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公開番号2024062426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170230
出願日2022-10-25
発明の名称撮像装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240501BHJP(電気通信技術)
要約【課題】消費電力の低減を図りながら、合成画像にブレが生じることを抑制することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、撮像部と、前記撮像部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記撮像部に被写体の一連の複数の画像データを取得させる撮像制御部と、前記複数の画像データを表示部に表示させる表示制御部と、シャッタースイッチがONされる確率が以前より高くなったと推定される撮像準備の完了を条件として、前記撮像部のフレームレートを第1の値から第1の値よりも大きな第2の値へ切り替えるフレームレート導出部と、前記フレームレートが前記第2の値である状態で取得された前記複数の画像データのうちの前記シャッタースイッチがONされた後の2以上の画像データを合成する合成部と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
撮像部と、
前記撮像部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記撮像部に被写体の一連の複数の画像データを取得させる撮像制御部と、
前記複数の画像データを表示部に表示させる表示制御部と、
シャッタースイッチがONされる確率が以前より高くなったと推定される撮像準備の完了を条件として、前記撮像部のフレームレートを第1の値から第1の値よりも大きな第2の値へ切り替えるフレームレート導出部と、
前記フレームレートが前記第2の値である状態で取得された前記複数の画像データのうちの前記シャッタースイッチがONされた後の2以上の画像データを合成する合成部と、を含む、
撮像装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記撮像準備は、前記撮像部において前記シャッタースイッチがハーフシャッターの状態になった場合に完了し、
前記フレームレート導出部は、前記シャッタースイッチがハーフシャッターの状態になったと判定した後、前記シャッタースイッチが所定時間内にONされ、かつ、所定の露光条件が満たされている場合に、前記フレームレートを前記第1の値から前記第2の値へ切り替える、
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記フレームレート導出部は、前記シャッタースイッチがハーフシャッターの状態になったと判定した後、前記シャッタースイッチが前記所定時間内にONされなかった場合に、再度、前記シャッタースイッチがハーフシャッターの状態になったか否かを判定する、
請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記フレームレート導出部が顔検出部を有し、
前記撮像準備は、前記顔検出部が前記被写体としての顔を検出した場合に完了し、
前記フレームレート導出部は、前記顔検出部が前記被写体としての顔を検出した後、前記シャッタースイッチが所定時間内にONされ、かつ、所定の露光条件が満たされていると判定した場合に、前記フレームレートを第1の値から前記第2の値へ切り替える、
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記フレームレート導出部は、前記顔検出部が前記被写体としての顔を検出した後、前記シャッタースイッチが前記所定時間内にONされなかった場合に、再度、前記顔検出部が前記被写体としての顔を検出したか否かを判定する、
請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記撮像準備は、前記撮像部のオートフォーカスが完了した場合に完了し、
前記フレームレート導出部は、前記オートフォーカスが完了したと判定した後、前記シャッタースイッチが所定時間内にONされ、かつ、所定の露光条件が満たされている判定した場合に、前記フレームレートを前記第1の値から前記第2の値へ切り替える、
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記フレームレート導出部は、前記オートフォーカスが完了したと判定した後、前記シャッタースイッチが前記所定時間内にONされなかった場合に、再度、前記オートフォーカスが完了したと判定したか否かを判定する、
請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記撮像準備は、前記被写体のフレーミングが完了した場合に完了し、
前記フレームレート導出部は、前記フレーミングが完了したと判定した後、前記シャッタースイッチが所定時間内にONされ、かつ、所定の露光条件が満たされていると判定した場合に、前記フレームレートを前記第1の値から前記第2の値へ切り替える、
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記フレームレート導出部は、前記フレーミングが完了したと判定した後、前記シャッタースイッチが前記所定時間内にONされなかった場合に、再度、前記フレーミングが完了したと判定したか否かを判定する、
請求項8に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記撮像準備が完了したと判定された場合に、前記撮像準備が完了したことを示す撮像準備完了画像を表示部に表示させる、
請求項1に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、特許文献1に開示されているような撮像装置の開発が行われている。このような撮像装置においては、顔検出部が顔を検出すると、注意喚起部が注意喚起を行った後、撮像部が被写体の画像データを取得する。これにより、シャッタースイッチがONされた後、一定のフレームレートで取得された一連の複数の画像データを合成することにより、最終画像が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-249094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に開示された技術によれば、フレームレートが常に一定である。一般的に、フレームレートが速い方が合成における二重像などの問題が発生しやすいが、一方で、フレームレートを速くすると、その分、消費電力が大きくなってしまうという問題が生じる。
【0005】
本開示は、上述の問題に鑑みなされたものである。本開示の目的は、消費電力の低減を図りながら、合成画像にブレが生じることを抑制することができる撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の撮像装置は、撮像部と、前記撮像部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記撮像部に被写体の一連の複数の画像データを取得させる撮像制御部と、前記複数の画像データを表示部に表示させる表示制御部と、シャッタースイッチがONされる確率が以前より高くなったと推定される撮像準備の完了を条件として、前記撮像部のフレームレートを第1の値から第1の値よりも大きな第2の値へ切り替えるフレームレート導出部と、前記フレームレートが前記第2の値である状態で取得された前記複数の画像データのうちの前記シャッタースイッチがONされた後の2以上の画像データを合成する合成部と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
比較例1の撮像装置の相対的に遅いフレームレートとシャッタースイッチのON操作のタイミングとの関係を示す図である。
比較例1の撮像装置の合成画像に生じたブレを示す写真である。
比較例2の相対的に速いフレームレートとシャッタースイッチのON操作のタイミングとの関係を示す図である。
実施の形態の撮像装置の相対的に遅いフレームレートから相対的に速いフレームレートに切り替える場合のフレームレートとシャッタースイッチのON操作のタイミングとの関係を示す図である。
実施の形態の撮像装置の内部構成を示すブロック図である。
実施の形態の撮像装置の制御部のフレームレート導出部(撮像準備完了判定部)が実行する処理を説明するためのフローチャートである。
実施の形態の撮像装置の表示部に表示される撮像準備の完了を示す撮像準備完了画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施の形態の撮像装置を、図面を参照しながら説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
【0009】
本実施の形態の撮像装置は、たとえば、デジタルカメラまたはスマートフォン等の携帯端末のカメラ機能を実現する部分により構成されている。
【0010】
図1は、比較例1の撮像装置の相対的に遅いフレームレートとシャッタースイッチのON操作のタイミングとの関係を示す図である。図1においては、平行四辺形同士のピッチによりフレームレートが表現されている。図1において、フレームレートは30fpsである。図2は、比較例1の撮像装置の合成画像に生じたブレを示す写真である。
(【0011】以降は省略されています)

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