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公開番号2024069885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180160
出願日2022-11-10
発明の名称物品仮固定具
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類B44D 3/14 20060101AFI20240515BHJP(装飾技術)
要約【課題】鉄塔などに対して安定して塗料缶などを仮固定でき、かつ、仮固定の解除が容易な物品仮固定具を提供する。
【解決手段】 鉄塔部材Tと対向する開口部21を有するケース2と、開口部21に対して進退自在にケース2内に配設された磁石3と、ケース2に配設され2つの方向に可動で、一方の方向に動かすと磁石3を開口部21側に前進させ、他方の方向に動かすと磁石3を開口部21から後退させるレバー4と、ケース2に設けられ、物品を吊り下げるための吊り部5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄塔を含む鉄鋼構造体に塗料缶を含む物品を仮固定するための物品仮固定具であって、
前記鉄鋼構造体と対向する対向部を有するケースと、
前記対向部に対して進退自在に前記ケース内に配設された磁石と、
前記ケースに配設され2つの方向に可動で、一方の方向に動かすと前記磁石を前記対向部側に前進させ、他方の方向に動かすと前記磁石を前記対向部から後退させるハンドルと、
前記ケースに設けられ、前記物品を吊り下げるための吊り部と、
を備えることを特徴とする物品仮固定具。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記磁石の少なくとも両側面側に、鉄板状で前記磁石の磁力を前記対向部側に集中させるヨーク板を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の物品仮固定具。
【請求項3】
前記ハンドルは、回転軸を中心に2つの方向に回動可能なレバーで構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の物品仮固定具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料が入った塗料缶などを鉄塔などに仮固定するための物品仮固定具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、鉄塔への塗装は、従来から人力で行っており、作業者が鉄塔に安全帯を取り付けて体を鉄塔で支え、バランスを取りながら、一方の手で塗料缶を持ち他方の手で刷毛塗りしたり、塗料缶をフックで鉄塔部材に掛けて(ぶら下げて)刷毛塗りしたりしていた。しかしながら、高所での不安定な姿勢での作業となるため、作業者に大きな負担となるばかりでなく、怪我や墜落などを招くおそれがあった。しかも、塗料缶をフックで鉄塔部材に掛けられるのは、水平な鉄塔部材に限られるため、作業者が塗料缶を片手で持って片手で刷毛塗りしなければならないケース・場所が多く、作業者への負担が大きかった。
【0003】
一方、高所において塗料缶の転倒を防止できる、という転倒防止器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この転倒防止器は、塗料缶を収容するカバー缶の底面に、永久磁石を取り付けるとともに、カバー缶の底部周囲に軟らかいつばを設けることで、塗料缶の滑落や転倒を防止するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3096575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の転倒防止器では、塗料缶を収容した転倒防止器を屋根などの上に置くことを前提とするため、細長く斜めにも配設されている鉄塔部材などには安定して置くことができず、塗料缶が転倒、滑落などするおそれがある。しかも、転倒防止器のカバー缶の底面に永久磁石が取り付けられているだけであるため、転倒防止器を移動せる際に、永久磁石の吸着力に抗して転倒防止器を持ち上げなければならず、作業者への負担が大きいばかりでなく、持ち上げた弾みで塗料缶内の塗料が外に飛び散るおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、鉄塔などに対して安定して塗料缶などを仮固定でき、かつ、仮固定の解除が容易な物品仮固定具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、鉄塔を含む鉄鋼構造体に塗料缶を含む物品を仮固定するための物品仮固定具であって、前記鉄鋼構造体と対向する対向部を有するケースと、前記対向部に対して進退自在に前記ケース内に配設された磁石と、前記ケースに配設され2つの方向に可動で、一方の方向に動かすと前記磁石を前記対向部側に前進させ、他方の方向に動かすと前記磁石を前記対向部から後退させるハンドルと、前記ケースに設けられ、前記物品を吊り下げるための吊り部と、を備えることを特徴とする物品仮固定具である。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の物品仮固定具において、前記磁石の少なくとも両側面側に、鉄板状で前記磁石の磁力を前記対向部側に集中させるヨーク板を備える、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1に記載の物品仮固定具において、前記ハンドルは、回転軸を中心に2つの方向に回動可能なレバーで構成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、ケースの対向部を鉄鋼構造体に対向させた状態で、ハンドルを一方の方向に動かして磁石をケースの対向部側に前進させると、磁力によって本物品仮固定具が鉄鋼構造体に仮固定される。そして、ケースの吊り部を介して物品を吊り下げることで、物品が鉄鋼構造体に仮固定される。また、ハンドルを他方の方向に動かして磁石をケースの対向部から後退させると、本物品仮固定具つまり物品が鉄鋼構造体から取り外される。
(【0011】以降は省略されています)

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