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公開番号2024071216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182050
出願日2022-11-14
発明の名称マット系離型フィルム
出願人株式会社ラボ
代理人個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20240517BHJP(積層体)
要約【課題】離型膜部分を80℃以下で乾燥させるとともにUV照射によって硬化させることができ、樹脂フィルム基材の加熱による劣化を防止することができ、離型性を調整することができ、移行性も低いものであり、しかも離型膜部に適正なマット形状を形成したマット系離型フィルムを提供すること。
【解決手段】薄膜状の樹脂フィルム基材2の一面側に離型樹脂成分による薄膜状の離型膜部3が形成されているマット系離型フィルム1において、前記離型膜部分はUV硬化樹脂内にシリコーン系およびまたはフッ素系の離型成分並びにマット成分を含有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
薄膜状の樹脂フィルム基材の一面側に離型樹脂成分による薄膜状の離型膜部が形成されている離型フィルムにおいて、前記離型膜部分はUV硬化樹脂内にシリコーン系およびまたはフッ素系の離型成分並びにマット成分を含有していることを特徴とするマット系離型フィルム。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記樹脂フィルム基材は12~188μmの厚さを有し、前記離型膜部分は80℃以下で乾燥されるとともにUV照射によって硬化されて0.6~0.7μmのドライ状態の厚さを有し、前記マット成分は3~5μmの粒径を有するアクリルビーズであることを特徴とする請求項1に記載のマット系離型フィルム。
【請求項3】
前記樹脂フィルム基材はポリエチレンテレフタレートにより形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマット系離型フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マット系離型フィルムに係り、特に樹脂フィルム基材の加熱による劣化を防止することができ、離型性を調整することができ、移行性も低いマット系離型フィルムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年においては、一般民生用、工業用、医療用、宇宙用等の全分野において離型フィルムを利用することが盛んに行われるようになっている。
【0003】
このような離型フィルムとして、例えば、特許文献1には延伸ポリエステル樹脂フィルムからなる基材フィルムの少なくとも片面にフッ素樹脂からなるフィルムが積層されてなる積層フィルムが記載されている。
【0004】
また、電気部品用としては、例えば、特許文献2に示す離型フィルムが提案されている。
【0005】
また、このような離型フィルムとして、表面をマット状に形成したマット系離型フィルムが提案されている(例えば、特許文献3または特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-049850号公報
特開2022-101288号公報
特開2010-247455号公報
特開2015-058690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来において離型フィルムを製造する際には、樹脂フィルム基材の少なくとも1面に離型膜部分を薄膜状に塗布し、その後所定温度に加熱して離型膜部分を乾燥させて形成している。
【0008】
従来においては、離型膜部分を乾燥するために120℃~130℃以上に加熱するものであるために、樹脂フィルム基材をガラス転移点以上に加熱して性能劣化を発生させてしまうという不都合があった。
【0009】
また、特許文献3においては樹脂フィルム基材をマット状に形成するものであり、離型膜部をマット状に形成するものではなかった。特許文献4においては離型膜部をマット状に形成しているが、マットロールの凹凸を乾燥前の離型膜部の樹脂表面に押圧して凹凸部を形成するものであって、離型膜部に適正なマット形状を形成することが困難であった。
【0010】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、離型膜部分を80℃以下で乾燥させるとともにUV照射によって硬化させることができ、樹脂フィルム基材の加熱による劣化を防止することができ、離型性を調整することができ、移行性も低いものであり、しかも離型膜部に適正なマット形状を形成したマット系離型フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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