TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024122050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029365
出願日2023-02-28
発明の名称バンド付装置および時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類A44C 5/14 20060101AFI20240902BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】 良好に衝撃を緩衝できるバンド付装置および時計を提供する。
【解決手段】 軸である取付部材13が連結される腕時計ケース1と、時計バンド10と、取付部材13が遊びをもって挿入されているピン挿入孔14aを有して、腕時計ケース1と時計バンド10とを連結する連結部材11と、腕時計ケース1と連結部材11との間に設けられた弾性部材18と、を備えている。従って、腕時計ケース1の下部を下側にして腕時計ケース1が落下した際、その落下による衝撃を、弾性部材18の圧縮変形とこれに伴う連結部材11の上下方向への移動とによって、緩衝できると共に腕時計ケース1の腕に対する装着性の向上が図れる。また、取付部材13と弾性部材18とを腕時計の外部から見え難くすることができ、これにより腕時計の外観性およびデザイン性を高めることができる。
【選択図】 図4


特許請求の範囲【請求項1】
軸が連結されるケースと、
バンドと、
前記軸が遊びをもって挿入されている挿入孔を有して、前記ケースと前記バンドとを連結する連結部材と、
前記ケースと前記連結部材との間に設けられた弾性部材と、
を備えていることを特徴とするバンド付装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバンド付装置において、
前記連結部材の前記挿入孔は、その断面形状が前記ケースの上下方向に長い長孔形状に形成されている
ことを特徴とするバンド付装置。
【請求項3】
請求項1に記載のバンド付装置において、
前記軸は、前記ケースに設けられたバンド取付部に取り付けられている
ことを特徴とするバンド付装置。
【請求項4】
請求項1に記載のバンド付装置において、
前記連結部材は、前記弾性部材が圧縮される方向に変位した状態において、前記ケースの下部に取り付けられた裏蓋よりも下側に突出するように設けられている
ことを特徴とするバンド付装置。
【請求項5】
請求項1に記載のバンド付装置において、
前記弾性部材は、前記ケースと前記連結部材との少なくとも一方に設けられた位置規制部によって位置規制されている
ことを特徴とするバンド付装置。
【請求項6】
請求項1に記載のバンド付装置において、
前記軸、前記挿入孔、および前記弾性部材は、上面視において重なる位置に設けられている
ことを特徴とするバンド付装置。
【請求項7】
請求項1に記載のバンド付装置において、
前記連結部材を前記ケースの上下方向に沿ってガイドするガイド機構を備えている
ことを特徴とするバンド付装置。
【請求項8】
請求項7に記載のバンド付装置において、
前記ガイド機構は、前記ケースに上下方向に沿って設けられたガイド溝と、前記連結部材に設けられて前記ガイド溝内をスライドするスライド突起部と、を備えている
ことを特徴とするバンド付装置。
【請求項9】
請求項1に記載されたバンド付装置を備えていることを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、腕などの身体に装着して使用するバンド付装置および時計に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、腕に装着して使用する腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースのバンド取付部に時計バンドの端部をピン部材などの取付部材によって取り付ける際に、バンド取付部に取り付けられる緩衝部材によって時計バンドの端部側を保持するように構成されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-39387号公報
【0004】
このような腕時計においては、腕時計ケースがその裏面を下に向けて落下し、その落下による衝撃が時計バンドの端部を介して時計バンドの端部側を保持する緩衝部材に加わった際に、その衝撃を緩衝部材によって緩衝することができる。このため、この腕時計では、時計バンドや腕時計ケースに対する衝撃による影響を緩衝部材によって軽減することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような腕時計では、時計バンドの端部側を保持する緩衝部材によって衝撃を緩衝することができても、緩衝部材が時計バンドの上面に配置されるので、緩衝部材によって腕時計の外観性が損なわれるという問題がある。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、バンドの上面に配置される緩衝部材を用いずに衝撃を良好に緩衝できるバンド付装置および時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一態様は、軸が連結されるケースと、バンドと、前記軸が遊びをもって挿入されている挿入孔を有して、前記ケースと前記バンドとを連結する連結部材と、前記ケースと前記連結部材との間に設けられた弾性部材と、を備えていることを特徴とするバンド付装置である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、衝撃を良好に緩衝できるバンド付装置および時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明を適用した腕時計の一実施形態を示した拡大正面図である。
図1に示された腕時計を3時側から見た側面図である。
図1に示された腕時計を分解して示した斜視図である。
図1に示された腕時計の断面を示し、(a)は図1の腕時計のA-A矢視における拡大断面図、(b)はそのA部を更に拡大して示した断面図である。
図4に示された腕時計が落下による衝撃を受けた際の断面を示し、(a)はその衝撃を緩衝した状態を示した拡大断面図、(b)はそのB部を更に拡大して示した断面図である。
図3に示された腕時計ケースのケース本体と連結部材とを上下反転させて示した拡大斜視図である。
図6に示されたケース本体と連結部材との要部を示し、(a)はケース本体におけるバンド取付部のC部を示した拡大斜視図、(b)は連結部材のD部を示した拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図7を参照して、この発明を適用した腕時計の一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1~図5に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、金属または硬質の合成樹脂からなるケース本体2と、このケース本体2の外周面に設けられたウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなるベゼルである外装部材3と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
紐端止め具
12か月前
個人
装身具用留具
3か月前
個人
装飾具
2か月前
個人
押し具
10か月前
個人
布折り畳み固定具
10か月前
有限会社小島工芸
装身具
8か月前
個人
アクセサリー
9か月前
個人
名札の取付構造
9日前
個人
パンツ用裾止めバンド
6か月前
株式会社ニフコ
紐留め具
12か月前
楠本技研株式会社
装飾品
10か月前
個人
身の回り品の係止構造
16日前
サンライズ株式会社
装身具
11か月前
個人
ベルト後端部補強方法
8か月前
個人
静電誘導式滑り止め対策指輪
6か月前
株式会社小林貴金属
装身具
8か月前
個人
ホック部開閉を有する衣類小物
11か月前
株式会社クロスフォー
装身具
10か月前
株式会社クロスフォー
装身具
3か月前
個人
装飾品の製造方法
8か月前
個人
アクセサリの連結具セット
3か月前
個人
留め具
4か月前
株式会社タクト
嵌合固定具
9か月前
スターライト穴水有限会社
組み合わせ装身具
7か月前
株式会社美創
装身具の部品及び装身具
6か月前
日本ダム株式会社
曲面状の立体ワッペン
8か月前
カシオ計算機株式会社
バンドおよび時計
8か月前
株式会社三鷹ホールディングス
ピアス用穿孔器
1か月前
サンコー株式会社
ベルトの緩み防止機構
6か月前
株式会社クロスフォー
宝石支持体および装飾具
9日前
株式会社秋山製作所
留め具
6か月前
大日本除蟲菊株式会社
網戸用面ファスナー
4か月前
台灣百和工業股ふん有限公司
バックル装置
9か月前
個人
宝飾箱
6か月前
個人
指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具
12か月前
丸山金属工業株式会社
雌ホック用のリング状樹脂バネ
5か月前
続きを見る