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公開番号2024080794
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194026
出願日2022-12-05
発明の名称車両上部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/06 20060101AFI20240610BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ルーフパネルに通信用開口を形成しつつ、ルーフパネルの変形を抑制できる車両上部構造を提供する。
【解決手段】車両上部構造は、通信用開口20と、少なくとも一つのビード24と、が形成されたルーフパネル10と、前記ルーフパネル10の意匠面12より車両外側に突出しない状態で前記ルーフパネル10に対して固定され、平面視で前記通信用開口20内に位置する通信機器30と、を備え、前記少なくとも一つのビード24は、前記通信用開口20の周辺に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通信用開口と、少なくとも一つのビードと、が形成されたルーフパネルと、
前記ルーフパネルの意匠面より車両外側に突出しない状態で前記ルーフパネルに対して固定され、平面視で前記通信用開口内に位置する通信機器と、
を備え、前記少なくとも一つのビードは、前記通信用開口の周辺に形成されている、
ことを特徴とする車両上部構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両上部構造であって、
前記通信用開口は、車幅方向に長尺であり、
前記少なくとも一つのビードは、前記通信用開口と車幅方向に並んでおり、
前記少なくとも一つのビードそれぞれは、前記ルーフパネルの意匠面より車両外側に突出していない、
ことを特徴とする車両上部構造。
【請求項3】
請求項1に記載の車両上部構造であって、
前記通信用開口の車幅方向寸法は、前記ルーフパネルの車幅方向寸法の1/2以上であり、
前記ルーフパネルには、さらに、前記通信用開口に車幅方向に隣接し、前記ルーフパネルの意匠面より車内側に陥没した陥没部が形成されており、
前記少なくとも一つのビードそれぞれは、前記陥没部から突出する凸ビードである、
ことを特徴とする車両上部構造。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両上部構造であって、
前記少なくとも一つのビードそれぞれは、車両前後方向に延びている、ことを特徴とする車両上部構造。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両上部構造であって、さらに、
前記通信用開口の前端縁近傍において前記ルーフパネルの下面に接合され、前記ルーフパネルとの間に車幅方向に長尺な閉断面を形成するルーフリーンフォースメントと、
前記通信用開口の後端縁近傍において前記ルーフパネルの下面に接合され、前記ルーフパネルとの間に車幅方向に長尺な閉断面を形成するリアヘッダと、
を備えることを特徴とする車両上部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両の上部構造を開示する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両のルーフに、アンテナ等の通信機器を配置することが提案されている。例えば、特許文献1には、アンテナをルーフに取り付ける構造が開示されている。特許文献1において、アンテナの上部は、ルーフの上側(すなわち車外側)に位置しており、アンテナの下部は、ルーフの内側(すなわち車内側)に位置している。ルーフには、このアンテナが通る孔部が形成されている。また、特許文献1には、ルーフパネルと部分的に重なるルーフアーチに、前後方向に長尺なビードを形成することも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-011191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の構造では、アンテナは、ルーフから車外に突出している。しかし、近年、こうした通信機器をルーフパネルの意匠面より車内側に配置することが、一部で提案されている。この場合、電波透過性を確保するために、通信機器を車外に露出させる通信用開口が、ルーフパネルに形成される。そして、通信用開口は、樹脂製のカバーで覆われる。
【0005】
通信用開口を形成した場合、当然ながら、当該通信用開口の周辺において、ルーフパネルの剛性が低下する。その結果、従来、通信用開口の周辺において、ルーフパネルが、変形したり、折れたりするおそれがあった。つまり、従来、ルーフパネルに通信用開口を形成しつつ、ルーフパネルの変形を抑制することは、難しかった。
【0006】
そこで、本明細書では、ルーフパネルに通信用開口を形成しつつ、ルーフパネルの変形を抑制できる車両上部構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示の車両上部構造は、通信用開口と、少なくとも一つのビードと、が形成されたルーフパネルと、前記ルーフパネルの意匠面より車両外側に突出しない状態で前記ルーフパネルに対して固定され、平面視で前記通信用開口内に位置する通信機器と、を備え、前記少なくとも一つのビードは、前記通信用開口の周辺に形成されている、ことを特徴とする。
【0008】
かかる構成とすることで、通信用開口の周辺におけるルーフパネルの剛性を向上できるため、ルーフパネルの変形を抑制できる。
【0009】
この場合、前記通信用開口は、車幅方向に長尺であり、前記少なくとも一つのビードは、前記通信用開口と車幅方向に並んでおり、前記少なくとも一つのビードそれぞれは、前記ルーフパネルの意匠面より車両外側に突出していなくてもよい。
【0010】
かかる構成とすることで、通信用開口の長軸に沿ってルーフパネルが折れることを効果的に防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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