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公開番号2025066859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176376
出願日2023-10-12
発明の名称バンド
出願人日本精密株式会社
代理人弁理士法人iRify国際特許事務所
主分類A44C 5/10 20060101AFI20250417BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】容易に組立・分解を行うことができると共に、側方から見たときの外観を美麗にし、装飾性と肌触りの良さを両立させることを可能とするバンドを提供する。
【解決手段】表駒30は、表側内駒40と、第1表側外駒50及び第2表側外駒60を備え、裏駒70は、表駒30の裏側に保持される裏側内駒80と、第1表側外駒50の裏側に係合する第1裏側外駒90、及び、第2表側外駒60の裏側に係合する第2裏側外駒100を備え、連結駒20の第1の裏側外駒貫通孔91及び前記第2の裏側外駒凹部101と、別の連結駒20の表側内駒貫通孔41及び裏側内駒貫通孔81に回動自在に貫通する連結ピン110を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
長さ方向に連結された複数の連結駒を有するバンドにおいて、
前記連結駒は、表側に位置する表駒と、
この表駒の裏側に位置する裏駒を具備し、
前記表駒は、表側内駒と、
この表側内駒に対し、前記長さ方向に突出して形成されると共に、前記バンドの幅方向において挟持する位置に設けられた第1表側外駒及び第2表側外駒と、
前記表側内駒を前記幅方向に貫通する表側内駒貫通孔と、
前記裏駒は、前記表側内駒の裏側に係合する裏側内駒と、
この裏側内駒に対し、前記長さ方向に突出して形成されると共に、前記バンドの幅方向において挟持する位置に設けられ、第1表側外駒の裏側に係合する第1裏側外駒、及び、第2表側外駒の裏側に係合する第2裏側外駒と、
前記裏側内駒を前記幅方向に貫通する裏側内駒貫通孔と、
前記第1裏側外駒及び前記第2裏側外駒を前記幅方向にそれぞれ貫通すると共に、共通の軸心線を有する第1の裏側外駒貫通孔及び第2の裏側外駒凹部と、
前記複数の連結駒のうち、特定の連結駒の前記第1の裏側外駒貫通孔及び前記第2の裏側外駒凹部と、この特定の連結駒に対し、前記長さ方向に隣接する連結駒の前記表側内駒貫通孔及び前記裏側内駒貫通孔に回動自在に貫通する連結ピンとを備えていることを特徴とするバンド。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記表側内駒には、前記裏側内駒を保持する保持部が形成され、
前記第1表側外駒は、裏側で、かつ、幅方向内側には、前記長さ方向に延設され、第1裏側外駒の表側の幅方向外側の部位において滑動可能に形成された第1の段条部が形成され、
前記第2表側外駒は、裏側で、かつ、幅方向内側には、前記長さ方向に延設され、第2裏側外駒の表側の幅方向外側の部位において滑動可能に形成された第2の段条部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項3】
前記表駒と前記裏駒とは、異なる素材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項4】
前記表駒は、金属材製であり、
前記裏駒は、セラミック製又は樹脂製であることを特徴とする請求項3に記載のバンド。
【請求項5】
前記表駒と前記裏駒とは、同じ素材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計やブレスレット等の装飾品に使用される連結駒を備えるバンドに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
時計やブレスレット等の装飾品にはバンドが使用されることがある。このようなバンドにおいては、全体のねじれに対して十分な強度を確保できると共に、肌触りが良く、手首に良好にフィットさせることのできる連結駒を備えるバンドが用いられることが多い。このようなバンドにおいては、バンドの長さを調節するために、バンドを構成する外駒や内駒の取り外しが行われることが多い。その外駒や内駒の取り外しのための調整機構として、種々の構造のものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。外駒や内駒を連結する連結ピンを、外駒や内駒の側方からねじ込む構造や、弾性を有する長軸を用いる構造が用いられていた。
【0003】
図5はバンド200を構成する連結駒210の一例を示す斜視図である。図5に示すように、連結駒210は、内駒220と、この内駒220を挟持する第1外駒230及び第2外駒240とを備えている。これら内駒220、第1外駒230、第2外駒240は一体的に固定されている。内駒220には、貫通孔221が設けられている。第1外駒230には貫通孔231、第2外駒240には貫通孔241が設けられている。
【0004】
このような連結駒210は図6に示すように組み立てられる。すなわち、図中左側の連結駒210の貫通孔231にCリング250を挿入する。次に、図中右側の連結駒210の内駒220を左側の連結駒210の第1外駒230及び第2外駒240を位置決めする。連結ピン260を左側の連結駒210の貫通孔241側から挿入し、右側の連結駒210の貫通孔221を通し、左側の連結駒210の貫通孔231まで貫通させる。ここで、貫通孔231内のCリング250に篏合させて固定する。
【0005】
このようなバンド200では、連結ピン260を挿入するための貫通孔231,241の開口部が側面に露出し、美観を損なうことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実用新案登録第2518677号公報
実公平5-27842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように連結駒を備えるバンドにあっては、連結ピンを挿入するための貫通孔の開口部がバンドの側面に露出することになる。その場合、バンドを側方から見た場合の美観がよくない、という問題があった。また、連結駒において、外から見える装飾性と使用者の腕に触れる肌触りの良さを両立させることが難しかった。
【0008】
そこで、本発明は、容易に組立・分解を行うことができると共に、バンドを側方から見たときの外観を美麗にし、さらに、表側から見える装飾性と、使用者の腕に触れる裏側の肌触りの良さを両立させることを可能とする連結駒を有するバンドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の長さ方向に連結された複数の連結駒を有するバンドにおいて、長さ方向に連結された複数の連結駒を有するバンドにおいて、前記連結駒は、表側に位置する表駒と、この表駒の裏側に位置する裏駒を具備し、前記表駒は、表側内駒と、この表側内駒に対し、前記長さ方向に突出して形成されると共に、前記バンドの幅方向において挟持する位置に設けられた第1表側外駒及び第2表側外駒と、前記表側内駒を前記幅方向に貫通する表側内駒貫通孔と、前記裏駒は、前記表側内駒の裏側に係合する裏側内駒と、この裏側内駒に対し、前記長さ方向に突出して形成されると共に、前記バンドの幅方向において挟持する位置に設けられ、第1表側外駒の裏側に係合する第1裏側外駒、及び、第2表側外駒の裏側に係合する第2裏側外駒と、前記裏側内駒を前記幅方向に貫通する裏側内駒貫通孔と、前記第1裏側外駒及び前記第2裏側外駒を前記幅方向にそれぞれ貫通すると共に、共通の軸心線を有する第1の裏側外駒貫通孔及び第2の裏側外駒凹部と、前記複数の連結駒のうち、特定の連結駒の前記第1の裏側外駒貫通孔及び前記第2の裏側外駒凹部と、この特定の連結駒に対し、前記長さ方向に隣接する連結駒の前記表側内駒貫通孔及び前記裏側内駒貫通孔に回動自在に貫通する連結ピンを備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明のバンドによれば、容易に組立・分解を行うことができると共に、バンドを側方から見たときの外観を美麗にし、さらに、表側から見える装飾性と、使用者の腕に触れる裏側の肌触りの良さを両立させることを可能とする連結駒を有するバンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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