下である、<1>~<3>のいずれか1つに記載のビールテイスト飲料。
<5>アルコール度数が5v/v%以上のビールテイストアルコール飲料である、<1>~<4>のいずれか1つに記載のビールテイスト飲料。
<6>前記アルコール度数が7v/v%以上である、<5>に記載のビールテイスト飲料。
<7>酢酸エチルを50mg/L以上180mg/L以下含有させる工程と、フルクトースを0.2g/L以上含有させる工程と、を備える、ビールテイスト飲料の製造方法。
<8>ビールテイスト飲料において、酢酸エチルの含有量を50mg/L以上180mg/L以下とし、さらにフルクトースの含有量を0.2g/L以上とすることを特徴とする、ビールテイスト飲料における有機溶媒的香りのマスキングおよび熟成感の向上方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、酢酸エチルが高含有でありながら、有機溶媒的香りがマスキングされ且つ熟成感が優れたビールテイスト飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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