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公開番号2024083421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024059452,2020153211
出願日2024-04-02,2020-09-11
発明の名称車両用ベントダクト
出願人株式会社イノアックコーポレーション
代理人個人,個人
主分類B60H 1/26 20060101AFI20240614BHJP(車両一般)
要約【課題】吸音と共に消臭も行う。
【解決手段】車両用ベントダクト10は、通気路Tを通して空気が流通可能に構成されたダクト本体12と、ダクト本体12に取り付けられ、車両外側への空気の流通を許容するように通気路Tを開閉可能な開閉弁14と、通気路Tにおける開閉弁14で閉じられる通気口12aに対向するように配置された吸収体16とを備えている。吸収体16は、繊維状活性炭を含み、通気路T側に臨む一面の方が、この一面と反対側の他面よりも通気性が高くなっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車室側空間から車両外側に通じる通気路を介して空気が流通可能に構成されたダクト本体と、
前記ダクト本体に取り付けられ、車両外側への空気の流通を許容するように前記通気路を開閉可能な開閉弁と、
一面が前記通気路の内側に臨むと共に、該通気路における前記開閉弁で閉じられる通気口に対向するように配置された吸収体と、を備え、
前記吸収体は、不織布からなる袋状体と、該袋状体に封入され、繊維状活性炭を含む吸収部とを有し、
前記吸収体は、前記一面と反対側の他面が前記車室側空間に臨むように配置されて、前記一面および前記他面の間の方向で通気可能であり、
前記袋状体は、前記吸収体の前記一面を構成する第1面部が、該吸収体の前記他面を構成する第2面部よりも通気性が高く構成されている
ことを特徴とする車両用ベントダクト。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記吸収体は、前記通気口に対向して車室側に配置された壁部に形成された開口を塞ぐように設置されている請求項1記載の車両用ベントダクト。
【請求項3】
前記吸収体は、前記壁部から前記通気路の内側へ張り出すように設置されている請求項2記載の車両用ベントダクト。
【請求項4】
前記袋状体は、熱可塑性樹脂繊維を少なくとも含む不織布で構成され、
前記吸収体は、前記袋状体の溶着により前記壁部に取り付けられる請求項2または3記載の車両用ベントダクト。
【請求項5】
前記第2面部は、前記車室側空間に臨む表面の繊維が起毛している請求項1~4の何れか一項に記載の車両用ベントダクト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車室内から車両外側に排出される空気の通気路となる車両用ベントダクトに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、車室内の空気を車両外側へ排出するための通気路として、ベントダクトと呼ばれるものが設置されている(例えば特許文献1参照)。ベントダクトは、通気路を有する筒状のダクト本体と、ゴムなどの可撓性を有する材料で形成されて、通気路を開閉可能な開閉弁とを備えている。開閉弁は、ダクト本体において通気路の上側を画成する上壁部に接合されて通気路に垂れ下がっており、車両内外の気圧差により、通気路を塞ぐ閉じ姿勢から車両外向きへのみ開くようになっている。そして、ベントダクトは、開閉弁が車両外向きへ開放することで車室内からの空気の排出を許容する一方で、自重で閉じ姿勢となる開閉弁により車両外側から埃や水などが車室側へ入り込むのを防止している。
【0003】
ベントダクトは、車両走行時の振動等により開閉弁が開いてしまい、ロードノイズなどの車外騒音が侵入するおそれがある。そこで、例えば特許文献1のように、通気路の壁面をグラスウールやスポンジやフェルトなどの吸音材で覆う騒音対策が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭56-26978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1で用いられているグラスウールやスポンジやフェルトなどの吸音材は、繊維間の空隙等によって吸音する構造であることから、空隙で臭いもある程度捕集してしまう。このため、吸音材で捕集された臭いが開閉弁が閉じているときに、車室側に侵入するおそれがある。
【0006】
本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、車外騒音の侵入防止に加えて脱臭もできる車両用ベントダクトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る車両用ベントダクトは、
車室側空間から車両外側に通じる通気路を介して空気が流通可能に構成されたダクト本体と、
前記ダクト本体に取り付けられ、車両外側への空気の流通を許容するように前記通気路を開閉可能な開閉弁と、
一面が前記通気路の内側に臨むと共に、該通気路における前記開閉弁で閉じられる通気口に対向するように配置された吸収体と、を備え、
前記吸収体は、不織布からなる袋状体と、該袋状体に封入され、繊維状活性炭を含む吸収部とを有し、
前記吸収体は、前記一面と反対側の他面が前記車室側空間に臨むように配置されて、前記一面および前記他面の間の方向で通気可能であり、
前記袋状体は、前記吸収体の前記一面を構成する第1面部が、該吸収体の前記他面を構成する第2面部よりも通気性が高く構成されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る車両用ベントダクトによれば、車外騒音の侵入を防止できると共に、脱臭ができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例に係るベントダクトを示す概略斜視図である。
実施例のベントダクトを示す縦断面図である。
図2のX部拡大図である。
実施例のベントダクトについて、車室圧力が通常で、温度が通常である場合のイメージ図である。
実施例のベントダクトについて、高温になった場合のイメージ図である。
実施例のベントダクトについて、車室圧力が上昇した場合のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明に係る車両用ベントダクトにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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