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公開番号2024052078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158543
出願日2022-09-30
発明の名称ビールテイスト飲料
出願人サッポロビール株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C12C 5/02 20060101AFI20240404BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】ボディ感に優れたビールテイスト飲料を提供すること。
【解決手段】アルコール度数が10v/v%以上であり、4-ビニルグアイアコールの含有量が60μg/L以上である、ビールテイスト飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルコール度数が10v/v%以上であり、
4-ビニルグアイアコールの含有量が60μg/L以上である、ビールテイスト飲料。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記アルコール度数が、12v/v%以上19v/v%以下である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項3】
前記4-ビニルグアイアコールの含有量が、95μg/L以上550μg/L以下である、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項4】
有機酸を含有し、下記(i)、(ii)及び(iii)からなる群より選ばれる少なくとも1つを満たす、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料;
(i)前記有機酸がリンゴ酸を含み、前記リンゴ酸の含有量が400mg/L以下である、
(ii)前記有機酸がクエン酸を含み、前記クエン酸の含有量が300mg/L以下である、
(iii)前記有機酸が乳酸を含み、前記乳酸の含有量が250mg/L以下である。
【請求項5】
有機酸を含有し、
前記有機酸がリンゴ酸、クエン酸、及び乳酸を含み、
前記リンゴ酸の含有量が400mg/L以下であり、
前記クエン酸の含有量が300mg/L以下であり、
前記乳酸の含有量が250mg/L以下である、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項6】
麦芽使用比率が50.0w/w%以上66.6w/w%以下である、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項7】
蒸留アルコールを含有しない、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項8】
アルコール度数を10v/v%以上に調整すること、及び、
4-ビニルグアイアコールの含有量を60μg/L以上に調整することを含む、
ビールテイスト飲料の製造方法。
【請求項9】
アルコール度数を10v/v%以上に調整すること、及び、
4-ビニルグアイアコールの含有量を60μg/L以上に調整することを含む、
ビールテイスト飲料のボディ感を向上させる方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビールテイスト飲料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ビールテイスト飲料のアルコール度数を高める技術が様々に報告されている。また、アルコール度数の高いビールテイスト飲料の香味は、その製造方法等により変動し得ることが知られている。例えば、特許文献1には、原麦汁エキス濃度が25~32重量%の麦汁にビール酵母を添加する工程;及びビール酵母を添加した麦汁に24時間以上通気を行いながら、該麦汁を発酵させる工程;を包含する、発酵飲料の製造方法が開示され、当該方法によれば、従来の高濃度醸造より高い原麦汁エキス濃度の麦汁を使用して、香味バランスのよい発酵飲料が得られる発酵飲料の製造方法が提供されるとの記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-117258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、アルコール度数の高い(例えばアルコール度数が10v/v%以上である)ビールテイスト飲料において、特定の香気成分がビールテイスト飲料の香味に与える影響については、十分な検討がなされてこなかった。
【0005】
本発明者らは、上記事情に鑑みて鋭意研究を行った結果、アルコール度数の高いビールテイスト飲料に対して4-ビニルグアイアコールを特定量含有させることで、ボディ感に優れたビールテイスト飲料が得られることを見出した。本発明は、この新規な知見に基づくものであり、ボディ感に優れたビールテイスト飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アルコール度数が10v/v%以上であり、4-ビニルグアイアコールの含有量が60μg/L以上である、ビールテイスト飲料に関する。
【0007】
本発明の一実施形態に係るビールテイスト飲料は、アルコール度数が10v/v%以上であり、かつ、4-ビニルグアイアコールの含有量が60μg/L以上であるため、ボディ感に優れる。
【0008】
上記ビールテイスト飲料は、アルコール度数が、12v/v%以上19v/v%以下であってもよい。この場合、ボディ感がより優れ、マイルド感にも優れ、呈味の刺激感及び4-ビニルグアイアコール由来の香りの刺激感が抑えられ、酸味と甘味とのバランスにも優れる。
【0009】
上記ビールテイスト飲料は、4-ビニルグアイアコールの含有量が、95μg/L以上550μg/L以下であってもよい。この場合、ボディ感がより優れ、マイルド感にも優れ、呈味の刺激感及び4-ビニルグアイアコール由来の香りの刺激感が抑えられ、酸味と甘味とのバランスにも優れる。
【0010】
上記ビールテイスト飲料は、下記(i)、(ii)及び(iii)からなる群より選ばれる少なくとも1つを満たしていてもよい。(i)有機酸を含有し、有機酸がリンゴ酸を含み、リンゴ酸の含有量が400mg/L以下である、(ii)有機酸がクエン酸を含み、クエン酸の含有量が300mg/L以下である、(iii)有機酸が乳酸を含み、乳酸の含有量が250mg/L以下である。また、上記ビールテイスト飲料は、有機酸を含有し、有機酸がリンゴ酸、クエン酸、及び乳酸を含み、リンゴ酸の含有量が400mg/L以下であり、クエン酸の含有量が300mg/L以下であり、乳酸の含有量が250mg/L以下であってもよい。これらの場合、ボディ感がより優れ、マイルド感にも優れ、呈味の刺激感及び4-ビニルグアイアコール由来の香りの刺激感が抑えられ、酸味と甘味とのバランスにも優れる。
(【0011】以降は省略されています)

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