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公開番号
2025069613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179432
出願日
2023-10-18
発明の名称
スナップファスナー
出願人
個人
代理人
主分類
A44B
1/06 20060101AFI20250423BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】合成樹脂製スナップファスナーの篏合装着時の維持力を、容易かつ安全な加工で段階的に弱く調整できる合成樹脂製スナップファスナーを提供する。
【解決手段】雄型部材Aの雄型部材筒状突出部1にひとつまたは複数の、素材の厚さを薄くした切り取り加工前の窪んだ薄肉部3を設け、その切り取り加工前の窪んだ薄肉部3を切り取ることによって安定したサイズの切り取り加工後のスリット4を安全かつ容易に作り出す事を可能にする。切り取り加工後のスリット4が作られると、雌型部材Bとの嵌合離脱時に雄型部材Aの雄型部材筒状突出部1がその雄型部材筒状突出部1の円周の中心方向に変形しやすくなる事により、雌型部材Bとの篏合装着時の維持力を段階的に弱く調整でき、外す時に必要とする力を弱くする事ができる。切り取り加工後のスリット4の深さと数により、希望する嵌合装着時の維持力になるまで調節できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中央にリベット状部材(C)のリベット状部材の突出部(8)を挿入するための貫通孔(7)が形成された雄型部材円形板部(10)と、上端外周に雄型部材曲面膨出部(2)が形成された雄型部材筒状突出部(1)を持つ雄型部材(A)の、雄型部材筒状突出部(1)の突出方向に沿ってひとつまたは複数の切り取り加工前の窪んだ薄肉部(3)を設け、その切り取り加工前の窪んだ薄肉部(3)は切り取り加工後のスリット(4)を形成するために切り取り加工が出来る事を特徴とする合成樹脂製のスナップファスナー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣服などの係着止具として用いられるスナップボタンであって、雄型部材と雌型部材とから形成された合成樹脂製スナップファスナーに関するものである。
図11のように雄型部材Aの雄型部材筒状突出部1の外側上端外周には環状の雄型部材曲面膨出部2が形成され、雌型部材Bの雌型部材内部の凹部5の内部辺縁部には環状の雌型部材曲面膨出部6があるため、嵌合装着時には雄型部材Aの雄型部材曲面膨出部2と雌型部材Bの雌型部材曲面膨出部6が係止される維持力をもって外れないようになっている。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1のように、雄型部材および雌型部材の嵌合部に溝を形成し、スナップ作用(雄型部材と雌型部材の嵌合および嵌合離脱)を良好に行えるよう設計されたスナップファスナーは広く知られているが、嵌合装着時の維持力を変更させる事はできず、薄くて弱い布地に使用する時などに使用者が望むように維持力を弱くする事は出来ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4172866号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の合成樹脂製のスナップファスナーは嵌合装着時の維持力が一定であり、利用者が維持力を弱くすることが出来ない。嵌合装着時の維持力を弱く調節出来るという特徴をもつ本発明では、一種類のスナップファスナーでも維持力を弱くすることによって、汎用性の高い合成樹脂製のスナップファスナーとして提供できる。
実施例として、たとえば乳幼児に使用する肌着など、使用された布地の素材に対して合成樹脂製のスナップファスナーの嵌合装着時の維持力が強いと利用者が感じた場合には、スリットを作成することによって希望の弱さになるまで少しずつ維持力を弱く出来る。
また、雄型部材Aの雄型部材筒状突出部1にカッターナイフやハサミなどで切り込みを入れるだけでは安定したスリットを作成する加工が困難で、加工の段階で部材を変形させてしまう問題があるが、本発明では安定したスリットを安全に容易に加工できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る合成樹脂製スナップファスナーは、雄型部材Aの雄型部材筒状突出部1にひとつまたは複数の、素材の厚さを薄くした切り取り加工前の窪んだ薄肉部3を設け、その窪んだ薄肉部3を切り取ることによって安定したサイズの切り取り加工後のスリット4を容易かつ安全に作り出す事を可能にする。
【発明の効果】
【0006】
本発明においては、スナップファスナーの雄型部材Aの雄型部材筒状突出部1に設けられた切り取り加工前の窪んだ薄肉部3を切り取ることにより任意の数の切り取り加工後のスリット4を作製する事によって、雌型部材Bとの嵌合離脱時に雄型部材Aの雄型部材筒状突出部1が変形しやすくなるため、切り取り加工後のスリット4の数を増やすことで雄型部材Aと雌型部材Bの嵌合装着維持力が希望する維持力まで弱く調節できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明にかかるスナップファスナーの雄型部材Aの斜視図で
雄型部材Aの上面図である。
図2におけるa―a線断面図である。
雄型部材Aの側面図である。
図1の切り取り加工前の窪んだ薄肉部3の拡大図である。
図1の切り取り加工後のスリット4の拡大図である。
雌型部材Bの上面図である。
図7におけるb―b線断面図である。
雌型部材Bの側面図である。
リベット状部材Cの側面図である。
各部材の使用方法をあらわす断面図である。
雄型部材Aと雌型部材Bとの嵌合時の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1において雄型部材Aの雄型部材曲面膨出部2を含む 雄型部材筒状突出部1に切り取り加工前の窪んだ薄肉部3をひとつまたは複数設ける。数と幅については材料となる合成樹脂の素材によって変更可能である。
【0009】
図2に見られるように、切り取り加工前の窪んだ薄肉部3の厚さは切り取り加工作業の目安になる程度として雄型部材筒状突出部1の強度に影響を与えないように配慮する。雄型部材円形板部10の外縁に切り取り加工作業時の位置の目印になる凹凸をつける場合もある。
【0010】
図4に見られるように、切り取り加工の安全性を考慮して、切り取り加工前の窪んだ薄肉部3と切り取り加工後のスリット4の長さは素材に応じ変更でき、本実施例では雄型部材円形板部10の外縁の高さ程度とする。
(【0011】以降は省略されています)
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