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公開番号2024081232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022194701
出願日2022-12-06
発明の名称ビールテイスト飲料
出願人サッポロビール株式会社
代理人個人,個人
主分類C12C 5/02 20060101AFI20240611BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】従来ないような好ましい香りを有し、且つ渋味が低減されたビールテイスト飲料を提供する。
【解決手段】ゲラン酸を40μg/L以上、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有するビールテイスト飲料により、前記課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ゲラン酸を40μg/L以上、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有する、ビールテイスト飲料。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ゲラン酸の含有量が120μg/L以上である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項3】
前記シス-3-ヘキセン-1-オールの含有量が20μg/L以上である、請求項1または2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項4】
さらに、リナロールを10μg/L以上含有する、請求項1または2に記載のビールテイスト飲料。
【請求項5】
ゲラン酸を40μg/L以上含有させる工程、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有させる工程を備える、ビールテイスト飲料の製造方法。
【請求項6】
ビールテイスト飲料において、ゲラン酸の含有量を40μg/L以上とし、さらにシス-3-ヘキセン-1-オールの含有量を5μg/L以上とすることを特徴とする、ビールテイスト飲料における後に残る爽やかな香りおよびメロンを感じられる香りの付与ならびに渋味の低減方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビールテイスト飲料、その製造方法等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ビールや発泡酒などに代表されるビールテイスト飲料は、独特の苦味や焙煎香などを有するものであるが、消費者の嗜好の多様化などを背景として、さらに、従来ないような好ましい香りを有するものが求められる場合がある。
【0003】
例えば特許文献1には、4-ビニルグアイアコールを1000質量ppb以下で含有し、ヘキサン酸エチルの含有量が120質量ppb以上であり、γ-デカノラクトン及び2-メチル酪酸エチルから選ばれる少なくとも1種の香気成分を含有し、ヘキサン酸エチルの含有量と香気成分の合計含有量との比が1100以下である、爽やかな香りや甘い香りをバランス良く感じることができ、より軽快な飲み口のビールテイスト飲料等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-041849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、ビールテイスト飲料においては、香気成分やそのバランスなどの影響によって、渋味をより感じ易くなり、飲用後の口の中にとげとげしさが強く残ってしまう場合がある。このような渋味をより感じ易くなってしまうのは望ましくないため、当業界においては、従来ないような好ましい香りを付与でき、且つ渋味の低減もできる新たな技術の開発が求められている。
【0006】
そこで本発明は、従来ないような好ましい香りを有し、且つ渋味が低減されたビールテイスト飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明者は鋭意検討し、ゲラン酸とシス-3-ヘキセン-1-オールとを共存させることによって、ビールテイスト飲料に従来ないような好ましい香りを付与でき且つ渋味も低減できることを明らかにした。この知見から、ゲラン酸を40μg/L以上、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有するビールテイスト飲料とすることにより、後に残る爽やかな香りおよびメロンを感じられる香りを有し、且つ渋味が低減されたビールテイスト飲料を提供できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は次の<1>~<6>である。
<1>ゲラン酸を40μg/L以上、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有する、ビールテイスト飲料。
<2>前記ゲラン酸の含有量が120μg/L以上である、<1>に記載のビールテイスト飲料。
<3>前記シス-3-ヘキセン-1-オールの含有量が20μg/L以上である、<1>または<2>に記載のビールテイスト飲料。
<4>さらに、リナロールを10μg/L以上含有する、<1>~<3>のいずれか1つに記載のビールテイスト飲料。
<5>ゲラン酸を40μg/L以上含有させる工程、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有させる工程を備える、ビールテイスト飲料の製造方法。
<6>ビールテイスト飲料において、ゲラン酸の含有量を40μg/L以上とし、さらにシス-3-ヘキセン-1-オールの含有量を5μg/L以上とすることを特徴とする、ビールテイスト飲料における後に残る爽やかな香りおよびメロンを感じられる香りの付与ならびに渋味の低減方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、後に残る爽やかな香りおよびメロンを感じられる香りを有し、且つ渋味が低減されたビールテイスト飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明について説明する。
本発明は、ゲラン酸を40μg/L以上、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有するビールテイスト飲料(以下においては「本発明に係るビールテイスト飲料」という場合もある)、ならびに、ゲラン酸を40μg/L以上含有させる工程、およびシス-3-ヘキセン-1-オールを5μg/L以上含有させる工程を備えるビールテイスト飲料の製造方法(以下においては「本発明に係るビールテイスト飲料の製造方法」という場合もある)である。
(【0011】以降は省略されています)

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