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公開番号2024054596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160916
出願日2022-10-05
発明の名称同軸端子
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 24/44 20110101AFI20240410BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外部端子に上部および下部が開口した開放部が設けられている同軸端子であって、開放部が設けられている部分の特性インピーダンスの製品毎のばらつきを抑えながらも、良好な伝送特性により伝送し得る高周波信号の周波数範囲の上限を高める。
【解決手段】同軸端子は、内部端子2、外部端子6および絶縁部材5を備え、外部端子6は、上部および下部が開口した開放部11を有し、開放部11内には内部端子2の内部導体接続部4が配置され、外部端子6には、同軸端子において開放部11が設けられている部分の特性インピーダンスを調整する調整部材20が取り付けられ、調整部材20は、前後左右方向に拡がり、内部導体接続部4の下方に内部導体接続部4と所定の距離離れて配置され、外部端子6と電気的に接続された導電平板部21と、底部52、左の側部53および右の側部53を有するコ字状絶縁体51を有している。
【選択図】図11

特許請求の範囲【請求項1】
内部端子と、前記内部端子の外周側に絶縁部材を介して設けられた外部端子とを備え、
前記内部端子は、当該内部端子の前部に設けられ、被接続体の第1の端子と接触する内部接触部と、当該内部端子の後部に設けられ、同軸ケーブルの内部導体を圧着により接続する内部導体接続部とを有し、
前記外部端子は、当該外部端子の前部に設けられ、前記被接続体の第2の端子と接触する外部接触部と、当該外部端子の後部に設けられ、前記同軸ケーブルの外部導体を接続する外部導体接続部とを有し、前記外部端子において前記外部接触部と前記外部導体接続部との間の部分には、上部および下部が開口した開放部が設けられ、
前記内部接触部は前記外部接触部の内周側に配置され、前記内部導体接続部は前記開放部内に配置された同軸端子であって、
前記外部端子には、当該同軸端子において前記開放部が設けられている部分の特性インピーダンスを調整する調整部材が取り付けられ、
前記調整部材は、
導電材料により前後左右方向に拡がる平板状に形成され、前記内部導体接続部の下方に前記内部導体接続部と所定の距離離れて配置され、前記外部端子と電気的に接続された導電平板と、
前記内部導体接続部と前記導電平板との間、前記内部導体接続部と前記開放部の左側壁部との間、および前記内部導体接続部と前記開放部の右側壁部との間に介在する横断面コ字状のコ字状絶縁体とを有していることを特徴とする同軸端子。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記内部導体接続部と前記導電平板との間の距離は、前記内部導体接続部と前記開放部の左側壁部との間の距離、および前記内部導体接続部と前記開放部の右側壁部との間の距離のいずれよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の同軸端子。
【請求項3】
前記コ字状絶縁体において、前記内部導体接続部と前記開放部の左側壁部との間に位置する部分、および前記内部導体接続部と前記開放部の右側壁部との間に位置する部分のそれぞれの左右方向の厚さは、前記コ字状絶縁体において、前記内部導体接続部と前記導電平板との間に位置する部分の上下方向の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1に記載の同軸端子。
【請求項4】
前記コ字状絶縁体において、前記内部導体接続部と前記開放部の左側壁部との間に位置する部分の上端、および前記内部導体接続部と前記開放部の右側壁部との間に位置する部分の上端はそれぞれ、前記内部導体接続部の上端よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の同軸端子。
【請求項5】
前記導電平板は、前記開放部内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の同軸端子。
【請求項6】
前記調整部材は、当該調整部材を前記外部端子に支持するための第1の支持部、第2の支持部、第3の支持部、および第4の支持部を有し、
前記第1の支持部は、前記導電平板の左部に結合され、前記開放部の左側壁部を上下方向に挟み、
前記第2の支持部は、前記導電平板の右部に結合され、前記開放部の右側壁部を上下方向に挟み、
前記第3の支持部は、前記導電平板の後部に結合され、前記外部導体接続部、または前記外部端子において前記開放部と前記外部導体接続部との間の部分に巻き付き、
前記第4の支持部は、前記導電平板の前部に結合され、前記外部接触部、または前記外部端子において前記外部接触部と前記開放部との間の部分に下から当接することを特徴とする請求項1に記載の同軸端子。
【請求項7】
前記開放部の左側壁部および右側壁部のそれぞれの上縁は当該同軸端子の軸心と平行に伸長し、
前記第1の支持部は、前記開放部の左側壁部の上縁に線接触または面接触する第1の壁部上縁接触部を有し、
前記第2の支持部は、前記開放部の右側壁部の上縁に線接触または面接触する第2の壁部上縁接触部を有し、
前記第3の支持部は、上下方向に弾性変形可能な第1の梁部を有し、前記第1の梁部の弾性変形により、前記外部導体接続部、または前記外部端子において前記開放部と前記外部導体接続部との間の部分を上方に押圧し、
前記第4の支持部は、上下方向に弾性変形可能な第2の梁部を有し、前記第2の梁部の弾性変形により、前記外部接触部、または前記外部端子において前記外部接触部と前記開放部との間の部分を上方に押圧することを特徴とする請求項6に記載の同軸端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸コネクタに用いられる同軸端子に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
同軸ケーブル同士、または同軸ケーブルと電気・電子機器との間等を接続するコネクタとして、同軸コネクタが用いられる。同軸コネクタは、同軸端子、および同軸端子を収容するハウジングを備えている。
【0003】
同軸ケーブルは、内部導体と、内部導体の外周側に設けられ、内部導体と同軸に配置された外部導体と、内部導体と外部導体との間に設けられた絶縁体と、外部導体の外周側を覆うシースとを備えている。同軸端子は、基本的には、このような構造を有する同軸ケーブルと同様の構造を有しており、内部端子と、内部端子の外周側に設けられ、内部端子と同軸に配置された外部端子と、内部端子と外部端子との間に設けられた絶縁部材とを備えている。内部端子の前部には、例えば、当該同軸コネクタと接続される他の同軸コネクタである相手コネクタの内部端子と接触する内部接触部が設けられ、内部端子の後部には、同軸ケーブルの内部導体が圧着により接続される内部導体接続部が設けられている。また、外部端子の前部には、例えば、相手コネクタの外部端子と接触する外部接触部が設けられ、外部端子の後部には、同軸ケーブルの外部導体が圧着により接続される外部導体接続部が設けられている。さらに、多くの同軸端子においては、外部端子の外部導体接続部よりも後ろ側に、同軸ケーブルのシースを圧着するシース圧着部が設けられている。
【0004】
また、同軸端子の中には、同軸端子と同軸ケーブルとの接続作業の自動化または半自動化を考慮し、外部端子において外部接触部と外部導体接続部との間の部分に、上部および下部が開口した開放部が設けられ、その開放部内に圧着工具を挿入して、内部端子の内部導体接続部と同軸ケーブルの内部導体とを圧着することができる構造を有しているものがある。特開2012-43809号公報(特許文献1)には、外部端子に開放部が設けられた同軸端子、および圧着工具を備えた圧着装置に関する記載がある。
【0005】
ここで、図16(A)~16(C)を用いて、外部端子に開放部が設けられた従来の同軸端子について述べる。図16(A)は、当該従来の同軸端子の一例である同軸端子201と同軸ケーブル181とが接続される直前の状態を示している。図16(A)中には、同軸端子201および同軸ケーブル181の縦断面(それらの中心軸線を含む平面で切断した断面)が示されている。
【0006】
図16(A)に示すように、同軸ケーブル181は、内部導体182、絶縁体183、外部導体184、およびシース185を備えている。同軸ケーブル181は末端処理が施され、内部導体182および外部導体184のそれぞれの端部の外周面が露出するように、シース185、外部導体184および絶縁体183の端部がそれぞれ切除されている。また、同軸端子201は、内部端子202、絶縁部材205、および外部端子206を備えている。また、内部端子202の前部には内部接触部203が設けられ、内部端子202の後部には内部導体接続部204が設けられている。また、外部端子206の前部には外部接触部207が設けられ、外部端子206の後部には外部導体接続部208が設けられている。さらに、外部端子206において外部導体接続部208よりも後ろ側にはシース圧着部209が設けられている。また、外部端子206において、外部接触部207と外部導体接続部208との間の部分には、上部および下部が開口した開放部210が設けられている。また、内部端子202の内部接触部203は、外部端子206の外部接触部207の内周側に配置され、内部端子202の内部導体接続部204は、外部端子206の開放部210内に配置されている。開放部210内には、開放部210の上部および下部の開口を介して、内部端子202の内部導体接続部204と同軸ケーブル181の内部導体182とを圧着する圧着工具を挿入することができる。また、内部導体接続部204、外部導体接続部208およびシース圧着部209はそれぞれオープンバレルであり、図16(A)において上方に突出する一対の突片204A、208A、209A(それぞれ一方のみ図示)を有している。
【0007】
同軸端子201と同軸ケーブル181との接続方法について、上記特開2012-43809号公報の段落0039~0062に記載された端子圧着装置を用いて同軸端子201と同軸ケーブル181とを接続する場合を例にあげて述べる。
【0008】
端子圧着装置は、内部端子202の内部導体接続部204と同軸ケーブル181の内部導体182とを圧着により接続する圧着工具として、信号線用アンビルおよび信号線用クリンパを備えている。また、端子圧着装置は、外部端子206の外部導体接続部208と同軸ケーブル181の外部導体184とを圧着により接続する圧着工具として、シールド用アンビルおよびシールド用クリンパを備えている。また、端子圧着装置は、外部端子206のシース圧着部209と同軸ケーブル181のシース185とを圧着する圧着工具として、外部被覆用アンビルおよび外部被覆用クリンパを備えている。また、端子圧着装置は、同軸端子201と同軸ケーブル181とを接続する際に、同軸端子201を載置する載置台として、圧着端子載置部を備えている。
【0009】
同軸端子201と同軸ケーブル181とを接続するに当たり、作業者は、まず、同軸端子201を端子圧着装置の圧着端子載置部に載置し、図16(A)に示すように、内部導体182の端部を内部導体接続部204の一対の突片204A間に配置し、外部導体184の端部を外部導体接続部208の一対の突片208A間に配置し、シース185の端部をシース圧着部209の一対の突片209A間に配置する。
【0010】
次に、作業者は、同軸端子201と同軸ケーブル181と接続する処理を開始すべき旨の指示を端子圧着装置に入力する。これに応じ、端子圧着装置は、同軸端子201と同軸ケーブル181と接続する処理を実行する。具体的には、外部端子206の開放部210内に、図16(A)において下方から、下側の開口210Aを介して信号線用アンビルが挿入され、開放部210内に、図16(A)において上方から、上側の開口210Bを介して信号線用クリンパが挿入され、内部導体接続部204の一対の突片204Aが、信号線用アンビルと信号線用クリンパとの間に挟まれ、信号線用アンビルと信号線用クリンパとにより押圧されることによって加締められる。これにより、内部導体接続部204と内部導体182とが圧着される。これと同時に、外部導体接続部208の一対の突片208Aが、シールド用アンビルとシールド用クリンパとの間に挟まれて押圧されることによって加締められ、外部導体接続部208と外部導体184とが圧着される。これと同時に、シース圧着部209の一対の突片209Aが、外部被覆用アンビルと外部被覆用クリンパとの間に挟まれて押圧されることによって加締められ、シース圧着部209とシース185とが圧着される。端子圧着装置による以上の処理は一括圧着などと呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)

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