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公開番号2024163466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079085
出願日2023-05-12
発明の名称名札の取付構造
出願人個人
代理人個人
主分類A44B 9/12 20060101AFI20241115BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】名札を安全に取り付けることができ、望ましくは名札を確実に取り付けることができる名札の取付構造を提供する。
【解決手段】名札10の上部において、横方向にスライド可能に設けられ、スライドすることで、衣類100に刺さる衣類留め位置P2と、衣類留め位置P2から後退して衣類100から抜かれる退避位置P1とを選択的に取り得るスライド針20と、名札10の上部に設けられ、衣類留め位置P2にあるスライド針20の先端21が挿入される先端受け穴31を有する受け部30と、スライド針20を退避位置P1に向けて常時付勢する付勢部材40と、付勢部材40による付勢力に抗して衣類留め位置P2にスライドさせたスライド針20を衣類留め位置P2に保持する留め位置用ストッパST2と、退避位置P1にあるスライド針20の先端21の周りにおいてスライド針20の先端21よりも受け部30側に位置することでスライド針20の先端21への接触を防止する保護面16とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
名札(10)を衣類(100)に取り付けるための構造であって、
名札(10)の上部において、横方向にスライド可能に設けられ、スライドすることで、衣類(100)に刺さる衣類留め位置(P2)と、この衣類留め位置(P2)から後退して衣類(100)から抜かれる退避位置(P1)とを選択的に取り得るスライド針(20)と、
名札(10)の上部に設けられ、前記衣類留め位置(P2)にあるスライド針(20)の先端(21)が挿入される先端受け穴(31)を有する受け部(30)と、
前記スライド針(20)を退避位置(P1)に向けて常時付勢する付勢部材(40)と、
この付勢部材(40)による付勢力に抗して衣類留め位置(P2)にスライドさせたスライド針(20)を衣類留め位置(P2)に保持する留め位置用ストッパ(ST2)と、
退避位置(P1)にあるスライド針(20)の先端(21)の周りにおいてスライド針(20)の先端(21)よりも前記受け部(30)側に位置することでスライド針(20)の先端(21)への接触を防止する保護面(16)と、
を備えていることを特徴とする名札の取付構造。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記受け部(30)は、
スライド針(20)が退避位置(P1)にあるとき、前記保護面(16)との間に衣類(100)の留め部(101)を入れる空間(S1)を形成する空間形成位置(PS)と、
前記先端受け穴(31)にスライド針(20)の先端(21)が挿入された状態のままで、前記保護面(16)とで前記衣類(100)の留め部(101)を挟圧する挟圧位置(PP)とを選択的にとり得る挟圧部材(32)を備えていることを特徴とする名札の取付構造。
【請求項3】
請求項2において、
前記受け部(30)は、
前記スライド針(20)と同方向においてスライドすることで前記空間形成位置(PS)と挟圧位置(PP)とを選択的に取り得る前記挟圧部材(32)としてのスライド部材(32)と、
このスライド部材(32)とねじ結合することでスライド部材(32)をスライドさせる円筒状の雄ねじ(33)と、を有し、
この雄ねじ(33)の円筒部内空間(33h)が、前記衣類留め位置(P2)にあるスライド針(20)の先端(21)が挿入される先端受け穴(31)を構成することを特徴とする名札の取付構造。
【請求項4】
請求項2または3において、
前記名札(10)は、名札プレートないし名札シートを複数枚収納可能な名札ホルダーであることを特徴とする名札の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、名札の取付構造に関するものである。より詳しくは、名札(名札シート、名札プレート等を保持する名札ホルダを含む。本願明細書、特許請求の範囲において同じ)を安全に、さらに望ましくは確実に取り付けることができる名札の取付構造に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1、2に見られるような技術が知られている。
【0003】
<特許文献1>特開2008-220888号公報
特許文献1には、
「より安全により生地を傷めることなく衣類に名札などを取り付けることができる安全名札ピンを提供する」ことを課題とし、
「本体内部に極小の針とバネを、本体の外部には針を収納させる穴と服地を挿入させるための凹部を設けることによりスライド式で衣類に名札などを装着できる安全名札ピン」
が記載されている(同文献要約欄)。
【0004】
しかし、同文献0006段落には、
「本発明は以上のような構成で、これを使用するときは、本体の外部(1)の片側側面と本体の内部(2)を人差し指と親指で圧縮させることによりバネ(4)を縮まし本体の内部(2)に装着された針(5)が露出する。
これにより本体の内部(2)に装着された針(5)が凹部(3)の現れ服地を入れることができるようになる。」
と記載されている。
すなわち同文献記載のものは、バネ(4)によって常時突き刺し方向に付勢されている針(5)の突出を、本体の外部(1)の片側側面と本体の内部(2)を人差し指と親指で圧縮させることで規制しながら、服地への取り付け操作を行うものである。
そのため、針(5)に対する上記規制が何らかの予期せぬ理由により外れると、バネ(4)の力で針(5)が突出することとなるので、安全性の面で難点がある。
【0005】
<特許文献2>特開2006-006452公報
特許文献2には、
「使用中にずれたり外れたりすることなく、また装飾性を有する装飾片のみが外から見える襟止めを提供する」ことを課題とし、
「ワイシャツ等の対向する襟10の両端に係止される襟飾り部材2と、両襟飾り部材2を連結する支持部材3とからなる襟止めであって、該襟飾り部材2を、対辺間で襟2を挟持する略U字又はコ字形状の挟持具本体4と、該挟持具本体4の一方の辺41に取り付けられた装飾片9とで構成し、挟持具本体4の他方の辺42の先端部に螺子孔5を設けて、一端側に押圧体7を他端側に摘み部8を設けた螺子棹6を回転可能に挿通すると共に、該押圧体4を、先端部に細かな凹凸を有する深溝リング部材で構成し、押圧体7と上記一方の辺41との間で襟10を挟み付ける構成とした」
襟止めが記載されている(同文献要約欄)。
【0006】
しかし、この襟止めは、「押圧体7と上記一方の辺41との間で襟10を挟み付ける構成」であるため、この構成を名札の取付構造に採用した場合、「挟み付け」のみによる取付となるため、確実性の面で難点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-220888号公報
特開2006-006452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、名札を安全に取り付けることができる名札の取付構造を提供することである。
また、望ましくは、名札を確実に取り付けることができる名札の取付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明の名札の取付構造は、
名札を衣類に取り付けるための構造であって、
名札の上部において、横方向にスライド可能に設けられ、スライドすることで、衣類に刺さる衣類留め位置と、この衣類留め位置から後退して衣類から抜かれる退避位置とを選択的に取り得るスライド針と、
名札の上部に設けられ、前記衣類留め位置にあるスライド針の先端が挿入される先端受け穴を有する受け部と、
前記スライド針を退避位置に向けて常時付勢する付勢部材と、
この付勢部材による付勢力に抗して衣類留め位置にスライドさせたスライド針を衣類留め位置に保持する留め位置用ストッパと、
退避位置にあるスライド針の先端の周りにおいてスライド針の先端よりも前記受け部側に位置することでスライド針の先端への接触を防止する保護面と、
を備えていることを特徴とする名札の取付構造。
【0010】
上記の構成となっているので、この名札の取付構造によれば次のような作用効果が得られる。
スライド針を、付勢部材による付勢力に抗してスライドさせて衣類に刺し、留め位置用ストッパで衣類留め位置に保持することで名札を衣類に取り付けることができる。
ここで、付勢部材による付勢力に抗してスライドさせて衣類に刺す際、仮に何らかの予期しない理由により、取り付け操作を誤ったとしても、スライド針は付勢部材による付勢力によって退避位置に後退するだけであり、退避位置にあるスライド針の先端の周りにおいてスライド針の先端よりも前記受け部側に位置することでスライド針の先端への接触を防止する保護面が備えられているので、安全性は確保される。
このように、本発明の名札の取付構造によれば、名札を安全に取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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