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公開番号2024080998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194394
出願日2022-12-05
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60L 53/80 20190101AFI20240610BHJP(車両一般)
要約【課題】車両側のコネクタとバッテリ装置側のコネクタとの接続状態を検知可能な車両を提供する。
【解決手段】
車両は、蓄電装置400と、気体供給部300と車両側冷媒コネクタ251と車両側電気コネクタ201と気体供給配管310とを備える。蓄電装置400は、電気コネクタ401と冷媒コネクタ413と通気経路60とを含む。車両側冷媒コネクタ251と冷媒コネクタ413とが接続された第1接続部C1は第1閉空間S1を有し、車両側電気コネクタ201と電気コネクタ401とが接続された第2接続部C2は第2閉空間S2を有し、気体供給配管310は、第1閉空間S1および第2閉空間S2の少なくとも一方の閉空間に気体を供給可能に設けられており、通気経路60は、少なくとも一方の閉空間を介して気体供給配管310に連通可能に設けられており、通気経路60には、流動検知部50が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置が交換可能に取り付けられる車両であって、
前記蓄電装置と、
補機バッテリと、
前記補機バッテリから電力が供給される気体供給部と、
前記蓄電装置に接続可能に設けられた車両側冷媒コネクタを含み、冷媒が流れる冷媒回路と、
前記蓄電装置に接続可能に設けられた車両側電気コネクタと、
前記気体供給部に接続され、前記気体供給部から気体が流動可能に設けられた気体供給配管と、を備え、
前記蓄電装置は、前記車両側電気コネクタに接続可能に設けられた電気コネクタと、前記車両側冷媒コネクタに接続可能に設けられた冷媒コネクタと、前記気体供給配管に連通可能に設けられた通気経路と、を含み、
前記車両側冷媒コネクタと前記冷媒コネクタとが接続されることで第1閉空間を内部に有する第1接続部が形成され、
前記車両側電気コネクタと前記電気コネクタとが接続されることで第2閉空間を内部に有する第2接続部が形成され、
前記気体供給配管は、前記第1閉空間および前記第2閉空間の少なくとも一方の閉空間に前記気体を供給可能に設けられており、
前記通気経路は、前記少なくとも一方の閉空間を介して前記気体供給配管に連通可能に設けられており、
前記通気経路には、前記通気経路を流動する前記気体の流動状態を検知する流動検知部が設けられている、車両。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記補機バッテリからの電力によって前記気体供給部の動作を制御する制御部と、
前記車両側電気コネクタと前記電気コネクタとが接続されたことを検知する接続検知部と、をさらに備え、
前記蓄電装置は、蓄電モジュールと前記蓄電モジュールを冷却するための前記冷媒が流れる冷媒流路を含み、
前記気体供給配管は、前記第1閉空間に前記気体を供給可能な第1供給配管を含み、
前記通気経路は、前記冷媒流路によって構成された第1経路を含み、
前記制御部は、前記接続検知部によって前記電気コネクタと前記車両側電気コネクタとが接続されたことを検知された場合に、前記気体供給部を駆動させて前記第1閉空間に前記気体を導入し、
前記流動検知部は、前記第1経路を流動する前記気体の流動状態を検知する第1検知部を含む、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記第1経路は、前記冷媒が流れる流動方向において前記第1接続部の下流側に、第1コネクタと第2コネクタとが接続された下流側冷媒接続部を含み、
前記下流側冷媒接続部は、内部に第3閉空間を有し、
前記流動検知部は、前記第3閉空間の下流側に位置する部分の前記第1経路に設けられ、前記第1経路を流動する前記気体の流動状態を検知する第1下流側検知部を含む、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記補機バッテリからの電力によって前記気体供給部の動作を制御する制御部と、
前記車両側電気コネクタと前記電気コネクタとが接続されたことを検知する接続検知部と、をさらに備え、
前記蓄電装置は、蓄電モジュールと、前記蓄電モジュールおよび前記電気コネクタを接続する電気回路を含み、
前記気体供給配管は、前記第2閉空間に前記気体を供給可能な第2供給配管を含み、
前記通気経路は、前記電気回路に沿って設けられた第2経路を含み、
前記制御部は、前記接続検知部によって前記電気コネクタと前記車両側電気コネクタとが接続されたことを検知された場合に、前記気体供給部を駆動させて前記第2閉空間に前記気体を導入し、
前記流動検知部は、前記第2経路を流れる前記気体の流動状態を検知する第2検知部を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両。
【請求項5】
前記電気回路は、前記第2接続部よりも前記蓄電モジュール側に、第3コネクタと第4コネクタとが接続された下流側コネクタ接続部を含み、
前記下流側コネクタ接続部は、内部に第4閉空間を有し、
前記第2経路は、前記第4閉空間を通るように設けられており、
前記流動検知部は、前記第4閉空間よりも前記蓄電モジュール側に位置する部分の前記第2経路に設けられ、前記第2経路を流動する前記気体の流動状態を検知する第2下流側検知部を含む、請求項4に記載の車両。
【請求項6】
表示部をさらに備え、
前記表示部には、前記流動検知部による検知結果が表示される、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両。
【請求項7】
前記冷媒コネクタおよび前記電気コネクタに接続可能に設けられ、かつ、前記冷媒コネクタおよび前記電気コネクタに接続された状態で各々の接続部に形成される閉空間の少なくとも一方を介して前記通気経路に気体を供給可能な検査装置によって、予め前記通気経路内を流動する前記気体の流動状態が検知された検査済みの前記蓄電装置が取り付けられた、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両。
【請求項8】
前記蓄電装置を取り付ける際に、前記冷媒コネクタおよび前記電気コネクタに接続可能に設けられ、かつ、前記冷媒コネクタおよび前記電気コネクタに接続された状態で各々の接続部に形成される閉空間の少なくとも一方を介して前記通気経路に気体を供給可能な検査装置によって、予め前記通気経路内を流動する前記気体の流動状態が検知された検査済みの前記蓄電装置を交換する第1モードと、前記検査装置によって検査されていない前記蓄電装置を交換する第2モードとを選択可能に設けられた、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特開2020-58150号公報(特許文献1)には、車両に搭載された電池が、正しい種類の搭載用電池であるかを判定可能に設けられた車両搭載電池判定システムが開示されている。
【0003】
具体的には、電池パック側に電池の情報を記憶する第1記憶部を有する第1制御装置を設けられており、車両側に、第1制御装置と通信可能に設けられ、車両に搭載されるべき搭載用電池の情報を記憶する第2制御装置を設けられている。
【0004】
第1制御装置および第2制御装置は、電池パックが車両に搭載された状態で、第1記憶部に記憶されている電池の情報と第2記憶部に記憶されている搭載用電池の情報との比較により、電池が搭載用電池であるかを判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-58150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車両の航続を安定させるために、車両に搭載された電池パック(蓄電装置)は、別の電池パックに交換される。別の電池パックは、新品の状態にあるものだけではなく、一度使用されたものが再度充電されたものが使用されることがある。
【0007】
車両に搭載される電池パックにおいて、収容ケース内に配置されたバッテリを冷却するために、冷却液等の冷媒が流動する冷却装置を用いる場合がある。この場合には、車両側に設けられた冷却回路と当該冷却装置とを接続するために、車体側には、車両側冷媒コネクタが設けられる。バッテリ装置側には、当該車両側冷媒コネクタに接続される冷媒コネクタが設けられる。
【0008】
また、車両側の電気系統とバッテリ側の電気系統とを接続するために、車体側には、車両側電気コネクタが設けられる。バッテリ装置側には、当該車両側電気コネクタに接続される電気コネクタが設けられる。
【0009】
このような車両側のコネクタとバッテリ装置側のコネクタとを接続する場合にはパッキン等の封止部材を用いて、車両側のコネクタとバッテリ装置側のコネクタとの接続部が気密あるいは液密に封止される。
【0010】
電池パックの交換際には、一度使用されて再度充電された電池パックが新たに取り付けられることがある。車両の走行時による振動、あるいは長期的な使用により封止部材が劣化した電池パックが充電されて車両に取り付けられる場合には、車両側のコネクタとバッテリ装置側のコネクタとの接続が上手くいかないことが懸念される。
(【0011】以降は省略されています)

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