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公開番号2025074531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185384
出願日2023-10-30
発明の名称揺動装身具用吊り下げ具及びこれを用いた揺動装身具
出願人個人
代理人個人
主分類A44C 25/00 20060101AFI20250507BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】 装飾部が揺動する揺動装身具において該装飾部を揺動可能に吊り下げるための揺動装身具用吊り下げ具につき、該装飾部の揺動を長期間にわたるものにし、また該装飾部を一定の方向に安定的に揺動させる吊り下げ具及びこれを用いた揺動装身具を提供する。
【解決手段】 揺動装身具用吊り下げ具1は、第一の吊り下げ部材2と第二の吊り下げ部材3とから構成されており、前者が後者を下側から支持するように交差して連結されている。第一の吊り下げ部材2は、第二の吊り下げ部材3と交差する箇所において、第二の吊り下げ部材3と交差する方向に曲面が形成されており、第二の吊り下げ部材3が交差する方向の両端部に形成された角状部に第二の吊り下げ部材3が接触している。第二の吊り下げ部材3は、第一の吊り下げ部材2と交差する箇所において、後者が交差する方向に曲面が形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
装飾性を発揮する装飾部が揺動する揺動装身具において該装飾部を揺動可能に吊り下げるための吊り下げ具であって、該装飾部と着用者の身体に揺動装身具を装着するための装着部とを連結するための吊り下げ具であり、該揺動装身具用吊り下げ具は、第一の吊り下げ部材と第二の吊り下げ部材とから構成されており、該第一の吊り下げ部材が該第二の吊り下げ部材を下側から支持するように交差して、該第一の吊り下げ部材と該第二の吊り下げ部材とが連結されており、該第一の吊り下げ部材は、該第二の吊り下げ部材と交差する箇所において、該第二の吊り下げ部材と交差する方向に曲面が形成されていて、該第二の吊り下げ部材が交差する方向の両端部に形成された角状部に該第二の吊り下げ部材が接触しており、該第二の吊り下げ部材は、該第一の吊り下げ部材と交差する箇所において、該第一の吊り下げ部材が交差する方向に曲面が形成されていることを特徴とする揺動装身具用吊り下げ具。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載した揺動装身具用吊り下げ具であって、前記第二の吊り下げ部材が、前記第一の吊り下げ部材と交差する箇所において、該第一の吊り下げ部材に対してテーパ状に形成されていることを特徴とする揺動装身具用吊り下げ具。
【請求項3】
請求項1に記載した揺動装身具用吊り下げ具であって、前記第一の吊り下げ部材が前記第二の吊り下げ部材に対して交差する方向と着用者の左右とが平行になるように配置されているとともに、該第二の吊り下げ部材が該第一の吊り下げ部材に対して交差する方向と着用者の前後とが平行になるように配置されていることを特徴とする揺動装身具用吊り下げ具。
【請求項4】
請求項1に記載した揺動装身具用吊り下げ具であって、前記第一の吊り下げ部材が装着部連結部を介して前記装着部と連結されており、該装着部連結部が前記第一の吊り下げ部材を下側から支持するように交差して、該装着部連結部と該第一の吊り下げ部材とが係合しており、該第一の吊り下げ部材は、該装着部連結部と交差する箇所において、該装着部連結部が交差する方向の両端部に形成された角状部に該装着部連結部が接触しており、該装着部連結部は、該第一の吊り下げ部材と交差する箇所において、該第一の吊り下げ部材が交差する方向の両端部に該装着部連結部が接触しており、該両端部の間に間隔を設けていることを特徴とする揺動装身具用吊り下げ具。
【請求項5】
請求項1から4までの何れかに記載した揺動装身具用吊り下げ具によって、前記装飾部と前記装着部とを連結したことを特徴とする揺動装身具。
【請求項6】
請求項5に記載した揺動装身具であって、前記装着部に該揺動装身具を着用者が着用した際に着用者と前記揺動装身具用吊り下げ具との間に間隔を形成するための間隔形成部を設けていることを特徴とする揺動装身具。
【請求項7】
請求項5に記載した揺動装身具であって、該揺動装身具を着用者が着用した際に前記第一の吊り下げ部材と前記第二の吊り下げ部材とが接触している箇所が略水平になるように設けられていることを特徴とする揺動装身具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、宝石等の各種の装飾体をはじめとする装飾部が揺動することで装飾性を高める装身具において該装飾部を揺動可能に吊り下げるための揺動装身具用吊り下げ具及びこれを用いた揺動装身具に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種の装飾体を着用者の身体にこれを装着するための装着具に揺動可能に吊り下げるための揺動装身具用吊り下げ具及びこれを用いた揺動装身具が提案されてきた。即ち、このような揺動装身具用吊り下げ具に装飾体を吊り下げることで、着用者が身体を動かすこと等により該装飾体が揺動し、該装飾体に係る光の反射の具合が変化してその輝きが変化したり増大したりする等して、該装身具の装飾性を増大させることができるのである。
【0003】
このような揺動装身具用吊り下げ具及びこれを用いた揺動装身具としては、次のような物が提案されている。まず、円形連結具を取り付けた装身具本体と、宝石を収納し、かつ適所に円形連結具を取り付けた宝石収容部とを備え、該宝石収容部が揺動するように前記各円形連結具どうしを連結した身飾品において、該装身具本体の円形連結具ないし前記宝石収容部の円形連結具のいずれかもしくは両方を、厚さが0.3mm以下の薄肉の板材で構成することにより、この薄肉の板材の端部の角が他方の円形連結具とこすれた際に非常に微細な振動が発生し、かつ薄肉の板材そのものの撓みや振動することを利用して、宝石が極めて微細に揺動するようにしたことを特徴とする身飾品が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照。)。また、人体や衣類に支持される吊り環、又は揺動体に取付けた垂下リングの少なくとも片方の鎖交部を断面板状とし、この板状の部分の相手側と鎖交接触する部位を断面凸円弧状に尖らしたことを特徴とする揺動式装身具が提案されている(例えば、下記の特許文献2を参照。)。また、下端部に周方向の円弧部を有する上部環と、上部環と鎖交する下部環であって、上部環の円弧部に揺動可能に支持される下部環とを備え、前記上部環の円弧部の内周面に前記下部環の上端部の内周面が環幅方向の両側で支持されるとともに、前記上部環の円弧部の内周面には環幅方向に曲面部が形成され、この曲面部に前記下部環の環幅方向の両側の内周面が点接触する環支持構造が提案されている(例えば、下記の特許文献3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3206308号公報
特開2005-58371号公報
特許第6422605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術に係る揺動装身具用吊り下げ具ないし揺動装身具は、下部環の周方向とそれが揺動する方向とが同一であることから、上部環と下部環とが鎖交する位置が動いてしまうことがあった。そうすると、装飾部の揺動が短期間で終息してしまうという問題があった。また、上部環と下部環とが相互に回転してしまう等して、一定の方向に装飾体を揺動させることができないという問題があった。そこで、本願発明が解決しようとする第一の課題は、装飾部が揺動する揺動装身具において該装飾部を揺動可能に吊り下げるための揺動装身具用吊り下げ具につき、該装飾部の揺動を長期間にわたるものにするとともに、該装飾部を一定の方向に安定的に揺動させることにある。
【0006】
また、上記の従来技術に係る揺動装身具用吊り下げ具ないし揺動装身具にあっては、着用者の前後方向に装飾部を揺動させるものが提案されている。しかしながら、それでは特に着用者と看者が向き合った際に、該装飾体の揺動を看者が認識しにくいという問題があった。そこで、本願発明が解決しようとする第二の課題は、装飾部が揺動する揺動装身具において該装飾部を揺動可能に吊り下げるための揺動装身具用吊り下げ具につき、該装飾部の揺動を看者に認識させ易くすることにある。
【0007】
更に、上記の従来技術に係る揺動装身具用吊り下げ具ないし揺動装身具にあっては、該装着具を着用した際に着用者の身体に接する角度によって、該装飾部の向きが変わってしまうことがあった。そこで、本願発明が解決しようとする第三の課題は、装飾部が揺動する揺動装身具において該装飾部を揺動可能に吊り下げるための揺動装身具用吊り下げ具につき、該装飾部の向きを一定にすることにある。
【0008】
そして、上記の従来技術に係る揺動装身具にあっては、着用者が該揺動装身具を着用した際に、該装飾部が着用者の身体等に接触すると該装飾部の揺動に支障が生じてしまうという問題があった。そこで、本願発明が解決しようとする第四の課題は、揺動装身具用吊り下げ具により装飾部が揺動可能に吊り下げられている揺動装身具につき、該装飾部を円滑に揺動させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、上記の各課題を解決するために提案されたものであり、以下の構成を有するものである。以下では、本願発明の構成を理解するのを補助するため、本願に添付した図面に表示した番号及び符号をあわせて記載する。
【0010】
請求項1に係る揺動装身具用吊り下げ具(1)は、装飾性を発揮する装飾部(B)が揺動する揺動装身具(A)において装飾部(B)を揺動可能に吊り下げるための吊り下げ具であって、装飾部(B)と着用者の身体に揺動装身具(A)を装着するための装着部(C)とを連結するための吊り下げ具である。揺動装身具用吊り下げ具(1)は、第一の吊り下げ部材(2)と第二の吊り下げ部材(3)とから構成されており、第一の吊り下げ部材(2)が第二の吊り下げ部材(3)を下側から支持するように交差して、第一の吊り下げ部材(2)と第二の吊り下げ部材(3)とが連結されている。第一の吊り下げ部材(2)は、第二の吊り下げ部材(3)と交差する箇所において、第二の吊り下げ部材(3)と交差する方向に曲面が形成されており、第二の吊り下げ部材(3)が交差する方向の両端部に形成された角状部に第二の吊り下げ部材(3)が接触している。第二の吊り下げ部材(3)は、第一の吊り下げ部材(2)と交差する箇所において、第一の吊り下げ部材(2)が交差する方向に曲面が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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