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公開番号2024050259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022157008
出願日2022-09-29
発明の名称コイル部品
出願人株式会社村田製作所
代理人個人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20240403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1鍔部に対する第1金属端子の位置決め精度を担保する。
【解決手段】コイル部品10は、巻芯部、第1鍔部20、第2鍔部を有するドラムコアを備えている。また、コイル部品10は、第1金属端子41を備えている。第1鍔部20は、本体部21と、本体部21の外端面21Aから突出する端面側突出部23を有している。また、第1鍔部20は、本体部21の底面から突出する底面側突出部22を有している。第1金属端子41は、接着部410、連結部420、実装部430、延伸部440、及び接合部450を有している。第2軸Yに平行な方向において、端面側突出部23の第2正方向Y1側の端から接合部450までの最短距離を第1距離P1とする。端面側突出部23の第2正方向Y1側の端から端面側突出部23の側端面22Iまでの最大距離を第2距離P2とする。第1距離P1は、第2距離P2よりも大きい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
柱状の巻芯部、及び前記巻芯部の中心軸に平行な方向の第1端に接続している第1鍔部、前記巻芯部における前記第1端とは反対側の第2端に接続している第2鍔部を有するドラムコアと、
前記第1鍔部に取り付けられた第1金属端子と、
前記巻芯部に巻回され、第1線端が前記第1金属端子に接合されたワイヤと、
を備え、
前記中心軸に直交する特定の軸を第1軸とし、前記第1軸に平行な方向のうちの一方を第1正方向とし、
前記中心軸及び前記第1軸と直交する軸を第2軸とし、前記第2軸に平行な方向のうちの一方を第2正方向としたとき、
前記第1鍔部は、
前記巻芯部に接続する本体部と、
当該本体部のうちの前記巻芯部に接続する面とは反対の外端面から突出する第1突出部と、
前記本体部における前記第1正方向側を向く面である底面から前記第1正方向側に突出する第2突出部と、を有しており、
前記第2突出部は、前記第2正方向側を向く側端面を有しており、
前記第1金属端子は、
前記第1突出部に対して前記第2正方向に位置し、前記本体部の前記外端面に接着されている接着部と、
前記接着部から前記第1正方向側に延びる連結部と、
前記連結部に接続しており、前記第2突出部における前記第1正方向を向く面である対向面に向かい合う実装部と、
前記実装部又は前記接着部から延びる延伸部と、
前記延伸部に接続しており、前記第2突出部に対して前記第2正方向側で前記底面に向かい合う接合部と、
を有しており、
前記第2軸に平行な方向において、前記第1突出部の前記第2正方向側の端から前記接合部までの最短距離は、前記第2軸に平行な方向において、前記第1突出部の前記第2正方向側の端から前記側端面までの最大距離よりも大きい
コイル部品。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2正方向とは反対方向を第2負方向としたとき、
前記延伸部は、前記接合部に対して前記第2負方向側に位置しており、
前記第2軸に平行な方向において、前記第1突出部の前記第2正方向の端から前記延伸部までの最短距離は、前記第2軸に平行な方向において、前記第1突出部の前記第2正方向の端から前記側端面までの最大距離よりも大きい
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記第1突出部と前記外端面との境界部分は、面取り形状になっている
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第2正方向とは反対方向を第2負方向としたとき、
前記第1金属端子のうち、前記第2負方向側且つ前記第1鍔部に近い側の縁は、面取り形状になっており、
前記第1金属端子の面取り形状の面取り寸法は、前記境界部分の面取り形状の面取り寸法よりも大きい
請求項3に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記対向面は、前記第1突出部のうち最も前記第1正方向に位置する箇所に対して前記第1正方向側に位置している
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記中心軸に平行な方向において、前記巻芯部から前記第1鍔部に向かう方向を外方向としたとき、
前記接着部の最も前記外方向側の箇所は、前記第1突出部の最も前記外方向側の箇所に対して、前記外方向側に位置している
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記接着部の外縁は、前記第1突出部に対して接触している
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記接着部の外縁は、前記第1突出部に対して線接触または面接触している
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記第1鍔部に取り付けられた第2金属端子をさらに備え、
前記第2正方向とは反対方向を第2負方向としたとき、
前記第2金属端子は、
前記第1突出部に対して前記第2負方向に位置し、前記本体部の前記外端面に接着されている接着部と、
前記接着部から前記第1正方向側に延びる連結部と、
前記連結部に接続しており、前記第2突出部における前記第1正方向を向く面である対向面に向かい合う実装部と、
前記実装部又は前記接着部から延びる延伸部と、
前記延伸部に接続しており、前記第2突出部に対して前記第2負方向側で前記底面に向かい合う接合部と、
を有しており、
前記第2軸に平行な方向において、前記接合部と前記第2突出部との間に、隙間が生じている
請求項1に記載のコイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のコイル部品は、巻芯部と第1鍔部と第2鍔部とを備えている。巻芯部は中心軸を有する四角柱状である。第1鍔部は、巻芯部の第1端に接続している。第2鍔部は、巻芯部の第2端に接続している。これら巻芯部及び各鍔部は、コイル部品のコアを構成している。
【0003】
第1鍔部及び第2鍔部は、全体として中心軸に平行な方向に扁平な四角柱状である。第1鍔部及び第2鍔部は、中心軸線に平行な方向において、巻芯部と接続する面と反対の外端面から突出する第1突出部を有している。中心軸に直交する方向を第1正方向としたとき、第1突出部は、第1正方向に平行に延びている。
【0004】
上記のコイル部品は、4つの板状の金属端子を備えている。4つの金属端子のうちの2つは、第1鍔部に接着剤で取り付けられている。残りの2つの金属端子は、第2鍔部に接着剤で取り付けられている。各金属端子の外縁のうちの一部は、鍔部の第1突出部の側面に接している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-89804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のコイル部品において、各金属端子を鍔部に固定する際、金属端子の縁を第1突出部の側面に当てることで、金属端子を鍔部に対して位置決めする。しかしながら、金属端子の形状及び鍔部の形状によっては、金属端子の形状に製造誤差が生じた際に、金属端子の縁を第1突出部に突き当てる前に、金属端子の他の箇所が鍔部に干渉することがある。この場合、金属端子を鍔部に対して正しく位置決めできないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は柱状の巻芯部、及び前記巻芯部の中心軸に平行な方向の第1端に接続している第1鍔部、前記巻芯部における前記第1端とは反対側の第2端に接続している第2鍔部を有するドラムコアと、前記第1鍔部に取り付けられた第1金属端子と、前記巻芯部に巻回され、第1線端が前記第1金属端子に接合されたワイヤと、を備え、前記中心軸に直交する特定の軸を第1軸とし、前記第1軸に平行な方向のうちの一方を第1正方向とし、前記中心軸及び前記第1軸と直交する軸を第2軸とし、前記第2軸に平行な方向のうちの一方を第2正方向としたとき、前記第1鍔部は、前記巻芯部に接続する本体部と、当該本体部のうちの前記巻芯部に接続する面とは反対の外端面から突出する第1突出部と、前記本体部における前記第1正方向側を向く面である底面から前記第1正方向側に突出する第2突出部と、を有しており、前記第2突出部は、前記第2正方向側を向く側端面を有しており、前記第1金属端子は、前記第1突出部に対して前記第2正方向に位置し、前記本体部の前記外端面に接着されている接着部と、前記接着部から前記第1正方向側に延びる連結部と、前記連結部に接続しており、前記第2突出部における前記第1正方向を向く面である対向面に向かい合う実装部と、前記実装部又は前記接着部から延びる延伸部と、前記延伸部に接続しており、前記第2突出部に対して前記第2正方向側で前記底面に向かい合う接合部と、を有しており、前記第2軸に平行な方向において、前記第1突出部の前記第2正方向の端から前記接合部までの最短距離は、前記第2軸に平行な方向において、前記第1突出部の前記第2正方向の端から前記側端面までの最大距離よりも大きいコイル部品である。
【0008】
上記構成によれば、第1金属端子を第1鍔部に取り付ける際に接着部を第1突出部に当てることにより、第2軸に平行な方向において第1金属端子を第1鍔部に対して適切な箇所に位置決めできる。また、第2軸に平行な方向において延伸部及び接合部が第2突出部に対して接触しないように、第1金属端子の形状が設計されている。したがって、仮に、第1金属端子の形状に多少の形状誤差が生じても、第1金属端子を第1鍔部に取り付ける際に延伸部及び接合部が第1鍔部に干渉するおそれは低い。そのため、第1突出部を基準として第1金属端子を配置する位置決めの精度が担保される。
【発明の効果】
【0009】
第1金属端子の位置決め精度が担保される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、コイル部品の斜視図である。
図2は、コイル部品の平面図である。
図3は、図2における3-3線の一部拡大断面図である。
図4は、第1金属端子近傍の拡大斜視図である。
図5は、内方向を向いて第1鍔部を視たときの図である。
図6は、外方向を向いて第1金属端子を視たときの図である。
図7は、第1負方向を向いてコイル部品を視たときの図である。
図8は、図5における8-8線の一部拡大断面図である。
図9は、内方向を向いて変更例の第1鍔部を視たときの図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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