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公開番号
2024059896
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-01
出願番号
2024029087,2021500947
出願日
2024-02-28,2019-07-12
発明の名称
区分けされたイントラ符号化のコンセプト
出願人
フラウンホファー ゲセルシャフト ツール フェールデルンク ダー アンゲヴァンテン フォルシュンク エー.ファオ.
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H04N
19/119 20140101AFI20240423BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】イントラ符号化の符号化効率を高める符号化及び復号装置を提供する。
【解決手段】復号装置は、所定の変換ブロックについて所定の変換ブロックのサイズが所定の閾値サイズを超えるかどうかをチェックすることによって選択された変換を選択する手段と、所定の変換ブロックのサイズが所定の閾値サイズを超える場合に選択された変換を選択するためのデフォルトの方法を使用する手段と、所定の変換ブロックのサイズが所定の閾値サイズを超えない場合に所定の変換ブロックについてデータストリーム内で送信されたインデックスによって変換の所定のリストから指される変換を選択された変換として使用する手段と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
データストリームからのピクチャの復号化方法であって、
前記データストリームからの前記ピクチャのブロックの分割モードフラグを復号化することであって、前記ブロックは反復的マルチツリー再分割を用いて木の根ブロックから再分割された葉ブロックである、復号化することと、
前記ブロックのイントラ符号化モードを決定することと、
前記分割モードフラグが第1の分割モードを示すという決定に応答して、
前記ブロックが区分けされる区画の数を決定することであって、区画の大きさに沿って測定される前記区画の幅は非明示的な通知を用いて少なくとも2つの異なる幅設定から決定される、決定することと、
前記ブロックのイントラ符号化モードに基づいて区画の順序に従って前記ブロックの各区画を順に再構成することと、
前記分割モードフラグが第2の分割モードを示すという決定に応答して、前記イントラ符号化モードに基づいて空間イントラ予測を用いて前記ブロックを再構築することであって、前記ブロックを再構成するため前記空間イントラ予測を用いることは、
水平及び垂直再分割の葉ブロック境界に沿って前記ブロックの階層的マルチツリー再分割の葉ブロックに前記ブロックを更に再分割することと、
前記ブロックの前記葉ブロックを順にたどる葉ブロックの順序に従って前記ブロックの前記葉ブロックを順に再構成することと、
を含む、復号化方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記分割モードフラグが前記第1の分割モードを示すとき、前記区画の順序に従って前記ブロックの各区画を順に再構成することは、現在の区画について、以降の区画に進む前に、
前記現在の区画の近傍の1つ以上の既に再構成されたサンプルに基づいて、前記ブロックの前記イントラ符号化モードを利用して前記現在の区画の予測子を導出することと、
前記データストリームにおいて通知される前記現在の区画の予測残差と前記予測子とを合成することと、
を含む、請求項1に記載の復号化方法。
【請求項3】
変換領域において前記データストリームから前記予測残差を復号化することと、
前記予測子と合成するため前記予測残差を空間領域に再変換することと、
をさらに含む、請求項2に記載の復号化方法。
【請求項4】
区画毎の変換を利用して、変換領域において前記データストリームから前記予測残差を復号化することをさらに含み、
前記変換は、イントラ予測モード、専用シンタックス要素又は前記区画のサイズの少なくとも1つに基づいて選択される、請求項2に記載の復号化方法。
【請求項5】
前記イントラ符号化モードに基づいて前記区画の幅を決定することをさらに含む、請求項1に記載の復号化方法。
【請求項6】
前記ブロックに関連する前記データストリームに表現されるインデックスを特定することであって、前記インデックスは前記少なくとも2つの異なる幅設定を示す、特定することと、
前記インデックスに基づいて前記区画の幅を決定することと、
をさらに含む、請求項1に記載の復号化方法。
【請求項7】
前記データストリームから前記ブロックの区画次元フラグを復号化することと、
区画サイズが前記区画次元フラグに基づいて水平方向又は垂直方向であると決定することと、
をさらに含む、請求項1に記載の復号化方法。
【請求項8】
コンテキストを用いたコンテキスト依存エントロピー復号化を利用して、前記区画次元フラグを復号化することであって、前記コンテキストは前記イントラ符号化モードに基づく、復号化することをさらに含む、請求項7に記載の復号化方法。
【請求項9】
前記イントラ符号化モードが非角度モードであるとき、前記コンテキストは第1のコンテキストであり、
前記イントラ符号化モードが水平モードであるとき、前記コンテキストは第2のコンテキストであり、又は、
前記イントラ符号化モードが垂直モードであるとき、前記コンテキストは第3のコンテキストである、請求項8に記載の復号化方法。
【請求項10】
前記イントラ符号化モードに依存して前記区画の順序を設定することをさらに含む、請求項1に記載の復号化方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、たとえば、ハイブリッドビデオコーデックなどのブロックに基づくコーデックにおいて使用するためのイントラ符号化のコンセプトに関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特定のブロックが与えられたものとして、イントラ予測は、HEVCにおいては、特定のパターン、つまり、33個の角度モード(angular mode)ならびにDCモードおよび平面モード(planar mode)に従って近隣のブロックの復号された境界サンプルを外挿することによって実行される。そして、レート歪みコストを最小化する1つのイントラ予測モードが、デコーダにシグナリングされる。知られているコーデックが多くのイントラ予測モード(IPM)をサポートするにも関わらず、それらによって実現されるイントラ予測は、より高い符号化効率につながるより優れたイントラ予測子(predictor)を見つけるための開発の対象であり続けている。これは、HEVCだけでなく、イントラ予測を使用するその他のブロックに基づくコーデックにも関連する。ブロックの内側を効率的に符号化するのに好適であるイントラ予測モードのセットを見つけることは、より正確な予測子が予測残差を削減し、それによって、予測残差を符号化することに関連するシグナリングオーバーヘッドを削減するという事実があるので、シグナリングオーバーヘッドの観点で見たイントラ予測モードをシグナリングするためのオーバーヘッドと、これらのイントラ予測モードによって得られる予測子の結果的品質とを考慮に入れる必要がある。イントラ予測モードに関連するシグナリングオーバーヘッドを低く保つために、イントラ予測されるブロックは、大きくあるべきである、つまり、イントラ予測モードがシグナリングされる粒度は、粗く保たれるべきであるが、一方で、より大きなブロックの空間予測は、イントラ予測されるブロックの内側のサンプル、つまり、予測されるべきサンプルからこのブロックの近隣の既に復号された/符号化されたサンプル、つまり、参照サンプルまでのより長い平均サンプル距離が原因で正確さがより低くなる傾向がある。HEVCは、変換残差ブロック(transform residual block)がそれらの変換残差ブロックの対応する符号化ユニットのイントラ予測モードを継承することを可能にすることによってこのジレンマを軽減し、変換残差ブロックは、それらの対応する符号化ユニットに対して葉ブロックを形成し、符号化ユニットは、マルチツリー再分割(multi-tree subdivisioning)によってそれらの葉ブロックに再分割される。しかし、これは、変換ブロックへのそれぞれのイントラ符号化される符号化ユニットの再区分をエンコーダからデコーダにシグナリングするためのシグナリングオーバーヘッドをやはり必要とする。
【0003】
したがって、イントラ符号化の符号化効率をさらに高める直ぐに使えるコンセプトを持つことが好ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、より効率的なイントラ符号化のためのコンセプトを提供することが、本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、本出願の独立請求項の対象によって達成される。
【0006】
本発明は、区画の数が2つ以上になるようにして所定のブロックを区画に区分けすることによって特定のイントラ符号化モードを使用してピクチャの特定のブロックがイントラ予測符号化されるイントラ予測符号化を使用するピクチャのブロックに基づく符号化に関する。区画は、再構築の目的で、特定のブロックに関してシグナリングされたイントラ予測符号化モードを使用する空間予測と、それに続いて、そうして得られた予測子を予測残差を使用して補正することとを順に経て、その結果、前の区画に関して、サンプルの再構築が、次の、そのとき最新の区画を処理するときにデコーダによって利用され得る。第1の態様によれば、所定のブロックの区画が処理される区画の順序が、少なくとも2つの異なる順序の中から選択される。明示的または暗黙的シグナリングのコンセプトが、エンコーダとデコーダと間で同期した選択を維持するために使用される可能性がある。したがって、選択は、1つの区画の順序が所定のブロックに当てはまる一方で、区分けされたイントラ予測のコンセプトを使用してやはり符号化され、同じサイズおよび形状であり、同じ方法で区画に区分けされる別のブロックに別の順序が当てはまる可能性があることを可能にする。エンコーダのための区画処理順序を選択する際の自由、または区画処理順序をサイズ、形状、および区分け以外のパラメータに依存させることは、区分けされたイントラ予測モードの効果を高めるのに効果的である。
【0007】
前の態様と組み合わされる可能性があり、または前の態様なしに使用される可能性がある本発明のさらなる態様によれば、区分けは、区画が所定の次元と垂直に所定のブロックと同じ幅になるように1つの次元に沿って行われるが、所定の次元に沿って測定される区画の幅は、少なくとも2つの異なる幅の設定またはオプションの中から選択される。明示的または暗黙的シグナリングのコンセプトが、エンコーダとデコーダと間で同期した選択を維持するために使用される可能性がある。したがって、選択は、区分けが同じサイズおよび形状のブロックの間で変えられる可能性がある一方、この変化に関連するオーバーヘッドがある程度低く保たれることを可能にする。選択は、たとえば、所定のブロックのためのイントラ符号化モードが角度モードであるか否かに応じてなど、所定のブロックのためのイントラ符号化モードに応じて行われる可能性がある。選択は、少なくとも2つの異なる幅の設定のうちの1つを指示する所定のブロックに関するデータストリーム内のインデックスに依存させられる可能性もある。区画は、区分けの次元に沿って1つまたは複数のサンプルの幅である可能性がある。1ブロック内で、区分けの/所定の方向に沿った区画の幅は、変わる可能性がある。1つの区画が、1サンプル幅である可能性があり、つまり、1次元のストライプ(stripe)である一方、別の区画は、2サンプル以上の幅であり、サンプルの2次元の領域(field)である。区分けに関連するシグナリングオーバーヘッドは、止めさせられる可能性があり、または低く保たれる可能性がある。したがって、区分けは、イントラ予測モードがデータストリーム内でシグナリングされる所定のブロックのシグナリングオーバーヘッドを全体として低く保ち、それにもかかわらず、所定のブロックのサンプルのそれらの既に再構築された/符号化された近隣の参照サンプルからの平均距離を短くする機会をエンコーダおよびデコーダに与えることを可能にする。後者は、少なくとも部分的に所定のブロック自体の中、つまり、それらがある区画のために使用される予測子の補正のために利用可能になるように予測残差が既に決定された既に処理された区画の中にある。
【0008】
前の態様のいずれかと組み合わされるかまたは後者なしに使用される可能性がある本発明のさらなる態様によれば、所定のブロックの区画を順に再構築する前にすべての区画に関してデータストリームから復号された予測残差を有することによって、デコーダの動作が、実装の観点でより効果的にされる。
【0009】
また、前の態様のいずれかと組み合わされるかまたは後者なしに使用される可能性がある本発明のさらなる態様によれば、現在の区画に関する予測子を導出する際に、現在の区画の近隣の1つまたは複数の既に再構築されたサンプルのうちの、所定の区画の順序に従って現在の区画に先立つ区画の再構築されたサンプルをまだクリッピングされていない状態で使用し、再構築されたサンプルをまだクリッピングされていない状態から許容されるサンプル値の範囲にクリッピングされた状態にクリッピングして所定のブロックを最終的に再構築することによって、デコーダの動作が、実装の観点でより効果的にされ、つまり、エンコーダ側で、クリッピングは、デコーダとの参照の同期を維持するためにその後符号化されるブロックのための予測の参照として機能するためのそのようなサンプルの再構築されたバージョンを得るために実行されるに過ぎない。
【0010】
本発明の有利な態様が、独立請求項の対象である。本出願の好ましい実施形態が、図に関連して下で説明される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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