TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024087457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202290
出願日2022-12-19
発明の名称雌ホック用のリング状樹脂バネ
出願人丸山金属工業株式会社
代理人個人
主分類A44B 99/00 20100101AFI20240624BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】雌ホックに装着する金属リングバネに代替する樹脂製リングバネであって、使用時に破断したとしてもホックとしてのロック機能を損なわないフェイルセイフ樹脂製リングバネを提案することを目的とする。
【解決手段】雌ホックの収容ハウジング内に収容された状態で、挿入された雄ホックを挿入状態でロックする樹脂製リングバネ1300であって、平面視において連続した星型多角形を呈し、リング平面に対して垂直な上下方向に凸状のマルチブリッジ部1400(1)乃至1400(4)を備える樹脂製リングバネ1300とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
雌ホックの収容ハウジング内に収容された状態で、挿入された雄ホックを挿入状態でロックする樹脂製リングバネであって、
平面視において連続した星型多角形を呈し、リング平面に対して垂直な上下方向に凸状のマルチブリッジ部を備える
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の樹脂製リングバネにおいて、
前記星型多角形は八芒星であり、前記マルチブリッジ部は等間隔で4つ備えられる
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
曲げ応力によりその内径が拡大されるバネ特性を有するものとする
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
平面視で凸となる凸部に対して凹部がより大きく外方へ開くように移動することで、その内径が拡大される
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
前記樹脂製リングバネの厚さが0.7mm乃至1.0mmである場合に、前記マルチブリッジ部の厚さが1.3mm乃至1.6mmである
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
前記樹脂製リングバネの厚さが0.7mm以上である場合に、前記マルチブリッジ部の厚さは1.0mm以下である
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
前記樹脂製リングバネの重さは1個あたり0.05g以下である
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
前記樹脂製リングバネは、耐熱性に優れる結晶性エンジニアリングプラスチックであり、耐摩耗性・耐疲労破壊性・耐薬品性に優れる材料であるところのPOM(ポリアセタール)または、ポリアミド樹脂またはPPS樹脂が用いられる
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
前記樹脂製リングバネは、ホットランナー方式の射出成型機を用いてランナーレスで作製される
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載の樹脂製リングバネにおいて、
前記マルチブリッジ部は、前記雌ホックの鍔部によりその頭頂部での上下方向動きを制約される
ことを特徴とする樹脂製リングバネ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雌ホック用のリング状樹脂バネ等に関する。特に、雌雄結合構造のホックの部品であって、雄ホックのゲンコが挿入される雌ホックの開口付近に設けられ、この開口内にゲンコを保持するための樹脂バネに関し、衣服等に使用可能な雌ホックに好適に組み込むことができる樹脂バネ等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
雌雄結合構造のホックは、衣服、鞄、靴などの日常品における開閉部に広く用いられている。このようなホックは、雄ホックのゲンコを雌ホックの開口に挿入することにより結合する。そして、雌ホックの開口には挿入されたゲンコを開口内に保持するためにバネが設けられている。一般的な雌ホック用のバネとしては、リングバネ式と称される開口の内周面に金属環が配置されたものや、二本バネ式と称される金属線材を折曲加工したバネ線が雌ホックの開口内に平行に並べられたもの、等が知られている。
【0003】
また、雄ホックのゲンコは、先端付近の嵌合部と、嵌合部よりも小径に形成されたクビレ部とからなる。雌雄のホックの結合時には、ゲンコは、その先端付記の嵌合部が上述した二本の金属バネ線あるいは金属環を押し広げて開口に挿入され、開口に挿入されたゲンコは、そのクビレ部がもとの形状に戻った二本の金属バネ線の間あるいは金属環の内周面にあることで嵌合部が開口内にて制約を受けて、この開口内に保持されることが一般的である。
【0004】
例えば下記特許文献1には、ホックが振動しても金属音がせず、ゲンコを保持するのに好適な弾性力を有する樹脂バネ及びその製造方法を提供することを目的とする発明であって、雌雄結合構造のホックにおいて雄ホックのゲンコが挿入される雌ホックの開口内に設けられ、この開口内にゲンコを保持するための環状の樹脂バネ10であって、その内周面11には内側(内周面11が形成する円の中心Oに対する求心方向)に突出した複数の突出部12を等間隔をあけて形成し、突出部12の間を外側(内周面11が形成する円の中心Oに対する放射方向)に膨らむように湾曲形成し、突出部12の背後に肉厚部13を形成したことを特徴とする発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-36498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ホックの基本的な構造として、図3にホックの構造とその機能の発現態様について図解して説明している。図3においてはホックと布(ホックによる係止対象)とを係止固定する部品は省略している。図3(a)乃至図3(c)に示すように、ホックは雄ホック100と雌ホック200がセットになっており、雌ホック200は円形に観察されるリングバネ300を備えている。
【0007】
雄ホック100の先端はリングバネ300の内径よりも径が大きいため、嵌合時には一旦リングバネ300が広がり、その後リングバネ300が縮まって収まることで雄ホック100を雌ホック200内に保持するものとなる。リングバネ300の素材として金属製のリングバネを用いる場合、金属製の雄ホック100と金属製のリングバネが当接して擦れることによるめっき剥がれの問題や、ホックを閉めるために大きな力が必要であり、社会的弱者に優しくないことが懸念される。ここで、図3(f)には種々のホックの態様を例示している。
【0008】
上記問題点を解決し、金属リングを熱可塑性樹脂の成形品に代替することをまずは実現する。ホック用のリングバネ300の構造と機能としては、金属製リングバネであれば図3(d)に示すように、円周の一部が開いた形状をしており、開口切れ目の開閉によってそのバネ機能を発揮しているが、樹脂製リングバネであれば金属に比べて弾性率が低いため同じ形状にはできない。
【0009】
樹脂の場合は基本的にリング形状を切れ目の無い閉じた円にする必要がある。この形状にすると、図3(e)に示すように円周方向に伸びと復元が発生してバネ特性が生じる一方で、欠点として円周の一部が仮に破断するとバネとしての本来求められる機能が失われることとなる。
【0010】
従って、本発明は上述の問題点に鑑み為されたものであり、雌ホックに装着する金属リングバネに代替する樹脂製リングバネであって、使用時に破断したとしてもホックとしてのロック機能を損なわないフェイルセイフ樹脂製リングバネを提案することを目的とする。好ましくは、樹脂製リングバネであって、引張応力ではなく、曲げ応力がかかる形状である凹多角形形状乃至は凹凸形状を基本として、万一 破断してもバネ機能を発揮し続けることが可能な樹脂製リングバネ形状や雌ホックを提案するものとする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許