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公開番号2024058401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165741
出願日2022-10-14
発明の名称インダクタ部品
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ビア配線と内部配線との接続強度を向上させるインダクタ部品を提供する。
【解決手段】インダクタ部品1は、素体と、素体内に設けられた第1内部配線(インダクタ配線)100及び第2内部配線(第2柱状配線)221と、素体内に設けられ第1内部配線と第2内部配線との間に配置され、第1内部配線側の第1主面31a、第2内部配線側の第2主面31b及び第1主面と第2主面との間を貫通するビア孔31hを有する層間絶縁層31と、ビア孔に挿入され、第1内部配線と第2内部配線とを電気的に接続する第2ビア配線222とを備える。ビア配線の中心軸AXを含む第1断面において、第2ビア配線は、第1内部配線に接触する第1部分P1と、第2内部配線に接触する第2部分P2と、を有する。第1部分の幅は、第1内部配線から第2内部配線に向かって狭くなり、第2部分の幅は、第1内部配線から第2内部配線に向かって広くなる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、
前記素体内に設けられた第1内部配線および第2内部配線と、
前記素体内に設けられ前記第1内部配線と前記第2内部配線との間に配置され、前記第1内部配線側の第1主面、前記第2内部配線側の第2主面、および、前記第1主面と前記第2主面との間を貫通するビア孔を有する層間絶縁層と、
前記ビア孔に挿入され、前記第1内部配線と前記第2内部配線とを電気的に接続するビア配線と
を備え、
前記ビア配線の中心軸を含む第1断面において、
前記ビア配線は、前記第1内部配線に接触する第1部分と、前記第2内部配線に接触する第2部分とを有し、前記第1部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって狭くなり、前記第2部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって広くなる、インダクタ部品。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ビア配線の中心軸を含み、前記第1断面に直交する第2断面において、
前記第1部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって狭くなり、前記第2部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって広くなる、請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項3】
前記第1部分と前記第2部分は、接触し、
前記第1部分は、前記第1内部配線に接する第1端面と、前記第2部分に接する第2端面とを含み、前記第2部分は、前記第2内部配線に接する第1端面と、前記第1部分に接する第2端面とを含み、
前記第1断面において、
前記第1部分の前記第2端面の幅と前記第2部分の前記第2端面の幅は、同じであり、
前記第1部分の前記第1端面の幅および前記第2部分の前記第1端面の幅は、前記第1部分の前記第2端面の幅および前記第2部分の前記第2端面の幅よりも大きい、請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項4】
前記第1断面において、
前記第1部分の前記第2端面の幅は、前記第1部分の前記第1端面の幅の0.8倍よりも大きい、請求項3に記載のインダクタ部品。
【請求項5】
素体と、
前記素体内に設けられた第1内部配線および第2内部配線と、
前記素体内に設けられ前記第1内部配線と前記第2内部配線との間に配置され、前記第1内部配線側の第1主面、前記第2内部配線側の第2主面、および、前記第1主面と前記第2主面との間を貫通するビア孔を有する層間絶縁層と、
前記ビア孔に挿入され、前記第1内部配線と前記第2内部配線とを電気的に接続するビア配線と
を備え、
前記ビア配線の中心軸を含む第1断面において、
前記ビア配線は、前記第1内部配線に接触する第1部分と、前記第2内部配線に接触する第2部分とを有し、前記第1部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって広くなり、前記第2部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって狭くなる、インダクタ部品。
【請求項6】
前記ビア配線の中心軸を含み、前記第1断面に直交する第2断面において、
前記第1部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって広くなり、前記第2部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって狭くなる、請求項5に記載のインダクタ部品。
【請求項7】
さらに、前記素体の前記第1内部配線よりも前記第2内部配線に近い側に設けられ、前記第2内部配線に電気的に接続された外部端子を備え、
前記第1部分は、前記第1内部配線に接する第1端面を含み、前記第2部分は、前記第2内部配線に接する第1端面を含み、
前記第1断面において、
前記第2部分の前記第1端面の幅は、前記第1部分の前記第1端面の幅よりも大きい、請求項1から6の何れか一つに記載のインダクタ部品。
【請求項8】
前記ビア孔の内面の表面粗さの平均値は、1μm以下である、請求項1から6の何れか一つに記載のインダクタ部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インダクタ部品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子部品としては、特開2020-107877号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この電子部品は、2つの内部配線と、2つの内部配線の間に配置され、ビア孔を有する絶縁層と、ビア孔に挿通するビア配線とを有する。ビア配線は、2つの内部配線を電気に接続している。ビア孔は、深さ方向に径が縮小するテーパー形状を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-107877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のような電子部品では、ビア配線が絶縁層から抜け出るおそれがあり、ビア配線と内部配線との接続強度が十分ではなく、ビア配線と内部配線との接続信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、ビア配線と内部配線との接続強度を向上できるインダクタ部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるインダクタ部品は、
素体と、
前記素体内に設けられた第1内部配線および第2内部配線と、
前記素体内に設けられ前記第1内部配線と前記第2内部配線との間に配置され、前記第1内部配線側の第1主面、前記第2内部配線側の第2主面、および、前記第1主面と前記第2主面との間を貫通するビア孔を有する層間絶縁層と、
前記ビア孔に挿入され、前記第1内部配線と前記第2内部配線とを電気的に接続するビア配線と
を備え、
前記ビア配線の中心軸を含む第1断面において、
前記ビア配線は、前記第1内部配線に接触する第1部分と、前記第2内部配線に接触する第2部分とを有し、前記第1部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって狭くなり、前記第2部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって広くなる。
【0007】
ここで、「中心軸」とは、ビア配線の重心を通り、第1主面に垂直な線をいう。「幅」とは、中心軸に直交する方向の大きさをいう。「第1断面」とは、好ましくは、ビア配線の幅が最大となる断面である。第1部分または第2部分が「接触する」とは、第1部分または第2部分の一部(例えば端面)が接触していることを指す。
【0008】
前記態様によれば、第1部分の幅は、第1内部配線から前記第2内部配線に向かって狭くなり、第2部分の幅は、第1内部配線から第2内部配線に向かって広くなるので、層間絶縁層がビア配線に食い込み、ビア配線の層間絶縁層からの抜けを抑制することができる。これにより、ビア配線と第1内部配線および第2内部配線との接続強度を向上することができる。
【0009】
また、第1部分の第1内部配線側の幅は、広くなるので、第1部分の第1内部配線との接触面積を大きくできる。第2部分の第2内部配線側の幅は、広くなるので、第2部分の第2内部配線との接触面積を大きくできる。これにより、ビア配線と第1内部配線および第2内部配線との接続強度を向上することができる。
【0010】
本開示の一態様であるインダクタ部品は、
素体と、
前記素体内に設けられた第1内部配線および第2内部配線と、
前記素体内に設けられ前記第1内部配線と前記第2内部配線との間に配置され、前記第1内部配線側の第1主面、前記第2内部配線側の第2主面、および、前記第1主面と前記第2主面との間を貫通するビア孔を有する層間絶縁層と、
前記ビア孔に挿入され、前記第1内部配線と前記第2内部配線とを電気的に接続するビア配線と
を備え、
前記ビア配線の中心軸を含む第1断面において、
前記ビア配線は、前記第1内部配線に接触する第1部分と、前記第2内部配線に接触する第2部分とを有し、前記第1部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって広くなり、前記第2部分の幅は、前記第1内部配線から前記第2内部配線に向かって狭くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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