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公開番号2024116645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022350
出願日2023-02-16
発明の名称装身具
出願人株式会社クロスフォー
代理人個人
主分類A44C 5/00 20060101AFI20240821BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】伸縮する線状体と装飾体とによってリング状に形成される構造を持つとともに組み立てが容易な装身具を提供する。
【解決手段】装身具1は、伸縮可能な線状体11と、線状体11の一方の端部と他方の端部との間に介在する装飾体13とを備える。線状体11は、複数の第1中空部材51と、複数の第2中空部材53と、線状の弾性部材61とを有し、第1中空部材51と第2中空部材53とが交互に並んで連結された中空部材列が形成される。弾性部材61は、この中空部材列における各第2中空部材53の各第2開口部531に挿通される。弾性部材61の両端には、弾性部材61が第2中空部材53を通過することを阻止する抜け止め部70が設けられる。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
伸縮可能なリング状のアクセサリであって、
伸縮可能な線状体と、
前記線状体の一方の端部と他方の端部との間に介在する装飾体と、
を備え、
前記線状体は、
それぞれ2つの第1開口部を持つ複数の第1中空部材と、
それぞれ2つの第2開口部を持つ複数の第2中空部材と、
線状の弾性部材と、
を有し、
前記第1中空部材と前記第2中空部材とが交互に並んで連結された中空部材列が形成され、
各前記第2中空部材は、前記中空部材列において両側に隣接する2つの前記第1中空部材の前記第1開口部にスライド可能に挿通されており、当該隣接する2つの前記第1中空部材の内部に2つの前記第2開口部が位置し、
前記第2開口部が形成された前記第2中空部材の端部は、前記第1開口部に比べて大径であり、
前記中空部材列における各前記第2中空部材の各前記第2開口部に前記弾性部材が挿通され、
前記弾性部材の両端に、前記弾性部材が前記第2中空部材を通過することを阻止する抜け止め部が設けられた
装身具。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記弾性部材の両端に設けられた2つの前記抜け止め部の少なくとも一方は、前記弾性部材が拡径された部分である、
請求項1に記載の装身具。
【請求項3】
前記弾性部材の一端に設けられた一方の前記抜け止め部は、前記弾性部材が拡径された部分であり、
前記弾性部材の他端に設けられた他方の前記抜け止め部は、前記弾性部材に固定された部材である、
請求項2に記載の装身具。
【請求項4】
前記第2開口部から前記第2中空部材の内部に通じる通路は、前記第2開口部から当該内部へ向かうにつれて縮径しており、
前記抜け止め部は、縮径した前記通路を形成する前記第2中空部材の内面に接触する、
請求項2に記載の装身具。
【請求項5】
前記弾性部材はコイルバネであり、
前記弾性部材の両端に設けられた2つの前記抜け止め部の少なくとも一方は、前記コイルバネのコイル径が拡径された部分である、
請求項2に記載の装身具。
【請求項6】
前記弾性部材の両端に設けられた2つの前記抜け止め部の少なくとも一方は、
前記弾性部材の末端に近づくにつれて径が大きくなる拡径部分と、
前記弾性部材の当該末端に近づくにつれて径が小さくなる縮径部分と
を含み、
前記拡径部分と前記縮径部分とは、それぞれの径が最大となる場所で連続しており、
前記弾性部材の前記拡径部分が前記第2中空部材の前記第2開口部が形成された部分に接触する、
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の装身具。
【請求項7】
前記弾性部材は金属製のコイルバネであり、
前記弾性部材の一端に設けられた前記抜け止め部は、前記コイルバネの末端に溶接された部材である、
請求項6に記載の装身具。
【請求項8】
前記弾性部材は、前記中空部材列に外力が加えられていないとき、前記中空部材列における前記第2中空部材同士の間隔を狭めるように作用する弾性力を生じる、
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の装身具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレスレットなどの装身具に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ブレスレットは、例えば、手首の周りにリング状に巻かれる金属製の線状体を有する。一般的なブレスレットは、線状体の両端に連結用の留め具が設けられており、ブレスレットを着脱する際には、両端の留め具を繋げたり外したりする必要がある。これに対して、特許文献1には、留め具を必要としないリング状のアクセサリが開示される。このアクセサリは、複数の第1部材と複数の第2部材とを有し、第1部材と第2部材とが交互に配置されている。第1部材と第2部材の内部がそれぞれ中空になっており、その内部にコイルスプリングなどの近接部材が連通されている。近接部材は、アクセサリの長さを縮める方向に作用する。近接部材の両端が連結部材によって連結されることにより、長さを伸縮させることが可能なリング状のアクセサリが得られる。このアクセサリは、長さを伸縮させることによって手首などに着脱できるため、留め具を用いる一般的なブレスレットに比べて着脱を容易に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-092728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に記載されるリング状のアクセサリでは、近接部材を構成するコイルスプリングの両端が連結部材(丸環)によって直接連結されている。連結部材(丸環)は、リング状に連なった中空の第1部材および第2部材により形成される管の中で固定されておらず、管の中を移動可能となっている。このアクセサリの構造では、リングの途中に宝石などの装飾体を挿入することが想定されていないため、デザインのバリエーションが乏しいという問題がある。
【0005】
上述したアクセサリにおいてリングの途中に装飾体を挿入する場合、特許文献1に記載されるようにコイルスプリング(近接部材)の両端を連結部材によって直接連結することができない。仮に、コイルスプリング(近接部材)の両端をそれぞれ装飾体に取り付けるものとすると、このアクセサリを組み立てる場合には、複数の第1部材と複数の第2部材とが交互に繋がれて形成される管の中にコイルスプリングを挿通させた状態で、この管の両端からコイルスプリングの両端を引き出し、コイルスプリングの両端を引っ張って伸ばしながら、コイルスプリングの両端を装飾体に取り付ける作業が必要となる。そのため、組立作業が面倒になるという問題がある。また、コイルスプリングの両端を装飾体に直接取り付けるようにした場合、コイルスプリングの端部が視認され易くなるため、この端部を隠すための細工が必要になり、美観が損なわれるという問題もある。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、伸縮する線状体と装飾体とによってリング状に形成される構造を持つとともに組み立てが容易な装身具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、伸縮可能なリング状のアクセサリであって、伸縮可能な線状体と、前記線状体の一方の端部と他方の端部との間に介在する装飾体とを備え、前記線状体は、それぞれ2つの第1開口部を持つ複数の第1中空部材と、それぞれ2つの第2開口部を持つ複数の第2中空部材と、線状の弾性部材とを有し、前記第1中空部材と前記第2中空部材とが交互に並んで連結された中空部材列が形成され、各前記第2中空部材は、前記中空部材列において両側に隣接する2つの前記第1中空部材の前記第1開口部にスライド可能に挿通されており、当該隣接する2つの前記第1中空部材の内部に2つの前記第2開口部が位置し、前記第2開口部が形成された前記第2中空部材の端部は、前記第1開口部に比べて大径であり、前記中空部材列における各前記第2中空部材の各前記第2開口部に前記弾性部材が挿通され、前記弾性部材の両端に、前記弾性部材が前記第2中空部材を通過することを阻止する抜け止め部が設けられた、装身具である。
【0008】
このような構成によれば、前記中空部材列の内部へ線状の前記弾性部材を挿通させた状態において、前記弾性部材の両端に設けられた前記抜き止め部により、前記弾性部材が前記中空部材列から抜け出ないように保持される。これにより、前記線状体を組み立てる工程と、前記線状体の両端に前記装飾体を取り付ける工程とを独立に進めることが可能になる。すなわち、前記装飾体が準備されていない場合でも、前記線状体を単体で組み立てることが可能になる。従って、前記線状体を組み立てる工程と、前記線状体に前記装飾体を取り付ける工程とを同時に行わなければならない場合に比べて組立作業が簡易になる。また、前記弾性部材と前記抜き止め部を前記第1中空部材および前記第2中空部材の内部に位置させることが可能になり、これらを外部から見え難くすることができる。
【0009】
好適には、前記弾性部材の両端に設けられた2つの前記抜け止め部の少なくとも一方は、前記弾性部材が拡径された部分である。これにより、前記弾性部材に対して前記抜き止め部を取り付けて固定する作業を省略することが可能になる。
【0010】
好適には、前記弾性部材の一端に設けられた一方の前記抜け止め部は、前記弾性部材が拡径された部分であり、前記弾性部材の他端に設けられた他方の前記抜け止め部は、前記弾性部材に固定された部材である。これにより、前記他方の前記抜け止め部が取り付けられていない状態で前記弾性部材を前記中空部材列の内部に挿通させることができる。前記中空部材列の内部に前記弾性部材を挿通させた後、前記他方の前記抜け止め部を前記弾性部材の端部に固定することにより、前記弾性部材が前記中空部材列の内部に保持された状態となり、前記線状体が組み立てられる。
(【0011】以降は省略されています)

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