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公開番号2024051994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158416
出願日2022-09-30
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01G 4/30 20060101AFI20240404BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】性能向上することができる、直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品を提供する。
【解決手段】第1の内部電極11は、第2の内部電極12及び第4の内部電極14と対向せず、第2の内部電極12は、第1の内部電極11及び第3の内部電極13と対向しない。すなわち、一方の第1のコンデンサ部10Aと他方の第2のコンデンサ部10Bとの間には、互いの内部電極を接続する連結部分CT(図5(c)参照)が存在していない。そのため、図5(b)に示すように、一方の第1のコンデンサ部10Aで発生したクラックCRが、連結部分CTに沿って他方の第2のコンデンサ部10Bへ到達することを抑制できる。そのため、両方のコンデンサ部10A,10BにクラックCRが入ってショートすることを抑制できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向に対向する第1の主面及び第2の主面、第1の方向と直交する第2の方向に対向する第1の端面及び第2の端面、並びに第1の方向及び第2の方向と直交する第3の方向に対向する第1の側面及び第2の側面を有する素体と、
前記第1の端面に形成される第1の端子電極と、
前記第2の端面に形成される第2の端子電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の端面にて前記第1の端子電極と接続される第1の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の端面にて前記第2の端子電極と接続される第2の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の側面に引き出される第3の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の側面に引き出される第4の内部電極と、を備え、
前記第3の内部電極と前記第4の内部電極とは、少なくとも前記第1の側面及び前記第2の側面に形成された外部連結導体を介して電気的に接続され、
前記第1の方向において、前記第1の内部電極は、前記第2の内部電極及び前記第4の内部電極と対向することなく、前記第3の内部電極と対向し、
前記第1の方向において、前記第2の内部電極は、前記第1の内部電極及び前記第3の内部電極と対向することなく、前記第4の内部電極と対向する、電子部品。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1の内部電極及び前記第2の内部電極は、積層された内部電極における最外層に配置される、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第1の方向から見て、前記素体は、内部電極が形成されない隙間部を有する、請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記隙間部の前記第2の方向における幅は、前記素体の層間厚み以上である、請求項3に記載の電子部品。
【請求項5】
前記外部連結導体は、前記第1の側面、前記第2の側面、及び前記第1の主面に延びており、前記第2の主面において、前記外部連結導体の一方の端部と他方の端部とが前記第3の方向に離間する、請求項1に記載の電子部品。
【請求項6】
前記第1の方向から見て、前記外部連結導体は、前記第1の内部電極及び前記第2の内部電極と重ならないように配置される、請求項1に記載の電子部品。
【請求項7】
前記第1の端子電極、及び前記第2の端子電極は、導電性樹脂層を含む、請求項1に記載の電子部品。
【請求項8】
第1の方向に対向する第1の主面及び第2の主面、第1の方向と直交する第2の方向に対向する第1の端面及び第2の端面、並びに第1の方向及び第2の方向と直交する第3の方向に対向する第1の側面及び第2の側面を有する素体と、
前記第1の端面に形成される第1の端子電極と、
前記第2の端面に形成される第2の端子電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の端面にて前記第1の端子電極と接続される第1の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の端面にて前記第2の端子電極と接続される第2の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第1の側面に引き出される第3の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の側面に引き出される第4の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の方向において前記第1の内部電極と前記第2の内部電極との間に配置され、前記第1の側面に引き出される第5の内部電極と、
前記素体内に設けられ、前記第2の方向において前記第3の内部電極と前記第4の内部電極との間に配置され、前記第2の側面に引き出される第6の内部電極と、を備え、
前記第3の内部電極と前記第6の内部電極とは、少なくとも前記第1の側面及び前記第2の側面に形成された第1の外部連結導体を介して電気的に接続され、
前記第4の内部電極と前記第5の内部電極とは、少なくとも前記第1の側面及び前記第2の側面に形成された第2の外部連結導体を介して電気的に接続され、
前記第1の方向において、前記第1の内部電極は、前記第2の内部電極、前記第4の内部電極、前記第5の内部電極、及び前記第6の内部電極と対向することなく、前記第3の内部電極と対向し、
前記第1の方向において、前記第2の内部電極は、前記第1の内部電極、前記第3の内部電極、前記第5の内部電極、及び前記第6の内部電極と対向することなく、前記第4の内部電極と対向し、
前記第1の方向において、前記第5の内部電極は、前記第1の内部電極、前記第2の内部電極、前記第3の内部電極、及び前記第4の内部電極と対向することなく、前記第6の内部電極と対向する、電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電子部品として、特許文献1に記載されたものが知られている。この電子部品は、素体と、一対の端子電極と、を備える。素体の内部には、二組のコンデンサ部が構成されるように内部電極が形成されている。素体内には、離間するように並ぶ第1の内部電極及び第2の内部電極と、これらの内部電極と対向する第3の内部電極が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-46876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、素体の内部で直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品の性能を向上することが求められていた。
【0005】
本願発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、性能向上することができる、直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電子部品は、第1の方向に対向する第1の主面及び第2の主面、第1の方向と直交する第2の方向に対向する第1の端面及び第2の端面、並びに第1の方向及び第2の方向と直交する第3の方向に対向する第1の側面及び第2の側面を有する素体と、第1の端面に形成される第1の端子電極と、第2の端面に形成される第2の端子電極と、素体内に設けられ、第1の端面にて第1の端子電極と接続される第1の内部電極と、素体内に設けられ、第2の端面にて第2の端子電極と接続される第2の内部電極と、素体内に設けられ、第1の側面に引き出される第3の内部電極と、素体内に設けられ、第2の側面に引き出される第4の内部電極と、を備え、第3の内部電極と第4の内部電極とは、少なくとも第1の側面及び第2の側面に形成された外部連結導体を介して電気的に接続され、第1の方向において、第1の内部電極は、第2の内部電極及び第4の内部電極と対向することなく、第3の内部電極と対向し、第1の方向において、第2の内部電極は、第1の内部電極及び第3の内部電極と対向することなく、第4の内部電極と対向する。
【0007】
この電子部品では、第1の端子電極に接続された第1の内部電極は、第3の内部電極と対向し、第2の端子電極に接続された第2の内部電極は、第4の内部電極と対向する。ここで、第3の内部電極と第4の内部電極とは、少なくとも第1の側面及び第2の側面に形成された外部連結導体を介して電気的に接続される。このような構成により、第1の内部電極及び第3の内部電極で構成されるコンデンサ部と、第2の内部電極及び第4の内部電極で構成されるコンデンサ部とが、外部連結導体を介して直列に接続された状態となるため、信頼性を向上できる。また、端子電極と外部連結導体を用いることで、各コンデンサ部におけるショート不良の有無を測定検査することができる。また、第1の内部電極は、第2の内部電極及び第4の内部電極と対向せず、第2の内部電極は、第1の内部電極及び第3の内部電極と対向しない。すなわち、一方のコンデンサ部と他方のコンデンサ部との間には、互いの内部電極を接続する連結部分が存在していない。そのため、一方のコンデンサ部で発生したクラックが、連結部分に沿って他方のコンデンサ部へ到達することを抑制できる。そのため、両方のコンデンサ部にクラックが入ってショートすることを抑制できる。以上より、直列接続された複数のコンデンサ部を有する電子部品の性能を向上することができる。
【0008】
第1の内部電極及び第2の内部電極は、積層された内部電極における最外層に配置されてよい。ここで、第1の内部電極及び第2の内部電極は、積層された内部電極における最外層に配置される。この場合、各主面において第1の端子電極に最も近い内部電極は、第1の端子電極と同極性の第1の内部電極となり、第2の端子電極に最も近い内部電極は、第2の端子電極と同極性の第2の内部電極となる。そのため、最外層の内部電極と異極性の端子電極との間の表面リークを抑制することができる。
【0009】
第1の方向から見て、素体は、内部電極が形成されない隙間部を有してよい。この場合、一方のコンデンサ部で発生したクラックの他方のコンデンサ部への進行を抑制できる。
【0010】
隙間部の第2の方向における幅は、素体の層間厚み以上であってよい。この場合、隙間部において、層間における電圧破壊以上の耐圧性を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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