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公開番号2024084831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2024061707,2022539793
出願日2024-04-05,2020-07-27
発明の名称基地局及び端末
出願人日本電信電話株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H04W 52/02 20090101AFI20240618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線端末のマルチリンク時の消費電力を抑制する基地局を提供する。
【解決手段】基地局10は、第1、第2の無線信号処理部とリンクマネジメント部とを含む。第1、第2の無線信号処理部は、それぞれ第1、第2のチャネルを用いて無線信号を送受信する。リンクマネジメント部は、第1、第2の無線信号処理部を用いて端末20とのマルチリンクを確立し、第1の無線信号処理部をマルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクに設定し、第2の無線信号処理部をマルチリンクで補助としてセカンダリリンクに設定する。セカンダリリンクがアクティブモードである場合に、第1の条件が満たされると、リンクマネジメント部が、セカンダリリンクを動作休止モードに設定する。セカンダリリンクが動作休止モードである場合に、第2の条件が満たされると、リンクマネジメント部が、セカンダリリンクをアクティブモードに設定する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、前記第1の無線信号処理部を前記マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクに設定し、前記第2の無線信号処理部を前記マルチリンクで補助として使用するセカンダリリンクに設定するリンクマネジメント部と、を備え、
前記セカンダリリンクがアクティブモードである場合に、前記マルチリンクで第1の条件が満たされると、前記リンクマネジメント部が、前記セカンダリリンクを前記アクティブモードよりも消費電力が低い動作休止モードに設定し、
前記セカンダリリンクが前記動作休止モードである場合に、前記マルチリンクで第2の条件が満たされると、前記リンクマネジメント部が、前記セカンダリリンクを前記アクティブモードに設定する、基地局。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1の条件は、送信するデータのバッファ量が第1の閾値を下回っていることに対応し、
前記第2の条件は、送信するデータのバッファ量が第2の閾値を上回っていることに対応し、
前記第1の閾値は前記第2の閾値以下である、
請求項1に記載の基地局。
【請求項3】
前記第1の条件は、前記端末のバッテリ残量が第3の閾値を下回っていることに対応し、
前記第2の条件は、前記端末のバッテリ残量が第4の閾値を上回っていることに対応し、
前記第3の閾値は前記第4の閾値以下である、
請求項1に記載の基地局。
【請求項4】
前記第1の条件は、前記マルチリンクで送信するデータに重要トラヒックが含まれていないことに対応し、
前記第2の条件は、前記マルチリンクで送信するデータに前記重要トラヒックが含まれていることに対応する、
請求項1に記載の基地局。
【請求項5】
前記マルチリンクで送信するデータに前記重要トラヒックが含まれている場合に、前記リンクマネジメント部は、前記端末の前記セカンダリリンクを用いて前記重要トラヒックを送信し、前記端末の前記セカンダリリンクと同じチャネルを使用する他の端末のセカンダリリンクを前記動作休止モードに設定する、
請求項4に記載の基地局。
【請求項6】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて基地局とのマルチリンクを確立し、前記第1の無線信号処理部を前記マルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクに設定し、前記第2の無線信号処理部を前記マルチリンクで補助として使用するセカンダリリンクに設定するリンクマネジメント部と、を備え、
前記セカンダリリンクがアクティブモードである場合に、前記マルチリンクで第1の条件が満たされると、前記リンクマネジメント部が、前記セカンダリリンクを前記アクティブモードよりも消費電力が低い動作休止モードに設定し、
前記セカンダリリンクが前記動作休止モードである場合に、前記マルチリンクで第2の条件が満たされると、前記リンクマネジメント部が、前記セカンダリリンクを前記アクティブモードに設定する、端末。
【請求項7】
前記第1の条件は、送信するデータのバッファ量が第1の閾値を下回っていることに対応し、
前記第2の条件は、送信するデータのバッファ量が第2の閾値を上回っていることに対応し、
前記第1の閾値は前記第2の閾値以下である、
請求項6に記載の端末。
【請求項8】
前記第1の条件は、前記端末のバッテリ残量が第3の閾値を下回っていることに対応し、
前記第2の条件は、前記端末のバッテリ残量が第4の閾値を上回っていることに対応する、
前記第3の閾値は前記第4の閾値以下である、
請求項6に記載の端末。
【請求項9】
前記第1の条件は、前記マルチリンクで送信するデータに重要トラヒックが含まれていないことに対応し、
前記第2の条件は、前記マルチリンクで送信するデータに前記重要トラヒックが含まれていることに対応する、
請求項6に記載の端末。
【請求項10】
前記端末の前記セカンダリリンクと同じチャネルを使用する他の端末のセカンダリリンクが前記重要トラヒックを送信することを示す無線フレームを受信すると、前記リンクマネジメント部が、前記端末の前記セカンダリリンクを前記動作休止モードに設定する、
請求項9に記載の端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、基地局及び端末に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
基地局と端末との間を無線で接続する無線システムとして、無線LAN(Local Area Network)が知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
IEEE Std 802.11-2016,“Figure 4-25 Establishing the IEEE 802.11 association”and“11.3 STA authentication and association”, 7 December 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
課題は、無線端末の消費電力を抑制すること。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の基地局は、第1の無線信号処理部と、第2無線信号処理部と、リンクマネジメント部と、を含む。第1の無線信号処理部は、第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成される。第2の無線信号処理部は、第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成される。リンクマネジメント部は、第1の無線信号処理部と第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、第1の無線信号処理部をマルチリンクでメインとして使用するプライマリリンクに設定し、第2の無線信号処理部をマルチリンクで補助として使用するセカンダリリンクに設定する。セカンダリリンクがアクティブモードである場合に、マルチリンクで第1の条件が満たされると、リンクマネジメント部が、セカンダリリンクをアクティブモードよりも消費電力が低い動作休止モードに設定する。セカンダリリンクが動作休止モードである場合に、マルチリンクで第2の条件が満たされると、リンクマネジメント部が、セカンダリリンクをアクティブモードに設定する。
【発明の効果】
【0006】
実施形態の基地局は、マルチリンク時の消費電力を抑制させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る無線システムの全体構成の一例を示す概念図である。
図2は、実施形態に係る無線システムにおける無線フレームのフォーマットの具体例を示す概念図である。
図3は、実施形態に係る無線システムの備える基地局の構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る無線システムの備える基地局の機能の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る無線システムの備える端末の構成の一例を示すブロック図である。
図6は、実施形態に係る無線システムの備える端末の機能の一例を示すブロック図である。
図7は、実施形態に係る無線システムの備える基地局のリンクマネジメント部の詳細な機能の一例を示すブロック図である。
図8は、実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンク処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、実施形態に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図10は、実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンク時のデータ送信方法の一例を示すフローチャートである。
図11は、実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンクパワーセーブの使用方法の具体例を示すフローチャートである。
図12は、図11で説明されたマルチリンクパワーセーブの使用例によるリンク管理情報の変化の一例を示すテーブルである。
図13は、実施形態に係る無線システムにおけるリンク起動処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図14は、実施形態に係る無線システムにおけるリンク停止処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図15は、実施形態に係る無線システムにおけるリンク起動/停止処理の具体例を示すフローチャートである。
図16は、実施形態に係る無線システムのリンク起動/停止処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図17は、実施形態に係る無線システムのリンク起動/停止処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図18は、実施形態の第1変形例に係る無線システムにおけるリンク起動処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図19は、実施形態の第1変形例に係る無線システムにおけるリンク停止処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図20は、実施形態の第2変形例に係る無線システムにおけるリンク起動処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図21は、実施形態の第2変形例に係る無線システムにおけるリンク停止処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図22は、実施形態の第3変形例に係る無線システムにおけるリンク起動処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図23は、実施形態の第3変形例に係る無線システムにおけるリンク停止処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図24は、実施形態の第4変形例に係る無線システムにおけるリンク起動/停止処理の具体例を示すフローチャートである。
図25は、実施形態の第4変形例に係る無線システムのリンク起動/停止処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図26は、実施形態の第5変形例に係る無線システムにおける無線通信に使用される周波数帯の一例を示す概念図である。
図27は、実施形態の第5変形例に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図28は、実施形態の第3変形例に係る無線システムのマルチリンクにおけるデータの割り当ての一例を示すテーブルである。
図29は、実施形態と実施形態の第1変形例との組み合わせに係る無線システムにおけるリンク停止処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。実施形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は模式的又は、概念的なものである。各図面の寸法及び比率等は、必ずしも現実のものと同一とは限らない。本発明の技術的思想は、構成要素の形状、構造、配置等によって特定されるものではない。また、以下の説明では、略同一の機能及び構成を有する構成要素に、同一の符号が付されている。
【0009】
<1>無線システム1の構成
実施形態に係る無線システム1は、マルチリンク時のリンクの起動/停止方法に関する。以下に、実施形態に係る無線システム1について説明する。
【0010】
<1-1>無線システム1の全体構成について
図1は、実施形態に係る無線システム1の構成の一例を示している。図1に示すように、無線システム1は、例えば基地局10、端末20、及びサーバ30を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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