TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024075823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-05
出願番号
2022187005
出願日
2022-11-24
発明の名称
藻類増殖制御装置
出願人
株式会社シェルタージャパン
代理人
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20240529BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】二酸化炭素削減インテリアの藻類の増殖を制御する藻類増殖制御装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素削減インテリア1における、藻類培養液L1に存する藻類の増殖を制御する藻類増殖制御装置2は、藻類培養液L1のpH値を測定するpHセンサーSE1と、培養容器10から排出される排出気体A3の酸素濃度を測定する酸素濃度センサーSE2と、藻類培養液のpH値を低減制御するためのpH低減装置3を備えている。pHセンサーSE1の測定値が第1閾値を超えるとともに、酸素濃度センサーSE2の測定値が第1閾濃度を超えたと判定されたときpH低減制御を実行し、pHセンサーSE1の測定値が第1閾値よりも低いpH値である第2閾値を下回ると判定されたときpH低減制御の実行を停止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
藻類培養液が貯留される培養容器と、前記培養容器に装着される外気導入ノズルと、前記培養容器に向かって光を照射する光源装置と、を備え、前記光は、前記培養容器を透過して視認することができ、前記外気導入ノズルから前記藻類培養液に吹き込まれる外気は、前記藻類培養液の中を上昇する過程で、前記藻類培養液に存する藻類の光合成の効果によって、二酸化炭素が削減されるとともに酸素に変換されて、前記培養容器に設けられた開口部から排出される二酸化炭素削減インテリアにおける、前記藻類培養液に存する藻類の増殖を制御する藻類増殖制御装置であって、
前記藻類培養液のpH値を測定するpHセンサーと、
前記培養容器から排出される排出気体の酸素濃度を測定する酸素濃度センサーと、
前記藻類培養液のpH値を低減制御するためのpH低減装置と、を備え、
前記pHセンサーの測定値が第1閾値を超えるとともに、前記酸素濃度センサーの測定値が第1閾濃度を超えたと判定されたときpH低減制御を実行し、前記pHセンサーの測定値が前記第1閾値よりも低いpH値である第2閾値を下回ると判定されたとき前記pH低減制御の実行を停止することを特徴とする藻類増殖制御装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記pH低減装置は、前記藻類培養液を回収する回収容器と、前記藻類培養液のpH値を低減させるための補充液を前記藻類培養液に補充する補充液ボトルと、を有することを特徴とする請求項1に記載の藻類増殖制御装置。
【請求項3】
前記補充液のpH値は、前記藻類培養液の初期pH値よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の藻類増殖制御装置。
【請求項4】
前記pH低減装置は、前記外気を、前記外気に比べて高濃度の二酸化炭素を含む高濃度二酸化炭素気体と、前記外気に比べて低濃度の二酸化炭素を含む低濃度二酸化炭素気体とに分離して、前記高濃度二酸化炭素気体を、前記外気導入ノズルを経由して前記藻類培養液に吹き込むとともに、前記低濃度二酸化炭素気体を外部に排出することができる二酸化炭素導入装置を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の藻類増殖制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、藻類の光合成の作用によって外気の二酸化炭素を削減するとともに、インテリアとして使用できる二酸化炭素削減インテリアの藻類の増殖を制御する藻類増殖制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
発明者は、特許文献1で、藻類の一種であるスピルリナを利用して、効果的に空気浄化が行え、かつ良好な外観を得ることができる空気浄化装置を提供している。
【0003】
発明者が以前に提供した空気浄化装置は、スピルリナ、およびスピルリナの培養液を循環する循環系の一部を陳列用容器とし、この循環系に外気を取り込む取込み口、および酸素を分離する酸素分離装置を設けている。陳列用容器内には発光体が挿入されている。取込み口から取り込まれた外気は、当該外気中に含まれる二酸化炭素が酸素に変換されると共に汚染物質が培養液中に溶解する。従って、酸素分離装置から分離される気体は、汚染物質が除去され且つ二酸化炭素が酸素に変換されたものとなる。以前に提案した、空気浄化装置は、空気浄化作用ばかりでなく、発光体が陳列用容器内で発光することにより見た目もきれいなものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-206434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、発明はそれがなされたからといって終わりではなく、よりよいものを求めるために改良がくわえられるべきものである。
【0006】
例えば、光合成の促進に伴ってスピルリナは増殖し続けて、培養液のpH値は上昇する。培養液のpH値の上昇は、スピルリナの増殖に必要な栄養成分の不足を意味し、スピルリナのスピードは次第に低下する。すなわちスピルリナの増殖のコントロールは極めて困難であった。
【0007】
本発明はこれらの問題点に着目してなされたものであり、二酸化炭素削減インテリアの藻類の増殖を制御する藻類増殖制御装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための発明は、藻類培養液が貯留される培養容器と、培養容器に装着される外気導入ノズルと、培養容器に向かって光を照射する光源装置と、を備え、培養容器に向かって照射される光は、培養容器を透過して視認することができ、外気導入ノズルから藻類培養液に吹き込まれる外気は、藻類培養液の中を上昇する過程で、藻類培養液に存する藻類の光合成の効果によって、二酸化炭素が削減されるとともに酸素に変換されて、培養容器に設けられた開口部から排出される二酸化炭素削減インテリアにおける、藻類培養液に存する藻類の増殖を制御する藻類増殖制御装置であって、藻類培養液のpH値を測定するpHセンサーと、培養容器から排出される排出気体の酸素濃度を測定する酸素濃度センサーと、藻類培養液のpH値を低減制御するためのpH低減装置と、を備え、pHセンサーの測定値が第1閾値を超えるとともに、酸素濃度センサーの測定値が第1閾濃度を超えたと判定されたきpH低減制御を実行し、pHセンサーの測定値が第1閾値よりも低いpH値である第2閾値を下回ると判定されたときpH低減制御の実行を停止することを特徴とする。
【0009】
藻類培養液に存する藻類は、アルカリ性の溶液で増殖が促進される種であり、具体的にはスピルリナが例示される。
【0010】
この構成によれば、pHセンサーの測定値が第1閾値を超えるとともに、酸素濃度センサーの測定値が第1閾濃度を超えたと判定されるときpH低減制御を実行するので、藻類培養液のpH値の上昇を抑制できる。これにより、藻類の増殖スピードを抑制できる。さらに、pHセンサーの測定値が第1閾値よりも低いpH濃度である第2閾値を下回るときpH低減制御の実行を停止するので、藻類の増殖スピードの過度な抑制を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
酒類
1か月前
株式会社オシキリ
発酵検査装置
1か月前
個人
セルロース性物質の製造方法
8日前
松谷化学工業株式会社
澱粉分解物の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
1か月前
株式会社GSP研究所
miRNA検出方法
19日前
インヒブルクス バイオサイエンシズ インコーポレイテッド
CLEC12a結合性ポリペプチド及びその使用
2か月前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
11日前
本田技研工業株式会社
培養システム
2か月前
豊田合成株式会社
細胞培養膜及び細胞培養方法
2か月前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
11日前
アサヒビール株式会社
容器詰麦芽発酵飲料
5日前
株式会社エムスタイル
微生物群の賦活化方法
19日前
住友化学株式会社
積層体
2か月前
学校法人君が淵学園
核酸の部位特異的アシル修飾剤
7日前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルスのスクリーニング方法
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
4日前
三井化学株式会社
培養容器
1か月前
株式会社渡辺オイスター研究所
脂肪細胞の成長抑制剤
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
4日前
学校法人近畿大学
好気性微生物の培養方法および培養器
4日前
サムコ株式会社
ポアデバイス
8日前
住友化学株式会社
細胞チップ
2か月前
国立大学法人富山大学
T細胞受容体およびその利用
8日前
株式会社豊田中央研究所
環境核酸モニタリング方法
4日前
旭化成ファーマ株式会社
ジアホラーゼ
1か月前
ウシオ電機株式会社
培養容器
1か月前
雪印メグミルク株式会社
D-セリン濃度低減用組成物
1か月前
株式会社トクヤマ
乾燥用保護剤、生体試料測定試薬、及び分析方法
1か月前
ZACROS株式会社
培養装置、及び培養装置積層体
1か月前
公立大学法人宮城大学
D-セリンの製造方法
1か月前
三浦工業株式会社
試料液に含まれる微生物の生体の抽出方法
8日前
個人
細胞処理装置、細胞処理システム及び細胞処理方法
13日前
グリーンケミカルズ株式会社
フェノール組成物およびポリマー
1か月前
学校法人関西医科大学
ポリペプチド
4日前
花王株式会社
目的タンパク質の生産方法
8日前
続きを見る
他の特許を見る