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公開番号2024173026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091140
出願日2023-06-01
発明の名称ボタン
出願人アイティーボタン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A44B 1/28 20060101AFI20241205BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】誤った取付けが起こり難く、取付け作業性の向上をも図ることのできるボタンを提供すること。
【解決手段】略フランジ状のヘッド1の裏面中央に該ヘッド1の最大厚みT1を超える軸方向の長さL2を持った筒状体2が連設されたボタン本体3と、略フランジ状のベース4の裏面中央に該ベース4の最大厚みT4を超える軸方向の長さL5を持った棒状体5が連設された脚パーツ6とを具備し、前記ボタン本体3は、前記筒状体2の先端面中央から前記ヘッド1に向かって延び、該ヘッド1の表面にまでは到達しない挿入孔7を有し、前記棒状体5は、前記筒状体2の先端面側から前記挿入孔7に挿入すると該挿入孔7に嵌入係合するように構成され、前記筒状体2の先端面において、前記挿入孔7の開口周縁部8は、この開口周縁部8の周囲よりも該筒状体2の先端側に突出している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
略フランジ状のヘッドの裏面中央に該ヘッドの最大厚みを超える軸方向の長さを持った筒状体が連設されたボタン本体と、略フランジ状のベースの裏面中央に該ベースの最大厚みを超える軸方向の長さを持った棒状体が連設された脚パーツとを具備し、
前記ボタン本体は、前記筒状体の先端面中央から前記ヘッドに向かって延び、該ヘッドの表面にまでは到達しない挿入孔を有し、
前記棒状体は、前記筒状体の先端面側から前記挿入孔に挿入すると該挿入孔に嵌入係合するように構成され、
前記筒状体の先端面において、前記挿入孔の開口周縁部は、この開口周縁部の周囲よりも該筒状体の先端側に突出しているボタン。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記ヘッドの表面周縁部は表面中央部よりも盛り上がり、
前記表面中央部には、前記ヘッドをその厚み方向に貫通する複数の貫通孔と、これら複数の貫通孔のうちの二つの貫通孔にわたって延び、複数本の糸からなる糸群の外観を呈する突出部とが形成されている請求項1に記載のボタン。
【請求項3】
前記棒状体は、その先端側から基端側に向かって、先の尖った先鋭部と、この先鋭部よりも緩やかな度合いで基端側に向かって広がる拡径部と、この拡径部よりも棒状体の径外方向に膨出し、その外周面の縦断面形状が外向きに凸のカーブを描く膨出部と、この膨出部よりも小径のストレート部とをこの順に有し、
前記挿入孔には、前記膨出部が係合可能であり、その内周面の縦断面形状が内向きに凸のカーブを描く狭窄部を設けてある請求項1または2に記載のボタン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、衣服等の生地にワンタッチで取付け可能なボタンに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
衣服等の生地にワンタッチで取付け可能とした従来のボタンとして、図3(A)及び(B)に示すように、ボタン止め具51を布地52に通し、ボタン53の中央の孔54にボタン止め具51の丸形55を押し込むと、引っかかり部56によって元のようには抜けなくなるようにしたものがある(特許文献1)。
【0003】
上記従来のボタンは、糸で止めるタイプのボタンに比べ、その取付け作業が簡単であり、糸のように切れることもなく長持ちする、という利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平4-110507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来のボタンでは、ボタン53に表裏があり、図3(A)及び(B)に示すように、ボタン53の裏側(孔54側)からボタン止め具51を押し込むと、孔54を通り抜けた丸形55がくぼみ57内に収まるが、誤ってボタン53の表側(くぼみ57側)からボタン止め具51を押し込むと、孔54を通り抜けた丸形55がボタン53の外部に突出し、着用者の肌等を傷つけたり外観を低下させたりする不具合が起こり得る。
【0006】
また、丸形55を孔54に押し込むときの抵抗が大きく、このことが取付け作業性を低下させる一因になり得るとともに、上記のようなボタン53の表裏の誤りを引き起こす原因にもなり得る。
【0007】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、誤った取付けが起こり難く、取付け作業性の向上をも図ることのできるボタンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るボタンは、略フランジ状のヘッドの裏面中央に該ヘッドの最大厚みを超える軸方向の長さを持った筒状体が連設されたボタン本体と、略フランジ状のベースの裏面中央に該ベースの最大厚みを超える軸方向の長さを持った棒状体が連設された脚パーツとを具備し、前記ボタン本体は、前記筒状体の先端面中央から前記ヘッドに向かって延び、該ヘッドの表面にまでは到達しない挿入孔を有し、前記棒状体は、前記筒状体の先端面側から前記挿入孔に挿入すると該挿入孔に嵌入係合するように構成され、前記筒状体の先端面において、前記挿入孔の開口周縁部は、この開口周縁部の周囲よりも該筒状体の先端側に突出している(請求項1)。
【0009】
上記ボタンにおいて、前記ヘッドの表面周縁部は表面中央部よりも盛り上がり、前記表面中央部には、前記ヘッドをその厚み方向に貫通する複数の貫通孔と、これら複数の貫通孔のうちの二つの貫通孔にわたって延び、複数本の糸からなる糸群の外観を呈する突出部とが形成されていてもよい(請求項2)。
【0010】
上記ボタンにおいて、前記棒状体は、その先端側から基端側に向かって、先の尖った先鋭部と、この先鋭部よりも緩やかな度合いで基端側に向かって広がる拡径部と、この拡径部よりも棒状体の径外方向に膨出し、その外周面の縦断面形状が外向きに凸のカーブを描く膨出部と、この膨出部よりも小径のストレート部とをこの順に有し、前記挿入孔には、前記膨出部が係合可能であり、その内周面の縦断面形状が内向きに凸のカーブを描く狭窄部を設けてあってもよい(請求項3)。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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