TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024058441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165799
出願日2022-10-14
発明の名称スロットルグリップ装置
出願人朝日電装株式会社
代理人個人
主分類B62K 23/04 20060101AFI20240418BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】センサによる回転操作の検出を行わせつつスロットルグリップの回転操作時の伝達ロスを再現することができ、操作時の違和感を低減させて操作性を向上させることができるスロットルグリップ装置を提供する。
【解決手段】スロットルグリップGに連動して回転し得る連動部材2と、連動部材2を回転自在に保持するケース1と、スロットルグリップGが正回転aしたとき、連動部材2を初期位置に向かって付勢する第1付勢手段3と、スロットルグリップGが逆回転bしたとき、連動部材2を初期位置に向かって付勢する第2付勢手段4と、スロットルグリップGの回転角度を検出し得る磁気センサ9とを具備したスロットルグリップ装置であって、スロットルグリップGが正回転aするとき、第2付勢手段4を介してスロットルグリップGの回転操作が連動部材2に伝達されるものである。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
運転者による回転操作が可能とされ、初期位置から所定方向に正回転及び当該所定方向とは逆方向の逆回転が可能とされたスロットルグリップと、
前記スロットルグリップに形成された係合部と係合し得る被係合部を有するとともに、当該スロットルグリップに連動して回転し得る連動部材と、
前記連動部材を回転自在に保持するケースと、
前記スロットルグリップが正回転したとき、前記連動部材を初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、
前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記連動部材を初期位置に向かって付勢する第2付勢手段と、
前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段と、
を具備し、前記スロットルグリップが正回転したとき、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの回転角度に応じて車両の駆動源を制御可能とされるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき、車両の所定の機能を作動又は非作動とし得るスロットルグリップ装置であって、
前記スロットルグリップが正回転するとき、前記第2付勢手段を介して前記スロットルグリップの回転操作が前記連動部材に伝達されることを特徴とするスロットルグリップ装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第2付勢手段が取り付けられ、前記スロットルグリップが正回転したとき、前記連動部材と共に回転しつつ前記第2付勢手段を介して前記スロットルグリップの回転操作を前記連動部材に伝達させるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記連動部材の回転を許容しつつ前記ケースに形成されたストッパ部に当接することにより停止して前記第2付勢手段の付勢力を前記連動部材に付与し得る付勢力選択手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項3】
前記第2付勢手段は、前記付勢力選択手段に形成されたスプリング受け部に一端が当接して取り付けられたコイルスプリングから成るとともに、前記スロットルグリップが正回転するとき、前記係合部が前記スプリング受け部を押圧して前記第2付勢手段の付勢力を生じさせることを特徴とする請求項2記載のスロットルグリップ装置。
【請求項4】
前記連動部材の回転時に摺動抵抗を生じさせる抵抗力付与手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スロットルグリップの回転操作に基づいて車両の駆動源が制御されるスロットルグリップ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をポテンショメータ等のスロットル開度センサにて検出し、その検出値を電気信号として当該二輪車が搭載する電子制御装置等に送るよう構成されたスロットルグリップ装置が普及されるに至っている。そして、二輪車においては、かかる検出信号に基づき電子制御装置が所定の演算を行い、その演算結果に基づいて二輪車の駆動源(例えばエンジンの点火時期、吸気バルブ若しくはスロットルバルブの開閉)が制御されるようになっている。
【0003】
従来のスロットルグリップ装置として、例えば特許文献1にて開示されたものが挙げられる。かかる従来のスロットルグリップ装置は、スロットルグリップに形成された係合部を連動部材に形成された被係合部に係合することにより、スロットルグリップと連動部材とを連結させ、連動部材の回転角度をセンサにて検出することによりスロットルグリップの回転角度を検出してエンジン制御が行われるようになっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-90065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術においては、スロットルグリップの回転操作をセンサにて検出するので、レスポンスが運転者の想定より著しく高くなってしまい、操作性に違和感が生じてしまうという不具合があった。すなわち、ワイヤを介してスロットルグリップの回転操作をエンジンに伝達して制御する場合、操作時にワイヤの付勢力(張力)による伝達ロスが生じるのに対し、センサにてスロットルグリップの回転操作を検出してエンジンを制御する場合、伝達ロスがほとんど生じず、却って操作性が悪化してしまう虞があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、センサによる回転操作の検出を行わせつつスロットルグリップの回転操作時の伝達ロスを再現することができ、操作時の違和感を低減させて操作性を向上させることができるスロットルグリップ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、運転者による回転操作が可能とされ、初期位置から所定方向に正回転及び当該所定方向とは逆方向の逆回転が可能とされたスロットルグリップと、前記スロットルグリップに形成された係合部と係合し得る被係合部を有するとともに、当該スロットルグリップに連動して回転し得る連動部材と、前記連動部材を回転自在に保持するケースと、前記スロットルグリップが正回転したとき、前記連動部材を初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記連動部材を初期位置に向かって付勢する第2付勢手段と、前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段とを具備し、前記スロットルグリップが正回転したとき、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの回転角度に応じて車両の駆動源を制御可能とされるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき、車両の所定の機能を作動又は非作動とし得るスロットルグリップ装置であって、前記スロットルグリップが正回転するとき、前記第2付勢手段を介して前記スロットルグリップの回転操作が前記連動部材に伝達されることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記第2付勢手段が取り付けられ、前記スロットルグリップが正回転したとき、前記連動部材と共に回転しつつ前記第2付勢手段を介して前記スロットルグリップの回転操作を前記連動部材に伝達させるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記連動部材の回転を許容しつつ前記ケースに形成されたストッパ部に当接することにより停止して前記第2付勢手段の付勢力を前記連動部材に付与し得る付勢力選択手段を具備したことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のスロットルグリップ装置において、前記第2付勢手段は、前記付勢力選択手段に形成されたスプリング受け部に一端が当接して取り付けられたコイルスプリングから成るとともに、前記スロットルグリップが正回転するとき、前記係合部が前記スプリング受け部を押圧して前記第2付勢手段の付勢力を生じさせることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記連動部材の回転時に摺動抵抗を生じさせる抵抗力付与手段を具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

朝日電装株式会社
スロットルグリップ装置
10日前
朝日電装株式会社
スロットルグリップ装置
10日前
個人
自転車の傘
3か月前
個人
重量物移動台車
17日前
個人
サドル揺動装置
5か月前
個人
自動二輪車
7か月前
個人
二輪バイク補助輪
6か月前
個人
多目的運搬トレー
9か月前
井関農機株式会社
作業機
3か月前
個人
サドル用収納ケース
9か月前
個人
カウル取り付け器具
7か月前
個人
物品収納構造
9か月前
個人
車両用横転防止装置
1か月前
個人
自転車
6か月前
井関農機株式会社
作業機
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
個人
クリアレインシェード
26日前
井関農機株式会社
作業車両
6か月前
三甲株式会社
保護具
1か月前
株式会社ホシプラ
台車
24日前
個人
自転車の駐輪装置
6か月前
株式会社北誠商事
被覆構造体
2か月前
個人
車両底面への噴流発生器
8か月前
個人
電動カート
7か月前
個人
固定具及び自転車
9か月前
三甲株式会社
台車
1か月前
双福鋼器株式会社
ラック
9か月前
個人
自動二輪車に装着する被服
8か月前
三甲株式会社
台車
3か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
8か月前
井関農機株式会社
作業車両
10か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
8か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
6か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
8か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
8か月前
続きを見る