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公開番号2024073860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184812
出願日2022-11-18
発明の名称二酸化炭素削減インテリア
出願人株式会社シェルタージャパン
代理人個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20240523BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】デザインの自由度が高く、維持管理が簡単となる二酸化炭素削減インテリアを提供する。
【解決手段】藻類培養液L1が貯留される培養容器10は、環状に設けられる内壁と、内壁の外部領域に環状に設けられる外壁と、を有するとともに、開口部が形成されている。また、内壁に向かって光を照射する光源装置20を備えており、光源装置20から発せられる光は、内壁、藻類培養液L1、および外壁を透過して視認することができる。外気導入ノズル41から藻類培養液L1に吹き込まれる外気EAは、藻類培養液L1の中を上昇する過程で、藻類培養液L1に存する藻類の光合成の効果によって、二酸化炭素が削減されるとともに酸素が発生して、開口部から排出される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
環状に設けられる内壁と、前記内壁の外部領域に環状に設けられる外壁と、を有するとともに、開口部が形成される培養容器と、
前記培養容器に貯留される藻類培養液と、
前記培養容器に装着される外気導入ノズルと、
前記内壁に向かって光を照射する光源装置と、を備え、
前記光は、前記内壁、前記藻類培養液、および前記外壁を透過して視認することができ、
前記外気導入ノズルから前記藻類培養液に吹き込まれる気泡は、前記藻類培養液の中を上昇する過程で、前記藻類培養液に存する藻類の光合成の効果によって、二酸化炭素が削減されるとともに酸素が発生して、前記開口部から排出されることを特徴とする二酸化炭素削減インテリア。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記光源装置は、前記内壁が延びる方向に沿って延びる中空筒と、前記中空筒の外面の周方向に環状に設けられる光源と、を有することを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素削減インテリア。
【請求項3】
前記培養容器に装着されて、前記藻類培養液に渦巻き状の水流を発生させるための培養液循環ノズルを備えることを特徴とする請求項2に記載の二酸化炭素削減インテリア。
【請求項4】
前記藻類培養液を循環させる循環装置と、
前記培養容器に接続して前記中空筒の内部を貫通する貫通管と、を備え、
前記循環装置は、一端が前記貫通管を介して前記培養容器に着脱可能に接続し、他端が前記培養液循環ノズルに着脱可能に接続することを特徴とする請求項3に記載の二酸化炭素削減インテリア。
【請求項5】
前記循環装置は、高濃度の藻類を含む藻類培養液を回収する回収容器と、培養液を前記培養容器に供給する培養液ボトルと、を有することを特徴とする請求項4に記載の二酸化炭素削減インテリア。
【請求項6】
前記開口部は、着脱可能な蓋で塞がれており、前記蓋は酸素リッチな気泡を排出するための排出口が設けられることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素削減インテリア。
【請求項7】
前記藻類培養液は、藻類であるスピルリナと、前記スピルリナを培養するための培養液と、を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の二酸化炭素削減インテリア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、藻類の光合成の作用によって外気の二酸化炭素を削減するとともに、インテリアとして使用できる二酸化炭素削減インテリアに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
発明者は、特許文献1で、藻類の一種であるスピルリナを利用して、効果的に空気浄化が行え、かつ良好な外観を得ることができる空気浄化装置を提供している。
【0003】
発明者が以前に提供した空気浄化装置は、スピルリナ、およびスピルリナの培養液を循環する循環系の一部を陳列用容器とし、この循環系に外気を取り込む取込み口、および酸素を分離する酸素分離装置を設けている。陳列用容器内には発光体が挿入されている。取込み口から取り込まれた外気は、当該外気中に含まれる二酸化炭素が酸素に変換されると共に汚染物質が培養液中に溶解する。従って、酸素分離装置から分離される気体は、汚染物質が除去され且つ二酸化炭素が酸素に変換されたものとなる。以前に提案した、空気浄化装置は、空気浄化作用ばかりでなく、発光体が陳列用容器内で発光することにより見た目もきれいなものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-206434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、発明はそれがなされたからといって終わりではなく、よりよいものを求めるために改良がくわえられるべきものである。
【0006】
例えば、循環系内のスピルリナによる光合成を促進する発光体として、末尾に光源が設けられて表面には傷が付けられた光ファイバーが透明なチューブに通されたものを用いている。光源からの光は、表面には傷が付けられた光ファイバーで散乱されて陳列用容器内を照射する構成となっていた。このような構成であるため、照射する光を強くすることは困難であった。また、照射する光量に制約を受けることから、光合成を促進するために必要な光を確保するために、外形寸法等については、所定の大きさ以上とすることは困難であった。すなわち機能を確保するためにデザイン上の制約を受けるものとなっていた。さらに、構造が複雑となることから、培養液の取り替え等に手間取っていた。
【0007】
本発明はこれらの問題点に着目してなされたものであり、デザインの自由度が高く、維持管理が簡単となる二酸化炭素削減インテリアを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための発明は、二酸化炭素削減インテリアであって、環状に設けられる内壁と、内壁の外部領域に環状に設けられる外壁と、を有するとともに、開口部が形成される培養容器と、培養容器に貯留される藻類培養液と、培養容器に装着される外気導入ノズルと、内壁に向かって光を照射する光源装置と、を備え、光源装置から発せられる光は、内壁、藻類培養液、および外壁を透過して視認することができ、外気導入ノズルから藻類培養液に吹き込まれる気泡は、藻類培養液の中を上昇する過程で、藻類培養液に存する藻類の光合成の効果によって、二酸化炭素が削減されるとともに酸素に変換されて、開口部から排出されることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、光源装置から内壁に向かって照射された光は、内壁、藻類培養液、外壁を透過して視認できるので、光源装置、内壁、外壁の外形を適宜に選択することで所定の光量を視認できる。すなわち、径の大きな内壁、外壁とすることも可能であり、内壁と外壁の離隔距離を任意に選定することもできる。また、光源装置は内壁の内部領域に設けられているので、藻類培養液に水没することを回避できる。
【0010】
好ましくは、光源装置は、内壁が延びる方向に沿って延びる中空筒と、中空筒の外面の周方向に環状に設けられる光源と、を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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