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公開番号2024063498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171508
出願日2022-10-26
発明の名称装身具の部品及び装身具
出願人株式会社美創
代理人個人
主分類A44C 17/02 20060101AFI20240502BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】比較的簡単な作業で宝石などの装飾品を固定できる装身具の部品及び装身具を提供すること。
【解決手段】装飾品2を保持する装身具の部品1Aは、互いに対向する場所に設けられた第1開口部11および第2開口部12を有する枠体10と、枠体10の内部に設けられる弾性体20と、第2開口部12を塞ぐように設けられる蓋部30とを備える。枠体10は、第1開口部11の縁から開口内向きに延出する延出部13を有し、蓋部30は、枠体10の内部に装飾品2が組み入れられた状態で第2開口部12を塞ぎ、装飾品2は、延出部13と弾性体20との間に挟持されて固定され、第1開口部11から装飾品2が露出する。
【選択図】図5



特許請求の範囲【請求項1】
装飾品を保持する装身具の部品であって、
互いに対向する場所に設けられた第1開口部および第2開口部を有する枠体と、
前記枠体の内部に設けられる弾性体と、
前記第2開口部を塞ぐ蓋部と、
を備え、
前記枠体は、前記第1開口部の縁から開口内向きに延出する延出部を有し、
前記蓋部は、前記枠体の内部に前記装飾品が組み入れられた状態で前記第2開口部を塞ぎ、
前記装飾品は、前記延出部と前記弾性体との間に挟持されて固定され、
前記第1開口部から前記装飾品が露出する、
装身具の部品。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記枠体は、前記装身具の紐状部材を挿通する挿通部を有し、
前記挿通部に前記紐状部材を挿通して前記枠体を貫通させた状態で、前記弾性体から前記紐状部材に押圧力が与えられる、
請求項1に記載の装身具の部品。
【請求項3】
前記弾性体は、前記紐状部材を通す貫通孔を有する、
請求項2に記載の装身具の部品。
【請求項4】
前記枠体は、筒形又はメッシュ形である、
請求項1に記載の装身具の部品。
【請求項5】
前記弾性体は、透光性を有する材料によって形成される、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の装身具の部品。
【請求項6】
前記蓋部は、透光性を有する部分を備える、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の装身具の部品。
【請求項7】
装飾品を保持する装身具の部品であって、
互いに対向する場所に設けられた第1開口部および第2開口部を有する第1枠体と、
互いに対向する場所に設けられた第3開口部および第4開口部を有する第2枠体と、
前記第1枠体および前記第2枠体の内部に設けられる弾性体と、
を備え、
前記第1枠体は、前記第1開口部の縁から開口内向きに延出する第1延出部を有し、
前記第2枠体は、前記第3開口部の縁から開口内向きに延出する第2延出部を有し、
前記第1枠体の内部に第1装飾品が組み入れられており、
前記第2枠体の内部に第2装飾品が組み入れれており、
前記第1枠体の前記第2開口部側と前記第2枠体の前記第4開口部側とが互いに突き合わされた状態で接続されており、
前記第1装飾品は、前記第1延出部と前記弾性体との間に挟持されて固定され、
前記第1開口部から前記第1装飾品が露出し、
前記第2装飾品は、前記第2延出部と前記弾性体との間に挟持されて固定され、
前記第3開口部から前記第2装飾品が露出する、
装身具の部品。
【請求項8】
前記第1枠体は、筒形又はメッシュ形であり、
前記第2枠体は、筒形又はメッシュ形である、
請求項7に記載の装身具の部品。
【請求項9】
前記弾性体は、透光性を有する材料によって形成される、
請求項7または請求項8に記載の装身具の部品。
【請求項10】
請求項1または請求項7に記載の装身具の部品と、
前記装身具の部品に固定される装飾品と、
前記装身具の部品に取り付けられる紐状部材と、
を備えた装身具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装身具の部品及び装身具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
貴金属の支持台に宝石を固定する方法として、予め支持台に形成させた溝に宝石の外縁に嵌め込み、工具を使って支持台を変形させて宝石を溝に密着させる方法が一般的に用いられる。また、下記の特許文献1には、支持台において宝石の外周部を外側方向から挟む位置に、外周部に嵌合しうる少なくとも二つの溝を設け、各溝内に前記宝石外周部を嵌入した後、溶解した鑞材を、全部あるいは所定の溝内に流入し冷却して凝固させることを特徴とする宝石の石留め方法が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-261004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の方法では、工具を使って支持台を変形させたり、溶解した鑞材を微小な溝に流しこんだりといった難易度の高い作業が必要であり、熟練した技術がなければこのような作業を効率的に行うことが難しいという問題がある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的簡単な作業で宝石などの装飾品を固定できる装身具の部品及び装身具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、装飾品を保持する装身具の部品であって、互いに対向する場所に設けられた第1開口部および第2開口部を有する枠体と、枠体の内部に設けられる弾性体と、第2開口部を塞ぐ蓋部と、を備え、枠体は、第1開口部の縁から開口内向きに延出する延出部を有し、蓋部は、枠体の内部に装飾品が組み入れられた状態で第2開口部を塞ぎ、装飾品は、延出部と弾性体との間に挟持されて固定され、第1開口部から装飾品が露出する、装身具の部品である。
【0007】
このような構成によれば、枠体の内部に装飾品が組み入れられた状態で、第2開口部が蓋部によって塞がれていることで、枠体の内部において延出部と弾性体との間に装飾品が挟持され、弾性体の復元力によって装飾品が固定される。固定された装飾品は第1開口部から露出して外から見える状態となる。
【0008】
上記装身具の部品において、枠体は、装身具の紐状部材を挿通する挿通部を有し、挿通部に紐状部材を挿通して枠体を貫通させた状態で、弾性体から紐状部材に押圧力が与えられる構成であってもよい。これにより、枠体を貫通させた紐状部材に弾性体から押圧力が与えられ、紐状部材の枠体に対する固定位置を設定しやすくなる。
【0009】
上記装身具の部品において、弾性体は、紐状部材を通す貫通孔を有してもよい。これにより、枠体の挿通部に紐状部材を挿通する際、紐状部材が弾性体の貫通孔を通して枠体を貫通することになる。
【0010】
上記装身具の部品において、枠体は、筒形又はメッシュ形であってもよい。これにより、枠体のデザインが多様化する。
(【0011】以降は省略されています)

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