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公開番号
2025033713
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139631
出願日
2023-08-30
発明の名称
固定構造および宝飾品
出願人
株式会社B.L.S.
代理人
個人
主分類
A44C
17/02 20060101AFI20250306BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】宝石の損傷や脱落を防止することができる宝飾品における宝石の固定構造および宝飾品を提供する。
【解決手段】固定構造は、宝石を固定するための基台および掛け渡し部を有するとともに、基台は固定部と柱部とを有し、固定部は宝石の端部を側面側で支持して固定する複数の爪部を有し、柱部は固定部における爪部よりも高さが高く設定され、固定部の右側に設けられる第1柱部と、固定部の左側に設けられる第2柱部と、を有し、掛け渡し部は、第1柱部の上端と第2柱部の上端との間を結ぶように設けられ、掛け渡し部の下端と固定部における爪部の上端との間には、空間が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
宝飾品における宝石の固定構造であって、
前記宝石を固定するための基台および掛け渡し部を有するとともに、前記基台は、固定部と、柱部と、を有し、
前記固定部は、前記宝石の端部を側面側で支持して固定する複数の爪部を有し、
前記柱部は、前記固定部における前記爪部よりも高さが高く設定され、前記固定部の右側に設けられる第1柱部と、前記固定部の左側に設けられる第2柱部と、を有し、
前記掛け渡し部は、前記第1柱部の上端と前記第2柱部の上端との間を掛け渡して結ぶように設けられ、
前記掛け渡し部の下端と前記固定部における爪部の上端との間には、空間が形成されていることを特徴とする固定構造。
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【請求項2】
前記宝石を前記固定部に固定したときに、前記掛け渡し部の下端と前記宝石の上端との間に空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項3】
前記基台は、前記固定部における前記複数の爪部の内側に前記宝石の下部側を嵌め込んで固定する窪部を有することを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項4】
前記爪部は、楕円柱形状とし、前記宝石の端部を前記楕円柱形状の長尺側の端部側の側面で支持して固定することを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項5】
前記爪部は、前記側面側に前記宝石の端部を嵌め込んで固定するための凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項6】
前記爪部は、第1爪部乃至第4爪部を矩形状に配置して構成され、前記第1爪部と前記第2爪部および前記第3爪部と前記第4爪部は、所定の間隔をおいて左右方向に並んで設けられるとともに、前記第1爪部と前記第3爪部および前記第2爪部と前記第4爪部は、所定の間隔をおいて前後方向に並んで設けられることを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項7】
前記第1柱部は、前記固定部の右側に2本設けられるとともに、前記第2柱部は、前記固定部の左側に2本設けられ、前記2本の第1柱部の一方および前記2本の第2柱部の一方は、前記第1爪部および前記第2爪部の設置方向に沿って左右に設けられるとともに、前記2本の第1柱部の他方および前記2本の第2柱部の他方は、前記第3爪部および前記第4爪部の設置方向に沿って左右に設けられることを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項8】
前記掛け渡し部は、第1掛け渡し部と第2掛け渡し部を有し、前記第1掛け渡し部は、前記一方の第1柱部の上端と前記一方の第2柱部の上端との間を掛け渡して結ぶように設けられるとともに、前記第2掛け渡し部は、前記他方の第1柱部の上端と前記他方の第2柱部の上端との間を掛け渡して結ぶように設けられ、上面から見て前記固定部の前記第1爪部乃至前記第4爪部の外部からの視界が遮られることを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項9】
前記柱部および前記掛け渡し部の幅寸法は、前記固定部の前記爪部の幅寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項10】
前記掛け渡し部と、前記固定部、および前記柱部と、の接合部分にレーザー加工を施すことを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固定構造および宝飾品に関し、特に、宝飾品における宝石の固定構造および該固定構造を有する宝飾品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
宝石を用いた各種の宝飾品が知られている。このような宝飾品においては、例えば、特許文献1に開示されるように、宝石保持部分、キュレット支持体、爪体等を有するヘッド部分により宝石を固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-144243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の宝飾品においては、宝石をヘッド部分から露出させながら固定している。しかしながら、このように露出させながら固定すると、外部からの衝撃により宝石が損傷したり、ヘッド部分から脱落することがある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、宝石の損傷や脱落を防止することができる宝飾品における宝石の固定構造および該固定構造を有する宝飾品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る固定構造は、宝飾品における宝石の固定構造であって、前記宝石を固定するための基台および掛け渡し部を有するとともに、前記基台は、固定部と、柱部と、を有し、前記固定部は、前記宝石の端部を側面側で支持して固定する複数の爪部を有し、前記柱部は、前記固定部における前記爪部よりも高さが高く設定され、前記固定部の右側に設けられる第1柱部と、前記固定部の左側に設けられる第2柱部と、を有し、前記掛け渡し部は、前記第1柱部の上端と前記第2柱部の上端との間を掛け渡して結ぶように設けられ、前記掛け渡し部の下端と前記固定部における爪部の上端との間には、空間が形成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、前記柱部は、前記固定部における前記爪部よりも高さが高く設定され、前記固定部の右側に設けられる第1柱部と、前記固定部の左側に設けられる第2柱部と、を有し、前記掛け渡し部は、前記第1柱部の上端と前記第2柱部の上端との間を掛け渡して結ぶように設けられ、前記掛け渡し部の下端と前記固定部における爪部の上端との間には、空間が形成されていることにより、固定部に宝石を固定したときに、外部からの衝撃に対し掛け渡し部が宝石を保護し、宝石の損傷を防止することができる。また、前記掛け渡し部の下端と前記固定部における爪部の上端との間に空間が形成されていることにより、掛け渡し部の下端と爪部の上端とが接触することが少なく、爪部の損傷や摩耗を防止することができる。これにより、爪部からの宝石の脱落を防止することができる。
【0008】
前記宝石を前記固定部に固定したときに、前記掛け渡し部の下端と前記宝石の上端との間に空間が形成されることにより、掛け渡し部の下端と宝石の上端とが接触することが少なく、宝石の損傷や摩耗を防止することができる。また、宝石の上端が掛け渡し部の下端よりも下側に位置するため、独特な美感を提供することができる。
【0009】
前記基台は、前記固定部における前記複数の爪部の内側に前記宝石の下部側を嵌め込んで固定する窪部を有することにより、固定部と窪部が協働して宝石を固定することができる。
【0010】
前記爪部は、楕円柱形状とし、前記宝石の端部を前記楕円柱形状の長尺側の端部側の側面で支持して固定することにより、爪部の曲率の大きい側面側の部分で宝石の端部を支持することができ、面圧の大きい部分で宝石の端部を支持して確実に固定することができる。
前記爪部は、前記側面側に前記宝石の端部を嵌め込んで固定するための凹部を有することにより、爪部から宝石が脱落することを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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