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公開番号2024080320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193409
出願日2022-12-02
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 10/06 20060101AFI20240606BHJP(車両一般)
要約【課題】給電装置による電力の供給中においてエンジン内の水分量を抑制する。
【解決手段】車両は、エンジン、電動機、バッテリ、給電装置、及び制御装置を備えている。バッテリは、電動機との間で電力の授受が可能である。給電装置は、バッテリからの電力を外部へと供給可能である。制御装置は、給電装置によりバッテリからの電力を外部へと供給する給電処理を実行する。制御装置は、エンジンの動作状態に基づいて、エンジン内に滞っている水分の量である水分量を算出する水分量算出処理を実行する。制御装置は、給電処理を実行中であること、且つ水分量が規定量以上であることを条件に、エンジンを動作させて電動機により電力を発電する発電処理を実行する。制御装置は、発電処理を実行していることを条件に、水分量が規定量未満である場合に比べて、エンジンの空燃比を高くする空燃比調整処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源として機能するエンジンと、
駆動源として機能する電動機と、
前記電動機との間で電力の授受が可能であるバッテリと、
前記バッテリからの電力を外部へと供給可能である給電装置と、
を備える車両を制御対象とする制御装置であって、
前記給電装置により前記バッテリからの電力を外部へと供給する給電処理と、
前記エンジンの動作状態に基づいて、前記エンジン内に滞っている水分の量である水分量を算出する水分量算出処理と、
前記給電処理を実行中であること、且つ前記水分量が予め定められた規定量以上であることを条件に、前記エンジンを動作させて前記電動機により電力を発電する発電処理と、
前記発電処理を実行していることを条件に、前記水分量が前記規定量未満である場合に比べて、前記エンジンの空燃比を高くする空燃比調整処理と、を実行する
車両の制御装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記水分量算出処理において、前記水分量として、前記エンジンのオイルパンに貯留されるオイルに含まれる水分の量を算出する
請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記発電処理を実行していることを条件に、前記水分量が前記規定量未満である場合に比べて、前記エンジンの出力を増加させる出力増加処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記発電処理を実行しているという条件に加えて、前記バッテリの充電率が予め定められた所定充電率未満であるという条件が満たされた場合に、前記出力増加処理を実行する
請求項3に記載の車両の制御装置。
【請求項5】
前記発電処理を実行しているという条件に加えて、前記バッテリの充電率が前記所定充電率以上であるという条件が満たされた場合に、前記空燃比調整処理を実行する
請求項4に記載の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の車両は、エンジンと、電動機と、バッテリと、給電装置と、制御装置とを備えている。エンジン及び電動機は、車両の駆動源である。バッテリは、電動機との間で電力の授受が可能である。給電装置は、バッテリからの電力を車両の外部の機器へと供給可能である。制御装置は、車両の外部の機器への電力供給の要求がある場合に、給電装置によりバッテリからの電力を車両の外部の機器へと供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-037219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなエンジンでは、例えばエンジンのオイルパンに貯留されるオイルに含まれる水分の量が多くなったり、エンジンの排気通路内に存在する水分の量が多くなったりすることがある。特許文献1の車両では、上記のようにエンジン内に滞っている水分の量に着目しておらず、給電装置による電力の供給中の処理について改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両の制御装置は、駆動源として機能するエンジンと、駆動源として機能する電動機と、前記電動機との間で電力の授受が可能であるバッテリと、前記バッテリからの電力を外部へと供給可能である給電装置と、を備える車両を制御対象とする制御装置であって、前記給電装置により前記バッテリからの電力を外部へと供給する給電処理と、前記エンジンの動作状態に基づいて、前記エンジン内に滞っている水分の量である水分量を算出する水分量算出処理と、前記給電処理を実行中であること、且つ前記水分量が予め定められた規定量以上であることを条件に、前記エンジンを動作させて前記電動機により電力を発電する発電処理と、前記発電処理を実行していることを条件に、前記水分量が前記規定量未満である場合に比べて、前記エンジンの空燃比を高くする空燃比調整処理と、を実行する。
【0006】
上記構成によれば、空燃比調整処理の実行により空燃比が高くなることで、気筒内に存在する水分の量が減少する。その一方で、エンジンが動作しているときは、当該エンジン内に滞っている水分が、例えば排気と共に排出されたり、蒸発したりする。このように気筒内に存在する水分に起因してエンジン内に滞っている水分の量がさらに増加することは抑制しつつ、既にエンジン内にある水分の量が減っていくことで、全体としてはエンジン内の水分量が減少する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の概略構成図である。
エンジンの概略構成図である。
水分量抑制制御を示すフローチャートである。
出力増加処理の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<車両の概略構成>
以下、本発明の一実施形態を図1~図4にしたがって説明する。先ず、車両100の概略構成について説明する。
【0009】
図1に示すように、車両100は、駆動源として、エンジン10、第1電動機71、及び第2電動機72を備えている。したがって、車両100は、いわゆるハイブリッド車両である。なお、エンジン10の一例は、水素を燃料とするエンジンである。
【0010】
図2に示すように、エンジン10は、シリンダブロック11、クランクケース12、及びオイルパン13を備えている。また、エンジン10は、複数のピストン16、複数のコネクティングロッド17、及びクランク軸18を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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