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公開番号2024073088
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184094
出願日2022-11-17
発明の名称電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B60L 53/24 20190101AFI20240522BHJP(車両一般)
要約【課題】充電時の車両挙動を制御できる電気自動車を提供する。
【解決手段】本開示に係る電気自動車は、蓄電池と、蓄電池と電気的に接続される電力変換装置と、電力変換装置と電気的に接続されるモータと、モータの中性点に電気的に接続され、充電スタンドの充電プラグが接続可能なコネクタと、モータの回転角を計測する回転角センサと、コネクタに充電プラグが接続された状態の充電スタンドと通信し、回転角センサの計測結果に基づいて充電スタンドを制御する制御装置と、を備える。制御装置は、モータの回転角が、中性点への充電電流の供給時にモータにトルクが発生しないトルク非発生回転角である場合、既定の充電電流を出力するように充電スタンドを制御する。制御装置は、モータの回転角が、トルク非発生回転角でない場合、既定の充電電流よりも小さい充電電流を出力するように充電スタンドを制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池と、
前記蓄電池と電気的に接続される電力変換装置と、
前記電力変換装置と電気的に接続されるモータと、
前記モータの中性点に電気的に接続され、充電スタンドの充電プラグが接続可能なコネクタと、
前記モータの回転角を計測する回転角センサと、
前記コネクタに前記充電プラグが接続された状態の前記充電スタンドと通信し、前記回転角センサの計測結果に基づいて前記充電スタンドを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記モータの回転角が、前記中性点への充電電流の供給時に前記モータにトルクが発生しないトルク非発生回転角である場合、既定の充電電流を出力するように前記充電スタンドを制御し、
前記モータの回転角が、前記トルク非発生回転角でない場合、前記既定の充電電流よりも小さい充電電流を出力するように前記充電スタンドを制御する
ことを特徴とする電気自動車。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記モータの回転角と前記トルク非発生回転角との差が大きいほど、より小さい充電電流を出力するように前記充電スタンドを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車。
【請求項3】
蓄電池と、
前記蓄電池と電気的に接続される電力変換装置と、
前記電力変換装置と電気的に接続されるモータと、
前記モータの中性点に電気的に接続され、充電スタンドの充電プラグが接続可能なコネクタと、
前記モータの回転角を計測する回転角センサと、
前記コネクタに前記充電プラグが接続された状態の前記充電スタンドと通信可能に構成された制御装置と、
を備える電気自動車において、前記制御装置により前記蓄電池の充電を制御する方法であって、
前記モータの回転角を計測するステップと、
前記回転角が、前記中性点への充電電流の供給時に前記モータにトルクが発生しないトルク非発生回転角かどうか判定するステップと、
前記回転角が前記トルク非発生回転角である場合、既定の充電電流と出力するように前記充電スタンドを制御するステップと、
前記回転角が前記トルク非発生回転角でない場合、前記既定の充電電流よりも小さい充電電流を出力するように前記充電スタンドを制御するステップと、
を前記制御装置に実行させる
ことを特徴とする蓄電池の充電制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電池を搭載し、電気を駆動力として走行する電気自動車に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1はハイブリット車における充電装置が開示されている。特許文献1に開示された充電装置は、外部から駆動モータの中性点に充電電流を供給することによって、駆動モータ及びインバータを利用して蓄電池を充電するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5735782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるように駆動モータの中性点に充電電流を供給する場合、充電時に高出力で充電を開始すると、駆動モータにトルクが発生し、車両が動き出してしまう虞があった。
【0005】
そこで本開示は、充電時に充電電流の出力を制御することで、車両挙動を抑制できる電気自動車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における第1の観点は電気自動車である。電気自動車は、蓄電池と、蓄電池と電気的に接続される電力変換装置と、電力変換装置と電気的に接続されるモータと、モータの中性点に電気的に接続され、充電スタンドの充電プラグが接続可能なコネクタと、モータの回転角を計測する回転角センサと、コネクタに充電プラグが接続された状態の充電スタンドと通信し、回転角センサの計測結果に基づいて充電スタンドを制御する制御装置と、を備える。
制御装置は、モータの回転角が、中性点への充電電流の供給時にモータにトルクが発生しないトルク非発生回転角である場合、既定の充電電流を出力するように充電スタンドを制御する。
制御装置は、モータの回転角が、トルク非発生回転角でない場合、既定の充電電流よりも小さい充電電流を出力するように充電スタンドを制御する。
【0007】
本開示における第2の観点は蓄電池の充電制御方法である。この充電制御方法は、蓄電池と、蓄電池と電気的に接続される電力変換装置と、電力変換装置と電気的に接続されるモータと、モータの中性点に電気的に接続され、充電スタンドの充電プラグが接続可能なコネクタと、モータの回転角を計測する回転角センサと、コネクタに充電プラグが接続された状態の充電スタンドと通信するように構成された制御装置と、を備える電気自動車において、制御装置により蓄電池の充電を制御する方法である。詳しくは、この充電制御方法は、モータの回転角を計測するステップと、回転角が、中性点への充電電流の供給時にモータにトルクが発生しないトルク非発生回転角かどうか判定するステップと、回転角が非発生回転角である場合、既定の充電電流と出力するように充電スタンドを制御するステップと、回転角が非発生回転角でない場合、既定の充電電流よりも小さい充電電流を出力するように充電スタンドを制御するステップと、を制御装置に実行させる方法である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電気自動車の充電時において車両が動き出すことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態における電気自動車内部に搭載される充電回路図を示す。
充電電流と発生トルクと車両挙動の関係について従来技術と本実施形態とを比較したものを示す。
モータの回転角と発生するトルクの大きさの関係について従来技術と本実施形態とを比較したものを示す。
本実施形態におけるモータの回転角に応じた充電電流の大きさと発生するトルクの大きさと車両挙動の経時変化を示す。
本実施形態における蓄電池の充電制御方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本実施形態における電気自動車内部に搭載される充電回路図を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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