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公開番号2024168937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086011
出願日2023-05-25
発明の名称連結部材、バンドおよび時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類A44C 5/00 20060101AFI20241128BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】 耐食性を高めて、腐食を防ぐことができる連結部材、それを備えたバンド、およびそのバンドを備えた時計を提供する。
【解決手段】 筒状部材15と、この筒状部材15の少なくとも一端部に挿入される連結部である連結ピン16と、筒状部材15内に配置され、連結ピン16を筒状部材15の外部に向けて付勢するばね部材17と、を備え、ばね部材17が耐食性材料によって形成されている。従って、ばね部材17の耐食性を高めることができ、これによりばね部材17の腐食を良好に防ぐことができる。
【選択図】 図3



特許請求の範囲【請求項1】
筒状部材と、
前記筒状部材の少なくとも一端部に挿入される連結部と、
前記筒状部材内に配置され、前記連結部を前記筒状部材の外部に向けて付勢するばね部材と、
を備え、
前記ばね部材は耐食性材料によって形成されている、ことを特徴とする連結部材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の連結部材において、
引張強さ、耐力、および硬度の少なくとも何れかは、前記連結部と前記筒状部材とが同じであり、前記ばね部材は前記連結部および前記筒状部材より小さい、または大きい方から前記連結部、前記ばね部材、前記筒状部材の順である
ことを特徴とする連結部材。
【請求項3】
請求項1に記載の連結部材において、
熱伝導率および伸びの少なくとも何れかは、前記連結部と前記筒状部材とが同じであり、前記ばね部材は前記連結部および前記筒状部材より大きい、または大きい方から前記筒状部材、前記ばね部材、前記連結部の順である
ことを特徴とする連結部材。
【請求項4】
請求項1に記載の連結部材において、
前記ばね部材は、ばね性を有するチタン合金によって形成されている
ことを特徴とする連結部材。
【請求項5】
請求項1または請求項4に記載の連結部材において、
前記ばね部材は、結晶構造が体心立方構造のチタン合金によって形成されている
ことを特徴とする連結部材。
【請求項6】
請求項1に記載の連結部材において、
前記筒状部材の前記一端部には、前記連結部が挿入されており、
前記筒状部材の他端部には、連結突起部が設けられている
ことを特徴とする連結部材。
【請求項7】
請求項6に記載の連結部材において、
前記筒状部材の前記他端部側には、前記連結突起部を識別する目印が設けられている
ことを特徴とする連結部材。
【請求項8】
請求項6に記載の連結部材において、
前記連結突起部が設けられた前記筒状部材と前記連結部とは、強度の高いチタン合金によって形成されている
ことを特徴とする連結部材。
【請求項9】
請求項1に記載の連結部材において、
前記筒状部材の両端部には、前記連結部が挿入されている
ことを特徴とする連結部材。
【請求項10】
請求項9に記載の連結部材において、
前記筒状部材は、純度の高い純チタンによって形成されており、
前記連結部は、強度の高いチタン合金によって形成されている
ことを特徴とする連結部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、腕時計、洋服、鞄、バッグなどに用いられる連結部材、それを備えたバンド、およびそのバンドを備えた時計に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの12時側と6時側とにそれぞれ設けられたバンド取付部にバンドをばね棒と称する連結部材によって取り付けるようにしたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-60844号公報
【0004】
このような腕時計に用いられる連結部材は、パイプ部の両端部に連結ピンを挿入させると共に、パイプ部の内部にコイル状のばね部材を配置し、このばね部材のばね力によって連結ピンをパイプ部の外部に向けて付勢するように構成されている。このような連結部材のばね部材は、腕時計に組み込まれた磁気センサに影響を与えないように、非磁性材料であるコバルト・ニッケル合金で形成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような腕時計に用いられている連結部材では、ばね部材が非磁性材料としてコバルト・ニッケル合金で形成されているため、腕時計を海中などで使用する際に、ばね部材が海水などによって腐食しやすいという問題がある。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、耐食性を高めて、腐食を防ぐことができる連結部材、それを備えたバンド、およびそのバンドを備えた時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、筒状部材と、前記筒状部材の少なくとも一端部に挿入される連結部と、前記筒状部材内に配置され、前記連結部を前記筒状部材の外部に向けて付勢するばね部材と、を備え、前記ばね部材は耐食性材料によって形成されている、ことを特徴とする連結部材である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、ばね部材の耐食性を高めることができ、これによりばね部材の腐食を良好に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明を適用した腕時計の第1実施形態を示した斜視図である。
図1に示された腕時計における12時側の第1バンド本体を示した拡大正面図である。
図2に示された第1バンド本体に取り付けられた連結部材のA-A矢視における拡大断面図である。
この発明を適用した腕時計の第2実施形態において、第1バンド本体に取り付けられた連結部材の拡大断面図である。
この発明を適用した腕時計の変形例を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、図1~図3を参照して、この発明を適用した腕時計の第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の2時側、3時側、4時側、8時側、および10時側には、スイッチ部2がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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